「きゃぽゥ! おひさしぶりィでスッ、おひさまッ!」
「がるる~るる!」(←訳:あったかいねえ!)
と言いたくなる日和の東京・多摩地方でしたね!
こんにちは、ネーさです。早くホントの春が来ますように~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ、本日は!
春の優しい陽光にお似合いの、最上級ワンダフル!な一冊を御紹介いたしましょう!
クマも虎も人間も、みーんな揃って、こちらを、どうぞ~!
―― かのこちゃんとマドレーヌ夫人 ――
著者は万城目学さん、’10年1月に発行されました。
あら、どうしましたか、テディちゃ?
両耳がぴくぴくしていますよ?
「だッてェ、このごほんッ、ちがうのでス!
『ほるもー』のごほんとォ、ふんいきィ、ちがッてるでスよッ!」
「がる!がるるー!」(←訳:うん!そうだよねー!)
ええ、そうですねえ……初めて目にした御方は、
あれれっ?と思われるかもしれませんね。
『ホルモー』や『鹿男』など、万城目さんの御本の表紙でお馴染みの、
石居麻耶さんの可愛らしいイラストが……ありません。
それに、新書サイズ……?
ちょっと不安を覚えつつも、手に取って、ページをひもといてゆけば……
ああ、やはり万城目さん!
万城目さんの御本です!
他の誰でもない、万城目さんの作品ですよ!
「あァ、よかッたでス~!」
「がるるるぐるるっ?」(←訳:それでそれでっどんなおはなしぃっ?)
新たな形で万城目さんが送り出したのは、
かのこちゃんと、マドレーヌ夫人の物語です。
小学校の一年生になろうとしている、かのこちゃん。
そしてアカトラ猫のマドレーヌ夫人は、
かのこちゃんのお家で飼われている柴犬の玄三郎(げんざぶろう)さんの、
奥さん、なんです。
「……いぬとォねこッ??」
「がるぐるがる?」(←訳:ニャンコとワンコが夫婦なの?)
いいじゃありませんか、ワンニャンブライダル♪
かのこちゃんは疑っていませんよ。
そう、かのこちゃんの関心は、マドレーヌ&玄三郎夫妻よりも
『すずちゃん』に注がれています。
クラスメイトの、すずちゃん。
ひと目見たときから、
『こやつはできる』
と、かのこちゃんに確信させたのが、すずちゃんでした。
すずちゃんと話したい。
お喋りして、仲良くなりたい。
ところが、すずちゃんの方は……かのこちゃんを避けている様子が?
ああ、学校って難しい。
都こんぶを食べながら肩をすくめ、
それでも期待を抱きつつ、今日も登校するかのこちゃん。
或る月曜日、教室に到着したかのこちゃんは驚きます。
何でしょう、この異様な空気は?
いつもと違う何かが、起ころうとしている?
「うむむッ、せいとさんたちがァ、いッぱいィいまスよッ?」
「がるる~る?」(←訳:喧嘩じゃないよねっ?)
ひとは言います。
『こども時代は、暗黒の時代だった』と。
また、こう言う人もいます。
『僕のこども時代は、黄金時代だったよ』と。
では、いまその《こども》時代の只中にいるかのこちゃんにとって、
世界は何色をしているのでしょうか?
おとうさん、おかあさんがいて、
すずちゃんがいて、
玄三郎とマドレーヌ夫人がいる、
かのこちゃんの周囲は、どんな色……?
「じゅんぱくのォ、しろいろォ、かなッ?」
「がるぐるぐる?」(←訳:若草色かも?)
気が早過ぎるよ、と嘲笑されるのを承知で言っちゃいましょう。
これは、2010年ベスト!に数えられる、
いえ、数えるべき御本です!!
ある時はかのこちゃんになりきり、
またある時はマドレーヌ夫人になりきり、
目に見えない大事なものを語りきる
魔術師・万城目さんの最新作品を
活字を愛する方々は、ぜひ!
ネーさ激おすすめの一冊ですよ~!
「ねこずきさんもォ、わんこずきさんもォ、よんじゃおうゥッ!」
「がるるっるぐるぐる~!」(←訳:万城目さんっ虎もキャストに加えて下さい~!)
