テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

春のその先。

2010-03-27 23:14:48 | ブックス
 今夜、ファンキーモンキーベイビーズのおにいさんたちが
 TVの生放送に出演しておられましたが……寒そうっ!
 中継現場でもある私たちの地元・八王子は、今日も冬のような気温でした。
 皆さん風邪引かなかったかしら?と心配しているネーさです、こんにちは。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 都心はけっこう咲いているのでしょうが、
 多摩の桜は……まだまだ、ですね。
 いえ、いっそこの際、桜を越えて、こんなお花の季節までひとっ跳び!
 3月最後の週末は、花また花の、こちらを、どうぞ~!


             
                ―― ローズガーデンデザイン ――


 
 著者は白砂伸夫さん、’10年3月に発行されました。
 副題に『丈夫なバラで楽しむ庭づくりのコツ』とあります。
 表紙に、そして本文にも、宝石のようなバラの写真が満載!
 ああ、いいなあ~、羨ましいなあ~……ふぁ~……。

「むぽッ? なぜにィ、いいなァ~、なのでスかッ、ネーさ?」
「がるるるがる?」(←訳:何が羨ましいの?)

 えーっと、それなんですけれどね、テディちゃ、虎くん、
 もぉこうなったら告白しちゃいますけどね……

 ネーさはバラの樹を枯らしてしまう名人なんです!

「ふァいッ???」
「がるる?」(←訳:はぁ?)

 我が家のお庭、どうやってもバラが根付かないんです。
 シャクヤクや椿、柑橘類の樹に、スミレ、スズラン、ラベンダー……。
 そういったお花は元気に咲きまくっているのに、
 何故か、バラだけは、
 苗を買ってきて植えてみても一年と保ちません。
 お手入れが足りないのか?
 土壌の特質なのか?
 日当たりとか、湿度のせい?
 いったいなぜ~っ!!

「うむッ! なぞォ、でスかッ!」
「ぐるーる!」(←訳:ミステリだね!)

 山ほどの疑問に、
 この御本は幾つかの解答を示唆してくれました。
 お庭のコンセプトデザイン、
 土づくり、
 苗の選び方、
 無農薬で苗を育ててゆくコツ……。
 
 バラとはデリケートなもの、だと思い込んでいましたが、
 もともとは野生種から出発したのだから
 丈夫な品種も多いのだという意味のことも記されていて、
 そうなんだ、と感心してしまいましたよ。
 確かに、ヤワでは野生の世界を生き延びられません。
 強風、雨、嵐、
 瑞々しくて美味しい葉や茎を狙う虫たちもぶんぶん飛んできます。
 そんな厳しい環境にもメゲなかった野性の血を引く
 現在人気の品種のバラは?
 日本のお庭に合うのは、どんなバラなのか――

「テディちゃ、ぴんくのばらがァよいィでス!」
「ぐるるがるっ!」(←訳:やっぱ赤だよっ!)

 バラのハウツー本というには美し過ぎる御本です。
 アート好きさんにはバラ写真集として楽しんでいただけますし、
 ミステリ好きさん――そう!
 かの名作『虚無への供物』を愛してやまないミステリ好きさんは
 ぜひ御覧下さいな♪
 ブルーやホワイトなど、
 色ごとに構成されたローズガーデンのページに、
 わあ!と拍手したくなります。
 いつの日か、空のように青いバラが生まれることも……?

「ありそうでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:野望だ!)

 桜の花の、もう一歩先の季節へ空想散歩しながら、
 皆さま、楽しい週末を~♪
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする