こんにちは、ネーさです。
今日は9月11日……
あの日から、六か月――半年が過ぎました……。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるぐるがる!」(←訳:虎です!もう6ヶ月!)
震災、そして、つい先日の台風による災害……
私たちが、こうべを深く垂れ、祈りを捧げなければならぬ日々は
まだまだ続くようです……。
被害に遭われた方々に、あらためて心より御見舞い申し上げますとともに、
一日も早い復旧復興を、
また、皆さま方の傷が癒える日の訪れを願っております。
本日ご紹介いたしますのは、
《癒やす》《治す》という行為に
真正面から、全力をもって取り組んだ或る人物のものがたり、です。
或いは《医療のパイオニア》と呼ぶべきそのひととは――
さあ、こちらを、どうぞ!
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―― 医の旅路はるか ――
著者は服部忠弘さん、2011年6月に発行されました。
副題に『曲直瀬道三とその師 田代三喜 篇』とあります。
曲直瀬道三(まなせ・どうざん)、
田代三喜(たしろ・さんき)、と聞いても、たぶん大概の方々は……
「えッとォ? だれェでスかァ??」
「ぐるがるがるるる~?」(←訳:知らない名前だなあ~?)
といった反応をするのが、ごく普通でしょうね。
ただ、一部の歴史マニアさんは、
曲直瀬道三さんの名を、お聞き及びかもしれません。
織田、豊臣、徳川――三人の天下人に仕えたお医者さん、であると。
「ほほゥ、どくたーでスかッ!」
「がるぐるぐるるるがるがるる!」(←訳:きっと偉いお医者さんなんだね!)
偉い、というよりは、
大したものだ、と感服感心してしまうお医者さんが、
田代さんと曲直瀬さん、でした。
織田信長さんたちの時代、それはつまり戦国時代、でもあるわけです。
生き延びる、
普通に生きる、
そんなことが非常に難しかった時代に、
田代さんは危険を顧みず大陸に渡り、
明(みん)の最新医学知識を持ち帰りました。
その知識を受け継ぎ、
さらに発展させていったのが曲直瀬さん、なんです。
室町時代後期の当時、
お医者さんは『医師(くすし)』と呼ばれ、
医療行為に携わっていました。
でも、
『お医者さんに診てもらえる』
そんな贅沢ができるひとは、
貴族さまか、余っ程のお金持ちに限られていたのです。
田代医師、そして曲直瀬医師は、
医療から“壁”を取り払おうとしました。
「おおッ、さんせいィッ!」
「がるる!」(←訳:良いね!)
昔ながらの習わし通り、皇族様方を診察して、
しかし、お武家さんたちも診察して、
商人さんたち、
さらには一般庶民さんたちも診察する――
権力者に振り回されたり、
戦禍から必死に逃れつつも、
険しい坂道を登るようにして、
近代につながる医術、医療を開拓してゆく医師さんたち。
この御本は、小説つまりフィクションではありますけれど、
文章の向こうに、
病という災厄から人を救おうとした黎明期のドクターの輪郭が
浮かび上がってくるかのようです。
「たよりになるゥ、おいしゃさんッ!」
「ぐるるがるるーがるぐるる!」(←訳:いてくれると、心強いよね!)
あまり知られていない《医》の匠の年代記、
日本史マニアさんは、ぜひ!
震災の日、いのちを救おう!と尽力したすべての人々に想い馳せつつ……。
今日は9月11日……
あの日から、六か月――半年が過ぎました……。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるぐるがる!」(←訳:虎です!もう6ヶ月!)
震災、そして、つい先日の台風による災害……
私たちが、こうべを深く垂れ、祈りを捧げなければならぬ日々は
まだまだ続くようです……。
被害に遭われた方々に、あらためて心より御見舞い申し上げますとともに、
一日も早い復旧復興を、
また、皆さま方の傷が癒える日の訪れを願っております。
本日ご紹介いたしますのは、
《癒やす》《治す》という行為に
真正面から、全力をもって取り組んだ或る人物のものがたり、です。
或いは《医療のパイオニア》と呼ぶべきそのひととは――
さあ、こちらを、どうぞ!

―― 医の旅路はるか ――
著者は服部忠弘さん、2011年6月に発行されました。
副題に『曲直瀬道三とその師 田代三喜 篇』とあります。
曲直瀬道三(まなせ・どうざん)、
田代三喜(たしろ・さんき)、と聞いても、たぶん大概の方々は……
「えッとォ? だれェでスかァ??」
「ぐるがるがるるる~?」(←訳:知らない名前だなあ~?)
といった反応をするのが、ごく普通でしょうね。
ただ、一部の歴史マニアさんは、
曲直瀬道三さんの名を、お聞き及びかもしれません。
織田、豊臣、徳川――三人の天下人に仕えたお医者さん、であると。
「ほほゥ、どくたーでスかッ!」
「がるぐるぐるるるがるがるる!」(←訳:きっと偉いお医者さんなんだね!)
偉い、というよりは、
大したものだ、と感服感心してしまうお医者さんが、
田代さんと曲直瀬さん、でした。
織田信長さんたちの時代、それはつまり戦国時代、でもあるわけです。
生き延びる、
普通に生きる、
そんなことが非常に難しかった時代に、
田代さんは危険を顧みず大陸に渡り、
明(みん)の最新医学知識を持ち帰りました。
その知識を受け継ぎ、
さらに発展させていったのが曲直瀬さん、なんです。
室町時代後期の当時、
お医者さんは『医師(くすし)』と呼ばれ、
医療行為に携わっていました。
でも、
『お医者さんに診てもらえる』
そんな贅沢ができるひとは、
貴族さまか、余っ程のお金持ちに限られていたのです。
田代医師、そして曲直瀬医師は、
医療から“壁”を取り払おうとしました。
「おおッ、さんせいィッ!」
「がるる!」(←訳:良いね!)
昔ながらの習わし通り、皇族様方を診察して、
しかし、お武家さんたちも診察して、
商人さんたち、
さらには一般庶民さんたちも診察する――
権力者に振り回されたり、
戦禍から必死に逃れつつも、
険しい坂道を登るようにして、
近代につながる医術、医療を開拓してゆく医師さんたち。
この御本は、小説つまりフィクションではありますけれど、
文章の向こうに、
病という災厄から人を救おうとした黎明期のドクターの輪郭が
浮かび上がってくるかのようです。
「たよりになるゥ、おいしゃさんッ!」
「ぐるるがるるーがるぐるる!」(←訳:いてくれると、心強いよね!)
あまり知られていない《医》の匠の年代記、
日本史マニアさんは、ぜひ!
震災の日、いのちを救おう!と尽力したすべての人々に想い馳せつつ……。