「はちおうじィはァ~、げきあちゅゥ~♪」
「がるがる~♪」(←訳:あつあつ~♪)
「でもォ~、もはやァ~、あきらめのォ~、きょうちィ~♪」
えへん、お盆休みが明けたら猛暑かよ~と、
へこみ気味の活字マニアの皆さま、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわァ~、テディちゃでスゥ~!」
「がるる~!」(←訳:虎です~!)
暑くてもへこんだままではいられませんわ!
という次第で、本日は強力なエンタ作品を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 民王 ――
著者は池井戸潤さん、’10年5月に発行されました。
『民王』は『たみおう』とお読み下さいね。
「むッ!
これはァ、こッかいィぎじどうゥ……?」
「ぐるがるるる……?」(←訳:じゃあ王さまっていうのは……?)
そうですね、まあホントの王さまではありませんけれど、
国会議事堂に君臨するトップ、つまり《王》さまというのは
総理大臣さん、でしょう。
この物語も、このような一文から始まります。
――総裁選は終盤にさしかかっていた――
「わおゥ! せんきょッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:特別な選挙だ!)
与党『民政党』の総裁選挙投票日が迫っています。
総裁になるということは、
すなわち、総理大臣ななること。
そして、数日後の総裁選で最多の票を獲得したのは、
武藤泰山(むとう・たいざん)さん、でした。
二代続けて任期半ばで総理大臣が辞職してしまい、
内閣支持率、政党の支持率も下落している民政党としては、
武藤泰山新総理のもと、
仕切り直しを計りたいところ、なんですが……。
「あはッ!
とらぶるゥはッせいィ、でスねッ!」
「ぐるるぐるー!」(←訳:政治にトラブルはつきものだもんね!)
まさにトラブル、いえ、
前代未聞の大トラブルが発生しました。
武藤泰山さんの《意識》が、
息子の武藤翔(むとう・しょう)くんの《意識》と
入れ替わってしまったんです!
外見は大学生なのに、頭の中身は、政治家・泰山さん。
どう見ても与党総裁なのに、中味は、学生・翔くん。
「……うそッ!」
「ぐるるっ?」(←訳:マジでっ?)
本当に本当なんですから、
事態は最大級に複雑です。
国家のトップにこんなことがあっていいのか?
いや、そんな愚痴を言っている場合じゃない!
いったい何事が起こっているのか究明し、
泰山さんと翔くんのそれぞれの《意識》を
元に戻さないと!
……世間にバレちゃう前にね。
「ひみつゥ、でスねッ!」
「ぐるーがーる……」(←訳:心配だなあ……)
与党と野党の叩き合い、
ちょうど就職活動中だった翔くんの入社試験や面接、
閣内のスキャンダルやら、
火消しに走る秘書さんやら、
永田町は揺れ放題。
うかうかしてると、泰山さん、
ずーっと翔くんの身体に宿ったまま、になっちゃうんでしょうか。
「わらえるゥようなァ~」
「ぐるるがるる~」(←訳:笑えないような~)
新釈現代版とりかへばや物語の背景は、
魑魅魍魎徘徊する永田町の一角!
スリルとサスペンス?
コメディとSF?
シェイクスピアさんの『十二夜』のごとく、
幕切れに待っているのは
大団円か、それとも……?
ミステリ好きさん、SF好きさん、
わくわくエンタストーリーが大好きな御方に、ぜひ!
暑さも吹き飛ぶ面白さ、ですよ~♪
「よめばァ、ふむふむッ!
はッけんのォ、れんぞくゥ!」
「ぐるがるぐるるー!」(←訳:新聞の政治欄が楽しく読めちゃうかもー!)
バカンスボケ解消に、おすすめ、です!
「がるがる~♪」(←訳:あつあつ~♪)
「でもォ~、もはやァ~、あきらめのォ~、きょうちィ~♪」
えへん、お盆休みが明けたら猛暑かよ~と、
へこみ気味の活字マニアの皆さま、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわァ~、テディちゃでスゥ~!」
「がるる~!」(←訳:虎です~!)
暑くてもへこんだままではいられませんわ!
という次第で、本日は強力なエンタ作品を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 民王 ――
著者は池井戸潤さん、’10年5月に発行されました。
『民王』は『たみおう』とお読み下さいね。
「むッ!
これはァ、こッかいィぎじどうゥ……?」
「ぐるがるるる……?」(←訳:じゃあ王さまっていうのは……?)
そうですね、まあホントの王さまではありませんけれど、
国会議事堂に君臨するトップ、つまり《王》さまというのは
総理大臣さん、でしょう。
この物語も、このような一文から始まります。
――総裁選は終盤にさしかかっていた――
「わおゥ! せんきょッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:特別な選挙だ!)
与党『民政党』の総裁選挙投票日が迫っています。
総裁になるということは、
すなわち、総理大臣ななること。
そして、数日後の総裁選で最多の票を獲得したのは、
武藤泰山(むとう・たいざん)さん、でした。
二代続けて任期半ばで総理大臣が辞職してしまい、
内閣支持率、政党の支持率も下落している民政党としては、
武藤泰山新総理のもと、
仕切り直しを計りたいところ、なんですが……。
「あはッ!
とらぶるゥはッせいィ、でスねッ!」
「ぐるるぐるー!」(←訳:政治にトラブルはつきものだもんね!)
まさにトラブル、いえ、
前代未聞の大トラブルが発生しました。
武藤泰山さんの《意識》が、
息子の武藤翔(むとう・しょう)くんの《意識》と
入れ替わってしまったんです!
外見は大学生なのに、頭の中身は、政治家・泰山さん。
どう見ても与党総裁なのに、中味は、学生・翔くん。
「……うそッ!」
「ぐるるっ?」(←訳:マジでっ?)
本当に本当なんですから、
事態は最大級に複雑です。
国家のトップにこんなことがあっていいのか?
いや、そんな愚痴を言っている場合じゃない!
いったい何事が起こっているのか究明し、
泰山さんと翔くんのそれぞれの《意識》を
元に戻さないと!
……世間にバレちゃう前にね。
「ひみつゥ、でスねッ!」
「ぐるーがーる……」(←訳:心配だなあ……)
与党と野党の叩き合い、
ちょうど就職活動中だった翔くんの入社試験や面接、
閣内のスキャンダルやら、
火消しに走る秘書さんやら、
永田町は揺れ放題。
うかうかしてると、泰山さん、
ずーっと翔くんの身体に宿ったまま、になっちゃうんでしょうか。
「わらえるゥようなァ~」
「ぐるるがるる~」(←訳:笑えないような~)
新釈現代版とりかへばや物語の背景は、
魑魅魍魎徘徊する永田町の一角!
スリルとサスペンス?
コメディとSF?
シェイクスピアさんの『十二夜』のごとく、
幕切れに待っているのは
大団円か、それとも……?
ミステリ好きさん、SF好きさん、
わくわくエンタストーリーが大好きな御方に、ぜひ!
暑さも吹き飛ぶ面白さ、ですよ~♪
「よめばァ、ふむふむッ!
はッけんのォ、れんぞくゥ!」
「ぐるがるぐるるー!」(←訳:新聞の政治欄が楽しく読めちゃうかもー!)
バカンスボケ解消に、おすすめ、です!