今日の花粉悲惨、いえ、飛散量は今シーズン最高だったわ~と思うネーさです、
花粉症仲間の皆さま、こんにちは。ぐすん。
「こんにちわゥ、テディちゃでス! めがァ、かゆいィでスよゥ~」
「がるるっ! がる~……」(←訳:虎ですっ! 鼻水が……)
最近はヨーロッパでもスギ花粉が問題になっているそうですが、
この御方たちの時代は、どうだったのでしょう?
さあ本日は、こちらのDVDブックを、どうぞ~!
――シャーロック・ホームズの冒険 vol.19 ――
制作は英グラナダTVさん、画像の宝島MOOK版は’10年3月に発行されました。
原作では短編であった『サセックスの吸血鬼』が、
ここでは長編の映像作品となっています。
主演のホームズさん役、ジェレミー・ブレッドさんもびっくり!な脚色ぶり?ですね。
「わうゥ~……きゅけつきィ……」
「がるるー!」(←訳:人間の天敵だ!)
原作は、ミステリ好きさんにはよく知られている作品ですけれど、
まだ御存知ない、という御方のために、
詳しいストーリー紹介は控えちゃいましょう。
ただ、今回ももちろん!ホームズさんは大活躍!
『吸血鬼』の謎に、正攻法で取り組みます。
「うむむッ、それでこそォ、われらがァ、めいたんていさんッ!
でもォ……なんでェ、きゅうけつきィ??」
「がるるぐるるー?」(←訳:狼男じゃなくて?)
そうですね、ではテディちゃに虎くん、
前々回の記事で御紹介しました『フランケンシュタイン・コンプレックス』を
思い出して下さいな。
メアリー・シェリーさんの著作、
『フランケンシュタイン』は
或る約束から生まれたのでした。
1816年の夏のこと、
レマン湖畔の別荘で、4人の若者が話し合います――
どうだい、怖い物語を作ってみようじゃないか。
4人とは、バイロン卿、
詩人のP・B・シェリーとその妻メアリー、
医師のポリドリさん。
バイロン卿とシェリーさんは書き出したものの完成に到らず、
メアリーさんとポリドリさんの二人が
約束を守ります。
メアリーさんの著作は、言うまでもありませんね。
『フランケンシュタイン、または現代のプロメテウス』という、
世紀の傑作でした。
そして、ポリドリさんの作品は……。
「ふむむッ? なにィでスかッ??」
「がるー?」(←訳:どんなのっ?)
ポリドリさんの著作は、
……『吸血鬼』。
「わうううゥ~ッ!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:確かに約束通りだけどっ!)
メアリーさんの作品ほど目立ちはしませんでしたが、
ポリドリさんの書いた短編小説――吸血鬼を扱った小説はこれが初、とされるこの作品も、
静かな波紋を世に及ぼします。
後代、何作もの吸血鬼小説が出版され、
その頂点を極めたのが……『ドラキュラまたは不死者』、
日本では『吸血鬼ドラキュラ』として知られる作品ですね。
つまり、ホームズさんの時代は吸血鬼ものが大ヒット中、だったのでした。
「ふァ~、ぶーむゥ、でスかァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:人間界のヘンな流行だね!)
その流行――扇情的な《流行りもの》への、
ホームズさんの(ひいてはコナン・ドイル卿の)答えが
『サセックスの吸血鬼』であったのかもしれません。
吸血鬼、なんて簡単に口にするけれど、
それでいいのか?
流行や噂を盲目的に信じ、騒ぎ立てるのではなく、
検証することを忘れるな。
科学の心をわすれるな、と。
そんな原作のテーマからはちょっぴり離れてしまった気もいたしますが、
ホラー&ミステリ好きな御方、
ホームズさんマニアさんには十二分に楽しめる映像作品です。
雨の週末などに、おすすめですよ~♪
「ほーむずさんッ、おおかみおとこもォ、やッつけてくださいィ~!」
「がるるる!」(←訳:ネズミ男もね!)