「がるる~るる!」(←訳:あったかいねえ!)
と言いたくなる日和の東京・多摩地方でしたね!
こんにちは、ネーさです。早くホントの春が来ますように~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ、本日は!
春の優しい陽光にお似合いの、最上級ワンダフル!な一冊を御紹介いたしましょう!
クマも虎も人間も、みーんな揃って、こちらを、どうぞ~!
―― かのこちゃんとマドレーヌ夫人 ――
著者は万城目学さん、’10年1月に発行されました。
あら、どうしましたか、テディちゃ?
両耳がぴくぴくしていますよ?
「だッてェ、このごほんッ、ちがうのでス!
『ほるもー』のごほんとォ、ふんいきィ、ちがッてるでスよッ!」
「がる!がるるー!」(←訳:うん!そうだよねー!)
ええ、そうですねえ……初めて目にした御方は、
あれれっ?と思われるかもしれませんね。
『ホルモー』や『鹿男』など、万城目さんの御本の表紙でお馴染みの、
石居麻耶さんの可愛らしいイラストが……ありません。
それに、新書サイズ……?
ちょっと不安を覚えつつも、手に取って、ページをひもといてゆけば……
ああ、やはり万城目さん!
万城目さんの御本です!
他の誰でもない、万城目さんの作品ですよ!
「あァ、よかッたでス~!」
「がるるるぐるるっ?」(←訳:それでそれでっどんなおはなしぃっ?)
新たな形で万城目さんが送り出したのは、
かのこちゃんと、マドレーヌ夫人の物語です。
小学校の一年生になろうとしている、かのこちゃん。
そしてアカトラ猫のマドレーヌ夫人は、
かのこちゃんのお家で飼われている柴犬の玄三郎(げんざぶろう)さんの、
奥さん、なんです。
「……いぬとォねこッ??」
「がるぐるがる?」(←訳:ニャンコとワンコが夫婦なの?)
いいじゃありませんか、ワンニャンブライダル♪
かのこちゃんは疑っていませんよ。
そう、かのこちゃんの関心は、マドレーヌ&玄三郎夫妻よりも
『すずちゃん』に注がれています。
クラスメイトの、すずちゃん。
ひと目見たときから、
『こやつはできる』
と、かのこちゃんに確信させたのが、すずちゃんでした。
すずちゃんと話したい。
お喋りして、仲良くなりたい。
ところが、すずちゃんの方は……かのこちゃんを避けている様子が?
ああ、学校って難しい。
都こんぶを食べながら肩をすくめ、
それでも期待を抱きつつ、今日も登校するかのこちゃん。
或る月曜日、教室に到着したかのこちゃんは驚きます。
何でしょう、この異様な空気は?
いつもと違う何かが、起ころうとしている?
「うむむッ、せいとさんたちがァ、いッぱいィいまスよッ?」
「がるる~る?」(←訳:喧嘩じゃないよねっ?)
ひとは言います。
『こども時代は、暗黒の時代だった』と。
また、こう言う人もいます。
『僕のこども時代は、黄金時代だったよ』と。
では、いまその《こども》時代の只中にいるかのこちゃんにとって、
世界は何色をしているのでしょうか?
おとうさん、おかあさんがいて、
すずちゃんがいて、
玄三郎とマドレーヌ夫人がいる、
かのこちゃんの周囲は、どんな色……?
「じゅんぱくのォ、しろいろォ、かなッ?」
「がるぐるぐる?」(←訳:若草色かも?)
気が早過ぎるよ、と嘲笑されるのを承知で言っちゃいましょう。
これは、2010年ベスト!に数えられる、
いえ、数えるべき御本です!!
ある時はかのこちゃんになりきり、
またある時はマドレーヌ夫人になりきり、
目に見えない大事なものを語りきる
魔術師・万城目さんの最新作品を
活字を愛する方々は、ぜひ!
ネーさ激おすすめの一冊ですよ~!
「ねこずきさんもォ、わんこずきさんもォ、よんじゃおうゥッ!」
「がるるっるぐるぐる~!」(←訳:万城目さんっ虎もキャストに加えて下さい~!)