テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ハラ&ドキ&笑のエンタ陰謀サスペンス!

2010-08-16 23:19:23 | ブックス
「はちおうじィはァ~、げきあちゅゥ~♪」
「がるがる~♪」(←訳:あつあつ~♪)
「でもォ~、もはやァ~、あきらめのォ~、きょうちィ~♪」

 えへん、お盆休みが明けたら猛暑かよ~と、
 へこみ気味の活字マニアの皆さま、こんにちは、ネーさです。

「こんにちわァ~、テディちゃでスゥ~!」
「がるる~!」(←訳:虎です~!)

 暑くてもへこんだままではいられませんわ!
 という次第で、本日は強力なエンタ作品を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!


  
                  ―― 民王 ――



 著者は池井戸潤さん、’10年5月に発行されました。
 『民王』は『たみおう』とお読み下さいね。

「むッ!
 これはァ、こッかいィぎじどうゥ……?」
「ぐるがるるる……?」(←訳:じゃあ王さまっていうのは……?)

 そうですね、まあホントの王さまではありませんけれど、
 国会議事堂に君臨するトップ、つまり《王》さまというのは
 総理大臣さん、でしょう。
 この物語も、このような一文から始まります。

  ――総裁選は終盤にさしかかっていた――

「わおゥ! せんきょッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:特別な選挙だ!)

 与党『民政党』の総裁選挙投票日が迫っています。
 総裁になるということは、
 すなわち、総理大臣ななること。
 そして、数日後の総裁選で最多の票を獲得したのは、
 武藤泰山(むとう・たいざん)さん、でした。

 二代続けて任期半ばで総理大臣が辞職してしまい、
 内閣支持率、政党の支持率も下落している民政党としては、
 武藤泰山新総理のもと、
 仕切り直しを計りたいところ、なんですが……。

「あはッ!
 とらぶるゥはッせいィ、でスねッ!」
「ぐるるぐるー!」(←訳:政治にトラブルはつきものだもんね!)

 まさにトラブル、いえ、
 前代未聞の大トラブルが発生しました。

 武藤泰山さんの《意識》が、
 息子の武藤翔(むとう・しょう)くんの《意識》と
 入れ替わってしまったんです!
 
 外見は大学生なのに、頭の中身は、政治家・泰山さん。
 どう見ても与党総裁なのに、中味は、学生・翔くん。

「……うそッ!」
「ぐるるっ?」(←訳:マジでっ?)

 本当に本当なんですから、
 事態は最大級に複雑です。
 国家のトップにこんなことがあっていいのか?
 いや、そんな愚痴を言っている場合じゃない!
 いったい何事が起こっているのか究明し、
 泰山さんと翔くんのそれぞれの《意識》を
 元に戻さないと!
 ……世間にバレちゃう前にね。

「ひみつゥ、でスねッ!」
「ぐるーがーる……」(←訳:心配だなあ……)

 与党と野党の叩き合い、
 ちょうど就職活動中だった翔くんの入社試験や面接、
 閣内のスキャンダルやら、
 火消しに走る秘書さんやら、
 永田町は揺れ放題。
 
 うかうかしてると、泰山さん、
 ずーっと翔くんの身体に宿ったまま、になっちゃうんでしょうか。

「わらえるゥようなァ~」
「ぐるるがるる~」(←訳:笑えないような~)

 新釈現代版とりかへばや物語の背景は、
 魑魅魍魎徘徊する永田町の一角!
 スリルとサスペンス?
 コメディとSF?
 シェイクスピアさんの『十二夜』のごとく、
 幕切れに待っているのは
 大団円か、それとも……?

 ミステリ好きさん、SF好きさん、
 わくわくエンタストーリーが大好きな御方に、ぜひ!
 暑さも吹き飛ぶ面白さ、ですよ~♪

「よめばァ、ふむふむッ!
 はッけんのォ、れんぞくゥ!」
「ぐるがるぐるるー!」(←訳:新聞の政治欄が楽しく読めちゃうかもー!)

 バカンスボケ解消に、おすすめ、です!
 
コメント
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