テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

駅から始まる冒険!

2010-08-09 23:16:03 | ブックス
 さあ、お祭りの後は読書タ~イム!
 ……でもちょっとだけお祭り疲れが残っているネーさです、こんにちは。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるるーる!」(←訳:虎です!楽しかッたね!)
「おまつりィ、だいすきィ~♪」

 えへん、本日御紹介いたしますのは、
 お祭りと同じように、
 大好き~!大ファンなの~!
 という御方が大勢いらっしゃる国際的スターさんによる
 なんとも可愛らしいガイドブック、なんですよ。
 カワイイもの好きの皆さま、こちらを、どうぞ~!


 
             ―― パディントンベアと歩くロンドン ――



 ゴマブックスさんより、’08年12月に発行されました。
 『Guide to LONDON with Paddington Bear』と英題が付されています。
 ええ、そうです!
 ガイド役を務めてくれるのはクマのパディントンくん!

「わほほッ♪
 くまたちのォ、あこがれッ♪♪」
「ぐるるる~がる!」(←訳:有名なクマさんだねえ!)

 御本の表紙で、勝手知ったる我が家をゆくごとく、
 ロンドンの公園を闊歩しているパディントンくん。
 でもね、ホントのこと言っちゃいますとね、
 パディントンくん、
 ロンドンの生まれではないんです。

「がるる~る?」(←訳:えっそうなの~?)
「うんッ! ぱでぃんとんくんはねッ、え~とォ」

 パディントンくんは、ペルーの出身です。
 船に乗り、はるばる英国へやって来たのは、
 一緒に暮らしていたルーシーおばさんが
 お年を召したので老クマホームに入ることになったためでした。
 ルーシーおばさんはパディントンに勧めたのです。
 広い世界を見に行きなさい、と。

 おばさんの心づくしの言葉――
 『どうぞこのくまのめんどうをみてやってください。
  おたのみもうします』
 と書かれた札を持ったクマを
 パディントン駅で目にしたのは、ブラウン夫妻。
 夫妻は小さなクマを放っておけず、
 家族の一員として迎えました。
 
 かくて、パディントンくん、誕生!
 世界に名だたるパディントンベアの物語の始まりです!

「とれーどまーくはァ、だッふるゥこーとォ!」
「ぐるがるる!」(←訳:帽子もね!)

 異邦人、いえ、異邦クマの身のパディントンくん、
 ブラウン家で暮らすようになって
 この大都会についてたくさん勉強をしたのでしょう。
 ガイドぶりも板についておりますよ!
 出会いのきっかけとなったパディントン駅、
 観光客さんたちが大喜びする市内の名所、
 美術館に、博物館。
 
 そして、アフタヌーンティに関する知識も相当なもの!
 だって、ティーには、ほら、つきものじゃありませんか。
 たっぷりのジャムが!

「ふァいッ!
 ぱでぃんとんくんッ、まーまれーどォ、だいこうぶつゥなのでス!」
「ぐるるーがるる…」(←訳:僕はサクランボの方が…)

 街と食を愛するパディントンくんのロンドンガイド、
 旅行ガイドとして、
 またクマ写真集?としても
 愉しく読める御本です。
 
 一時期、品切れで入手困難となっていましたが、
 現在はめでたく復活!
 一般の本屋さんで入手可能となりましたよ!
 クマ好きさん、
 英国文学好きさんにも、おすすめです!

「しゃしんがァ、うるとらァかわゆいのでスッ!」
「がるるるーぐる!」(←訳:写真好きさんも見てね!)

 アビー・ロード横断中のパディントンくんを、ぜひ御覧下さい!
コメント
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