こんにちは、ネーさです。
秋が来た~っ♪なんて言ったせいでしょうか、今日はまた、
いいえ!まだまだ女王の座は譲らなくってよ!と
夏さんに突っ張りを喰らってしまった一日でしたね。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!ぴーかんッ、でスゥ!」
「ぐるるー!がるがるるるぐるるー!」(訳:虎ですー!もうちょっと涼しい方がー!)
涼しさが増す季節につられ、
《食の御本》特別強化期間と化した今週ですが、
さあ、本日の一冊は……むっふっふっ、こちらを、どうぞ~!
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―― ジーヴズの事件簿 才知縦横の巻 ――
著者はP・G・ウッドハウスさん、画像の日本語文庫版は2011年5月に発行されました。
本名はペラム・グレンヴィル・ウッドハウスさん、
親しい方々からはペラムをもじってプラムと呼ばれた英国出身のウッドハウスさんは、
長らく日本の活字マニア諸氏にとって幻の作家さんでしたけれど、
ああ、いまや!
単行本が続々と、また、文庫本も堂々と刊行されるまでに情勢は変化いたしましたわ!
「めでたしィ、めでたしィッ♪」
「ぐるがるぐるるるがる!」(←訳:ファンには嬉しいね!)
でも、もちろん、
ジーヴズ?
それって何?
と首をかしげる御方もおられましょう。
そんな方々のために、ちょこっと説明しちゃいますと――
この御本の語り手、
上流階級出身のバーティ・ウースターくんは、
どちらかといえば善人なのですけれども、
叔母からは『のらくら人間』と馬鹿にされてしまう
お気楽な独身青年。
そして、不始末をしでかした従僕をクビにしたバーティくんが
新しく雇い入れたのが、
天下無敵の人材、
ジーヴズ(Jeeves)さん、なのでした。
会うなり早々、ジーヴズさんを
『一家に一人いるべき男』と
バーティくんに言わしめた第一の理由は。
ジーヴズ特製強壮剤!
主材料は、
ウースターソースと、生卵と、
赤唐辛子(タバスコ)でピリっとした風味を加え――
「あうゥッ!!」(←顔面蒼白!)
「がるっ!」(←こちらも真っ青!)
おっそろしげな代物ではありますが、
ああら、不思議!
ぐいっと一気に飲み干せば、
バーティくんを苦しめていた二日酔いも
たちまち露と消え去ったではありませんか!
バーティくん、叫びます。
採用だ!
かくて、この世に、
比類なき従僕ジーヴズさんが誕生いたしました。
「おッ、おめでとうございィまスゥ!」
「ぐるっぐるがるる!」(←訳:よ、良かったね!)
恐怖の酔い醒まし強壮剤の他にも、
バーティくんとジーヴズさんの周りには
英国人が愛する様々な食べものが登場いたします。
目覚めて二分後に運ばれてくる完璧な紅茶。
大衆食堂のステーキ・プディングに、
クラリッジ・ホテルでいただく《舌平目の茸添えグルメ風味》。
天国を思わせるコンソメ・スープ……!
「おいしそゥ!」
「がるるる!」(←訳:おかわり!)
ジーヴズさんが用意してくれる世界最高のお茶を飲みながら、
バーティくんの、いえ、ウースター一族の輝ける家系図の迷路へ、
さあ、どっぽーん!と。
「とびこんだらァ、ぬけだせませんッ!」
「ぐるるがるぐるるがる!」(←訳:底なし沼みたいな名作です!)
秋が来た~っ♪なんて言ったせいでしょうか、今日はまた、
いいえ!まだまだ女王の座は譲らなくってよ!と
夏さんに突っ張りを喰らってしまった一日でしたね。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!ぴーかんッ、でスゥ!」
「ぐるるー!がるがるるるぐるるー!」(訳:虎ですー!もうちょっと涼しい方がー!)
涼しさが増す季節につられ、
《食の御本》特別強化期間と化した今週ですが、
さあ、本日の一冊は……むっふっふっ、こちらを、どうぞ~!

―― ジーヴズの事件簿 才知縦横の巻 ――
著者はP・G・ウッドハウスさん、画像の日本語文庫版は2011年5月に発行されました。
本名はペラム・グレンヴィル・ウッドハウスさん、
親しい方々からはペラムをもじってプラムと呼ばれた英国出身のウッドハウスさんは、
長らく日本の活字マニア諸氏にとって幻の作家さんでしたけれど、
ああ、いまや!
単行本が続々と、また、文庫本も堂々と刊行されるまでに情勢は変化いたしましたわ!
「めでたしィ、めでたしィッ♪」
「ぐるがるぐるるるがる!」(←訳:ファンには嬉しいね!)
でも、もちろん、
ジーヴズ?
それって何?
と首をかしげる御方もおられましょう。
そんな方々のために、ちょこっと説明しちゃいますと――
この御本の語り手、
上流階級出身のバーティ・ウースターくんは、
どちらかといえば善人なのですけれども、
叔母からは『のらくら人間』と馬鹿にされてしまう
お気楽な独身青年。
そして、不始末をしでかした従僕をクビにしたバーティくんが
新しく雇い入れたのが、
天下無敵の人材、
ジーヴズ(Jeeves)さん、なのでした。
会うなり早々、ジーヴズさんを
『一家に一人いるべき男』と
バーティくんに言わしめた第一の理由は。
ジーヴズ特製強壮剤!
主材料は、
ウースターソースと、生卵と、
赤唐辛子(タバスコ)でピリっとした風味を加え――
「あうゥッ!!」(←顔面蒼白!)
「がるっ!」(←こちらも真っ青!)
おっそろしげな代物ではありますが、
ああら、不思議!
ぐいっと一気に飲み干せば、
バーティくんを苦しめていた二日酔いも
たちまち露と消え去ったではありませんか!
バーティくん、叫びます。
採用だ!
かくて、この世に、
比類なき従僕ジーヴズさんが誕生いたしました。
「おッ、おめでとうございィまスゥ!」
「ぐるっぐるがるる!」(←訳:よ、良かったね!)
恐怖の酔い醒まし強壮剤の他にも、
バーティくんとジーヴズさんの周りには
英国人が愛する様々な食べものが登場いたします。
目覚めて二分後に運ばれてくる完璧な紅茶。
大衆食堂のステーキ・プディングに、
クラリッジ・ホテルでいただく《舌平目の茸添えグルメ風味》。
天国を思わせるコンソメ・スープ……!
「おいしそゥ!」
「がるるる!」(←訳:おかわり!)
ジーヴズさんが用意してくれる世界最高のお茶を飲みながら、
バーティくんの、いえ、ウースター一族の輝ける家系図の迷路へ、
さあ、どっぽーん!と。
「とびこんだらァ、ぬけだせませんッ!」
「ぐるるがるぐるるがる!」(←訳:底なし沼みたいな名作です!)