花粉症仲間の皆さま、こんにちは。ぐすん。
「こんにちわゥ、テディちゃでス! めがァ、かゆいィでスよゥ~」
「がるるっ! がる~……」(←訳:虎ですっ! 鼻水が……)
最近はヨーロッパでもスギ花粉が問題になっているそうですが、
この御方たちの時代は、どうだったのでしょう?
さあ本日は、こちらのDVDブックを、どうぞ~!
――シャーロック・ホームズの冒険 vol.19 ――
制作は英グラナダTVさん、画像の宝島MOOK版は’10年3月に発行されました。
原作では短編であった『サセックスの吸血鬼』が、
ここでは長編の映像作品となっています。
主演のホームズさん役、ジェレミー・ブレッドさんもびっくり!な脚色ぶり?ですね。
「わうゥ~……きゅけつきィ……」
「がるるー!」(←訳:人間の天敵だ!)
原作は、ミステリ好きさんにはよく知られている作品ですけれど、
まだ御存知ない、という御方のために、
詳しいストーリー紹介は控えちゃいましょう。
ただ、今回ももちろん!ホームズさんは大活躍!
『吸血鬼』の謎に、正攻法で取り組みます。
「うむむッ、それでこそォ、われらがァ、めいたんていさんッ!
でもォ……なんでェ、きゅうけつきィ??」
「がるるぐるるー?」(←訳:狼男じゃなくて?)
そうですね、ではテディちゃに虎くん、
前々回の記事で御紹介しました『フランケンシュタイン・コンプレックス』を
思い出して下さいな。
メアリー・シェリーさんの著作、
『フランケンシュタイン』は
或る約束から生まれたのでした。
1816年の夏のこと、
レマン湖畔の別荘で、4人の若者が話し合います――
どうだい、怖い物語を作ってみようじゃないか。
4人とは、バイロン卿、
詩人のP・B・シェリーとその妻メアリー、
医師のポリドリさん。
バイロン卿とシェリーさんは書き出したものの完成に到らず、
メアリーさんとポリドリさんの二人が
約束を守ります。
メアリーさんの著作は、言うまでもありませんね。
『フランケンシュタイン、または現代のプロメテウス』という、
世紀の傑作でした。
そして、ポリドリさんの作品は……。
「ふむむッ? なにィでスかッ??」
「がるー?」(←訳:どんなのっ?)
ポリドリさんの著作は、
……『吸血鬼』。
「わうううゥ~ッ!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:確かに約束通りだけどっ!)
メアリーさんの作品ほど目立ちはしませんでしたが、
ポリドリさんの書いた短編小説――吸血鬼を扱った小説はこれが初、とされるこの作品も、
静かな波紋を世に及ぼします。
後代、何作もの吸血鬼小説が出版され、
その頂点を極めたのが……『ドラキュラまたは不死者』、
日本では『吸血鬼ドラキュラ』として知られる作品ですね。
つまり、ホームズさんの時代は吸血鬼ものが大ヒット中、だったのでした。
「ふァ~、ぶーむゥ、でスかァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:人間界のヘンな流行だね!)
その流行――扇情的な《流行りもの》への、
ホームズさんの(ひいてはコナン・ドイル卿の)答えが
『サセックスの吸血鬼』であったのかもしれません。
吸血鬼、なんて簡単に口にするけれど、
それでいいのか?
流行や噂を盲目的に信じ、騒ぎ立てるのではなく、
検証することを忘れるな。
科学の心をわすれるな、と。
そんな原作のテーマからはちょっぴり離れてしまった気もいたしますが、
ホラー&ミステリ好きな御方、
ホームズさんマニアさんには十二分に楽しめる映像作品です。
雨の週末などに、おすすめですよ~♪
「ほーむずさんッ、おおかみおとこもォ、やッつけてくださいィ~!」
「がるるる!」(←訳:ネズミ男もね!)