8月ですね! お子ちゃまたちは真っ黒に日焼けし、
マックのフードストラップ欲しいよ~!とネーさが駄々をこねる8月です。
こんにちは~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐる~る!」(←訳:虎で~す!)
さあ、8月最初に御紹介いたしますのは、
ちょうど現在のような、
8月の暑い東京から始まる連作ミステリです。
こちらを、どうぞ~!
―― プロメテウス・トラップ ――
著者は福田和代さん、’10年2月に発行されました。
『Prometheus Trap』と英題が付されています。
「ぷろめてうすゥ、ッてェ、しんわッ、でスねッ!」
「ぐるるがる~る?」(←訳:神様が出てくるの?)
いえいえ、この御本の主人公さんは人間さんですよ。
ただし、ごく一部の人たちには、かつて“神”扱いされたこともある
ちょいっと変わった人間さんです。
能條良明(のうじょう・よしあき)さんは、
東京で暮らしているフリーのプログラマーさん。
今日も、エアコン不調の古びたマンションの一室で、
徹夜してプログラムを書き上げ、
息抜きのつもりでバーへお出掛けしてみたら……
すっ、と近寄ってきたのは、
どことなく怪しい男。
「うむゥ、くんくんッ!
たしかにィ、におうゥでス!」
「がるがるるー!」(←訳:危ない匂いがするー!)
どうやってか男は、
能條さんが隠していた――いえ、忘れようとしていた過去を
詳しく知っていました。
米国MITに留学していた折に、
能條さんがコンピュータ犯罪に手を出し、
逮捕されたこと。
能條さんが使っていたハンドルネームが《パンドラ》であること。
今さら言い立てられたくない事柄を突きつけられ、
動揺する能條さんに、
男は取り引きを申し出ます。
……取り引き?
ビジネスでしょうか?
それとも……脅し?
「ぎゃわうゥ! ますますゥ、きけんッ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:逃げた方がいいよ!)
冒頭に収録された表題作『プロメテウス・トラップ』、
それに続く《プロメテウスの冒険》とも呼ぶべき全6話は
映画を想わせるミステリストーリーです。
コンピュータ犯罪、
サイバーテロなどをテーマにした作品ですが、
専門知識がなくとも
充分に楽しめるエンタ作品でもあります。
人間に《火》を与える代わりに
途轍もない業を背負うこととなった神ならぬ神・プロメテウス。
その名を冠する人間――能條さんの身に
襲い来る試練とは?
ミステリ好きさんに、
そして映画好きさんにもおすすめしたい一冊です!
この御話……映像化したら、きっとステキなんですけど!
「むぽッ♪
しゅえんはァ、だれがァ、いいかなッ♪」
「がるぐるるっ!」(←訳:僕やりますっ!)
「そんならァ、テディちゃもォ!」
……主演は、とりあえず人間さんで!
マックのフードストラップ欲しいよ~!とネーさが駄々をこねる8月です。
こんにちは~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐる~る!」(←訳:虎で~す!)
さあ、8月最初に御紹介いたしますのは、
ちょうど現在のような、
8月の暑い東京から始まる連作ミステリです。
こちらを、どうぞ~!
―― プロメテウス・トラップ ――
著者は福田和代さん、’10年2月に発行されました。
『Prometheus Trap』と英題が付されています。
「ぷろめてうすゥ、ッてェ、しんわッ、でスねッ!」
「ぐるるがる~る?」(←訳:神様が出てくるの?)
いえいえ、この御本の主人公さんは人間さんですよ。
ただし、ごく一部の人たちには、かつて“神”扱いされたこともある
ちょいっと変わった人間さんです。
能條良明(のうじょう・よしあき)さんは、
東京で暮らしているフリーのプログラマーさん。
今日も、エアコン不調の古びたマンションの一室で、
徹夜してプログラムを書き上げ、
息抜きのつもりでバーへお出掛けしてみたら……
すっ、と近寄ってきたのは、
どことなく怪しい男。
「うむゥ、くんくんッ!
たしかにィ、におうゥでス!」
「がるがるるー!」(←訳:危ない匂いがするー!)
どうやってか男は、
能條さんが隠していた――いえ、忘れようとしていた過去を
詳しく知っていました。
米国MITに留学していた折に、
能條さんがコンピュータ犯罪に手を出し、
逮捕されたこと。
能條さんが使っていたハンドルネームが《パンドラ》であること。
今さら言い立てられたくない事柄を突きつけられ、
動揺する能條さんに、
男は取り引きを申し出ます。
……取り引き?
ビジネスでしょうか?
それとも……脅し?
「ぎゃわうゥ! ますますゥ、きけんッ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:逃げた方がいいよ!)
冒頭に収録された表題作『プロメテウス・トラップ』、
それに続く《プロメテウスの冒険》とも呼ぶべき全6話は
映画を想わせるミステリストーリーです。
コンピュータ犯罪、
サイバーテロなどをテーマにした作品ですが、
専門知識がなくとも
充分に楽しめるエンタ作品でもあります。
人間に《火》を与える代わりに
途轍もない業を背負うこととなった神ならぬ神・プロメテウス。
その名を冠する人間――能條さんの身に
襲い来る試練とは?
ミステリ好きさんに、
そして映画好きさんにもおすすめしたい一冊です!
この御話……映像化したら、きっとステキなんですけど!
「むぽッ♪
しゅえんはァ、だれがァ、いいかなッ♪」
「がるぐるるっ!」(←訳:僕やりますっ!)
「そんならァ、テディちゃもォ!」
……主演は、とりあえず人間さんで!