GW期間は大混雑だった高尾のお山も、今日は霧と雨の中……
小寒い東京・多摩地方から、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるがるー!」(←訳:虎ですー!)
連休の後といえば……五月病の季節??
いいえ、ウツになってるヒマなんてありませんわ!
と言いたくなっちゃう楽し&忙し?な一冊を、
本日はご紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 白戸修の狼狽 ――
著者は大倉崇裕さん、’10年4月に発行されました。
5編の連作短編から成る新刊ミステリですよ~♪
主人公の白戸修くんは、『白戸修の事件簿』でも主役を務めました
《巻き込まれ》型の新種生物、いえ失礼、新種の探偵さんです。
「ふァ~、まきこまれがたァ~……」
「ぐるぐるがるる~」(←訳:苦労が多そうだね~)
望んだわけでもないのに、
何故か事件に巻き込まれてしまう――
それが《巻き込まれ》型ミステリの定義、と申せましょうが、
白戸修(しらと・おさむ)くんのケースは
ちょっと特殊です。
JR中央線の、中野駅。
大ターミナル新宿からも程近い、
東京に通勤通学する方々にはよく知られる
中野の駅。
白戸くんにとって、この中野駅は
紛れもない鬼門!
ここに行くと、何かが起こる……!
いえ、行きたくはないんです、
行きたくはなくて、行くと危険なのだとよ~く分かってはいても、
人には、あるじゃありませんか、
どうしても逆らえない事態、状況ってものが。
例えば、上司さんから、
そこへ行け!
と命令された場合は……。
「うむむゥ~、いかないィとォ、おこられちゃうゥッ!」
「がるがるるーる!」(←訳:行かないとマズイよね!)
白戸くんも、そう考えたのですよ。
中堅出版社『世界堂出版』に就職してまだ二ヶ月、
白戸くんは押しも押されぬピカピカの新人社員さんです。
『月刊模型』の先輩編集部員・牛島さんに、
この荷物を持ってこの住所へ急げ!
と言いつけられたら、
時計の針が午後十時をとっくに回っていようとも、
行かない訳にはいけません。
でも……この番地……
うぅっ、中野の駅の近くですって?!?
「きけんでスゥ! ぴんちでスゥ!」
「がるがるぐるるるるー!」(←訳:胸のカラータイマーが点滅しちゃうよー!)
北口の改札を出て、一歩、また一歩……
白戸くんの予感は的中しました。
道に、迷った……
だけじゃない!
前方には挙動の怪しい不審者が?
「むぽぽッ♪
わるいィよかんというのはァ、あたるゥものでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:だよねっ!)
しかし、ここからが新種巻き込まれ型探偵の真価であり、
見どころ読みどころ!
巻き込まれている筈なのに、
白戸くん、確かな観察眼で事件の流れを見つめます。
これは……もしかして……?
笑っちゃうような非常識事態を、
恐い目に遭いながら、
へとへとになりながら、
白戸くんは見事なタフガイ探偵ぶりを、あら失礼、
腕力よりも知力!な探偵さんに変身っ!
「とうゥッ!」
「ぐるぐるがるる~」(←訳:ジャンプはしなくていいから~)
楽しくも、実は本格!
柔軟でありながら剛健!
ユーモアあり浪花節あり?
全身全霊で事件に巻き込まれる白戸くんの探偵譚で、
ウツウツ気分、吹き飛ばしましょ!
ネーさのおすすめは第3話『タップ』ですよ~!
「みなさまもォ、なかのえきにはァ~」
「がるる!!」(←訳:要注意!!)
小寒い東京・多摩地方から、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるがるー!」(←訳:虎ですー!)
連休の後といえば……五月病の季節??
いいえ、ウツになってるヒマなんてありませんわ!
と言いたくなっちゃう楽し&忙し?な一冊を、
本日はご紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 白戸修の狼狽 ――
著者は大倉崇裕さん、’10年4月に発行されました。
5編の連作短編から成る新刊ミステリですよ~♪
主人公の白戸修くんは、『白戸修の事件簿』でも主役を務めました
《巻き込まれ》型の新種生物、いえ失礼、新種の探偵さんです。
「ふァ~、まきこまれがたァ~……」
「ぐるぐるがるる~」(←訳:苦労が多そうだね~)
望んだわけでもないのに、
何故か事件に巻き込まれてしまう――
それが《巻き込まれ》型ミステリの定義、と申せましょうが、
白戸修(しらと・おさむ)くんのケースは
ちょっと特殊です。
JR中央線の、中野駅。
大ターミナル新宿からも程近い、
東京に通勤通学する方々にはよく知られる
中野の駅。
白戸くんにとって、この中野駅は
紛れもない鬼門!
ここに行くと、何かが起こる……!
いえ、行きたくはないんです、
行きたくはなくて、行くと危険なのだとよ~く分かってはいても、
人には、あるじゃありませんか、
どうしても逆らえない事態、状況ってものが。
例えば、上司さんから、
そこへ行け!
と命令された場合は……。
「うむむゥ~、いかないィとォ、おこられちゃうゥッ!」
「がるがるるーる!」(←訳:行かないとマズイよね!)
白戸くんも、そう考えたのですよ。
中堅出版社『世界堂出版』に就職してまだ二ヶ月、
白戸くんは押しも押されぬピカピカの新人社員さんです。
『月刊模型』の先輩編集部員・牛島さんに、
この荷物を持ってこの住所へ急げ!
と言いつけられたら、
時計の針が午後十時をとっくに回っていようとも、
行かない訳にはいけません。
でも……この番地……
うぅっ、中野の駅の近くですって?!?
「きけんでスゥ! ぴんちでスゥ!」
「がるがるぐるるるるー!」(←訳:胸のカラータイマーが点滅しちゃうよー!)
北口の改札を出て、一歩、また一歩……
白戸くんの予感は的中しました。
道に、迷った……
だけじゃない!
前方には挙動の怪しい不審者が?
「むぽぽッ♪
わるいィよかんというのはァ、あたるゥものでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:だよねっ!)
しかし、ここからが新種巻き込まれ型探偵の真価であり、
見どころ読みどころ!
巻き込まれている筈なのに、
白戸くん、確かな観察眼で事件の流れを見つめます。
これは……もしかして……?
笑っちゃうような非常識事態を、
恐い目に遭いながら、
へとへとになりながら、
白戸くんは見事なタフガイ探偵ぶりを、あら失礼、
腕力よりも知力!な探偵さんに変身っ!
「とうゥッ!」
「ぐるぐるがるる~」(←訳:ジャンプはしなくていいから~)
楽しくも、実は本格!
柔軟でありながら剛健!
ユーモアあり浪花節あり?
全身全霊で事件に巻き込まれる白戸くんの探偵譚で、
ウツウツ気分、吹き飛ばしましょ!
ネーさのおすすめは第3話『タップ』ですよ~!
「みなさまもォ、なかのえきにはァ~」
「がるる!!」(←訳:要注意!!)