テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

知性派&知力派、ついでに体力?エンタコミック!

2010-05-15 23:15:06 | ブックス
 今日も小寒い東京・多摩地方……でも、花屋さん店頭には、えっ?
 黄色いヒマワリ~!?!
 こんにちは、少なからず驚いちゃったネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
「ぐるがる!」(←訳:虎です!)

 五月にヒマワリはびっくり!ですが、
 週末のお休みタイムにはコミックもぴったり!
 ということで、本日は、こちらを御紹介いたしましょう!
 活字マニアさんもコミック好きさんも、さあ、どうぞ~!


 
              ―― 宗像教授伝奇考 第一集 ――



 著者は星野之宣さん、単行本は1996年に、
 画像の文庫版は2004年に発行されました。
 
「こわいィ! おじちゃんッ、おかおがァ、こわいィでスゥ!」
「ぐるがるぐるる~…」(←訳:強面って感じだね~…)

 こちらのおじちゃん、
 スキンヘッドで、眼光鋭くて、と
 いささか怪しげではありますけれど、
 立派な紳士さん、
 そしてまた学者さんでもあられます。

 宗像伝奇(むなかた・ただくす)さんは、
 東亜文化大学の教授さん。
 専門は、民俗学!

 となれば、活字マニアさんは、もしや?と思うことでしょうね。
 ええ、そうなのです。
 宗像教授さんのモデルは、
 博物学の巨人と呼ばれる南方熊楠(みなかた・くまくす)さん!
 熊楠さんが現代に生まれていたなら、かくもあらん――
 そんな碩学の教授先生が、
 宗像教授なのです。

「せんせッ、きょうもォ、がくもんッ、ごくろうさまでスッ!」
「ぐるがるぐるる~?」(←訳:講義は終わりましたか~?)
「あッ、きょうじゅせんせッ!
 いらいにんッ、でスよォ~!」

 講義を終え、教室の外にでた宗像教授に
 学生さんの一人が話しかけます。
 先生、ちょっと御相談が――

 出雲にある生徒さんの実家、
 そのお家の敷地内で
 鉄剣が発見された、というのです。
 剣には、北斗七星を意味する模様と、
 もうひとつ、昴(すばる)を表す文様が刻まれていました。
 
 教授のギョロ目が光ります。
 あなたたちの住まう土地へ、
 羽衣伝説が残る出雲の地へ、
 私も同道させてほしい!

「むむッ、きょうじゅせんせッ、こうどうはッ、でスねッ!」
「がるがるぐるー!」(←訳:フィールドワークが大事なんだよー!)

 第一話『白き翼 鉄(くろがね)の星』から始まる
 長大な探索思索行は、
 《伝奇考シリーズ》
 《異考録シリーズ》
 と続いてゆきます。
 現在は宗像先生、なんと英国・ロンドンの大英博物館に出張中!
 
 伝奇SF、大好き~!という御方、
 知性派コミック好きなんです♪という御方は、
 きっと宗像教授とお友達になれますよ。
 
「みためのォ、おそろしさにィ、びびッちゃいィそうだけどォ」
「ぐるぐる、がるぐる!」(←訳:教授先生、いいひとみたい!)

 では皆さま、エンタなコミックで楽しい週末を!
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