テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

花と、緑と、ハーブと、庭と。

2010-05-30 23:28:39 | ブックス
 サラブレットくんたちが走る姿を拝見するのは大好きですが、
 いわゆる“馬券”なるものは
 一度も買ったことがないネーさです、こんにちは~♪
 皆さま、ダービーでひと儲け!なさいましたか~?

「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるがる!」(←訳:虎です!)
「うむむゥ、いつかァゆきたいィ、けいばじょゥ!」

 では、本日はダービーの本場・英国からやってきたレディの
 御本などいかがでしょうか?
 5月のイングランドのように美しいこちらの一冊を、
 さあ、どうぞ~!


 
                 ―― ベニシアのハーブ便り ――



 著者はベニシア・スタンリー・スミスさん、’07年4月に発行されました。
 副題に『京都・大原の古民家暮らし』とあります。

「きょうとォ? こみんかァ??」
「ぐるがるぐるる?」(←訳:京都のガイドブックなの?)

 英国に生まれ、現在は日本の京都で暮らしておられる
 ベニシアさん。
 でも、京都といっても、『大原』という地名から、
 多くの御方は、もう分かっちゃってますよね。

 大原は、京都の市街からは少し離れた、
 緑豊かな山里です。
 その地で、新しい住居を探していたベニシアさんは
 築100年の古い家を目にしました。
 そして、ずいぶんと傷みかけていたその古民家が、
 ベニシアさん念願の『コテージ』として甦ったのです。

「もふゥ! おとぎばなしィみたいでスゥ!」
「ぐるるーがるる!」(←訳:フェアリーテールだ!)

 以前に御紹介しましたベニシアさんの御本は、
 ベニシアさんの半生記とエッセイが中心でしたが、
 この『ハーブ便り』では、
 森と庭の湿度がふんわりと流れ出てくるかのような、
 瑞々しい写真が多数掲載されています。
 英国での子ども時代に
 ベニシアさんが暮らしていた邸宅や、
 その邸宅に付随する見事なイングリッシュガーデン……
 大原の自宅の、縁側のすぐ先に咲くダマスクローズ……
 お庭で育てたハーブの、薫るような緑……。

「わおォ♪
 おりょうりッ、おかしのォ、しゃしんもォあるでスよゥ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:レシピも載ってる!)

 近所の農家さんの野菜や、
 自宅で栽培したハーブ、という
 何よりも安全で安心できる食材を使って作られるお料理、
 とーっても食欲をそそられます!
 自家製無添加コスメのレシピも、
 敏感肌の方々は熟読してみましょう!
 ポプリや、入浴剤も、すっごく良さそう~♪
 
「てんねんそざいでェ、おはだをォ、つるつるにィ~♪」
「ぐるぐるるる~♪」(←訳:毛並みも艶々に~♪)

 庭と、ハーブと、
 美味しい手料理と。

 新緑の季節にふさわしい、
 疲れた眼にもこころよい御本です。
 ゆっくり眺めれば、緊張していた神経も
 やさしくほぐれてゆくような、
 涼やかな語りと、美。

 ガーデン好きさんのみならず、
 お料理好きさん、自然派コスメを愛する方々も、ぜひ!
 
「おかしのつくりかたもォ、ありまスゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:スイーツ好きさんにも!)
「おすすめッ!でスよゥ♪」
 
 
コメント
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