お腹の底から、ずずぃっと力を込めて……
残暑お見舞い申し上げます!
こんにちは、もう暑いの飽きちゃったネーさです。ふー。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!ぐるがるるっ」(←訳:虎ですー!僕たちからもっ)
「ざんしょッおみまいィもうしあげェまスゥ~♪」
灼熱の日の読書タイムには、
はいっ、明朗快活♪右往左往♪勧善懲悪♪な
エンタストーリーを、どうぞ~!
―― 天狗小僧 ――
著者は幡大介さん、’10年4月に発行されました。
副題に『大富豪同心』とありますように、
第一作『八巻卯之吉 放蕩記 大富豪同心』に次ぐ
『大富豪同心』シリーズの第二作です。
「あはッ♪
へんてこォどうしんのォ、うのきちさんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:異色の同心さんだよね!)
色男、金と力はなかりけり――
いえいえ、南町奉行所の見習い同心さん、
八巻卯之吉(やまき・うのきち)さんは、
優男ですが、
腕力なんぞもありませんが、
財力ならばお任せ下さい!
何故というに、
卯之吉さん、生まれはお武家さんではなくて、
ちゃきちゃきの江戸の町っ子ちゃん――町人さんです。
そう、江戸っ子にはよ~く知られた、
お江戸随一の札差『三国屋』の若旦那といやぁ、
卯之吉さんのことよっ!てな具合なんですね。
「いよッ! あそびにんッ!」
「がるがるっ!」(←訳:ドラ息子っ!)
『三国屋』の主である祖父の策により、
はからずも奉行所の同心さんになっちゃった卯之吉さん、
今日も今日とて、
盗賊追跡に忙しい同僚さんたちの輪から外れ、
お茶など啜っておりますと……
あらら、上役さんから任務を命じられてしまいました。
町を騒がしてる天狗小僧ってぇ奴を何とかしろ!
いまお江戸の町は、
高尾山の天狗さまによって神隠しに遭ったという
油問屋『白滝屋』の一人息子・七之助の噂で
もちきりなのでございますよ。
「ふァ~?
てんぐさまがァ、かみかくしィ??」
「がるぐるるー?」(←訳:聞いたことないよー?)
八王子っ子の私たちにも
初耳なんですけれど……ホントかしら?
天狗さまが神隠しなんて~??
本当なのか、嘘なのか――
嘘であるとしたら、どうしてまたそんな虚言を?
卯之吉さん、
悠然と探索に乗り出します。
別に手柄を立てたいわけじゃあないけどさ、
気になるじゃあないか、と。
「うそをォついたらァ、てんぐさまがァ、おこりまスよゥ!」
「がるるーぐるがる!」(←訳:天罰が下っちゃうからね!)
トンチンカンであるような、
意外にしぶといような、
規格外同心の卯之吉さん。
事件を解決……できるんでしょうか?
「あまりィ、きたいィしないでおこうッ!」
「……ぐるる~がるる?」(←訳:……でも~もしかしたら?)
猛暑の憂さも笑い飛ばす、
卯之吉さんの快進撃、いえ、怪進撃!!
ひと味違う江戸エンタをお探しの活字マニアさんに
おすすめのシリーズです。
ぜひ~!
残暑お見舞い申し上げます!
こんにちは、もう暑いの飽きちゃったネーさです。ふー。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!ぐるがるるっ」(←訳:虎ですー!僕たちからもっ)
「ざんしょッおみまいィもうしあげェまスゥ~♪」
灼熱の日の読書タイムには、
はいっ、明朗快活♪右往左往♪勧善懲悪♪な
エンタストーリーを、どうぞ~!
―― 天狗小僧 ――
著者は幡大介さん、’10年4月に発行されました。
副題に『大富豪同心』とありますように、
第一作『八巻卯之吉 放蕩記 大富豪同心』に次ぐ
『大富豪同心』シリーズの第二作です。
「あはッ♪
へんてこォどうしんのォ、うのきちさんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:異色の同心さんだよね!)
色男、金と力はなかりけり――
いえいえ、南町奉行所の見習い同心さん、
八巻卯之吉(やまき・うのきち)さんは、
優男ですが、
腕力なんぞもありませんが、
財力ならばお任せ下さい!
何故というに、
卯之吉さん、生まれはお武家さんではなくて、
ちゃきちゃきの江戸の町っ子ちゃん――町人さんです。
そう、江戸っ子にはよ~く知られた、
お江戸随一の札差『三国屋』の若旦那といやぁ、
卯之吉さんのことよっ!てな具合なんですね。
「いよッ! あそびにんッ!」
「がるがるっ!」(←訳:ドラ息子っ!)
『三国屋』の主である祖父の策により、
はからずも奉行所の同心さんになっちゃった卯之吉さん、
今日も今日とて、
盗賊追跡に忙しい同僚さんたちの輪から外れ、
お茶など啜っておりますと……
あらら、上役さんから任務を命じられてしまいました。
町を騒がしてる天狗小僧ってぇ奴を何とかしろ!
いまお江戸の町は、
高尾山の天狗さまによって神隠しに遭ったという
油問屋『白滝屋』の一人息子・七之助の噂で
もちきりなのでございますよ。
「ふァ~?
てんぐさまがァ、かみかくしィ??」
「がるぐるるー?」(←訳:聞いたことないよー?)
八王子っ子の私たちにも
初耳なんですけれど……ホントかしら?
天狗さまが神隠しなんて~??
本当なのか、嘘なのか――
嘘であるとしたら、どうしてまたそんな虚言を?
卯之吉さん、
悠然と探索に乗り出します。
別に手柄を立てたいわけじゃあないけどさ、
気になるじゃあないか、と。
「うそをォついたらァ、てんぐさまがァ、おこりまスよゥ!」
「がるるーぐるがる!」(←訳:天罰が下っちゃうからね!)
トンチンカンであるような、
意外にしぶといような、
規格外同心の卯之吉さん。
事件を解決……できるんでしょうか?
「あまりィ、きたいィしないでおこうッ!」
「……ぐるる~がるる?」(←訳:……でも~もしかしたら?)
猛暑の憂さも笑い飛ばす、
卯之吉さんの快進撃、いえ、怪進撃!!
ひと味違う江戸エンタをお探しの活字マニアさんに
おすすめのシリーズです。
ぜひ~!