こんにちは、ネーさです。
『ツールド北海道2011』は最終日の今日、札幌市にてタイムトライアルレースを開催、
4日間の全ステージが終了となりました。
個人総合一位は、ルチアーノ・チャヴェスさん!
おめでとうございますー!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
おめでとうゥでスッ!」
「がるる!ぐるがるがるがるがるぐるるー!」(←訳:虎です!おめでとう&お疲れさまー!)
学生選手さん、日本人選手さん、
いずれは本場でのグランツール出場を目指してファイトっ!
幸運を祈っておりますよ!
ふー、
我が国でも指折りの自転車競技大会が無事に幕を閉じたところで、
さあ、本日も、読書ターイム!
秋の夜長は、こちらを、どうぞ!!
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―― ちょちょら ――
著者は畠中恵さん、2011年3月に発行されました。
題名になっている『ちょちょら』とは……えーと、何のことでしょう?
『ちょちょら』――
なんだかオモチャみたいな、
リズミカルな単語の意味は……
はい、これね!
御本巻頭の、『江戸語事典(東京堂出版)』引用抜粋によりますと、
弁舌の立つお調子者。
いい加減なお世辞。
調子の良い言葉。
なのだそうです。
「ほほうッ?? おえどのォ、ことばッ?」
「ぐるがるぐるるるる!」(←訳:初めて耳にしました!)
ええ、そうです、
これは、私たちにも初耳の、
或る『ちょちょら』な、
野球部マネージャーさんのものがたり~!
「……ふァ???」
「……がるっ??」
はいはい、分かります、言いたいことはよ~く分かりますわ。
時代はお江戸、
物語の舞台もお江戸の町、と
これはいわゆる《時代小説》ジャンルの御本なのではありますが……
読み進めてゆくうち、思うのです。
主人公の間野新之介(まの・しんのすけ)さんって、
高校の野球部マネージャーさんそのものだわ~!と。
大会の日程を調べて部員たちに報せ、
選手の登録や、今年度から変更になったルールの確認、
試合が行われる球場へ選手たちを連れてゆかなきゃならないし、
ドリンクの準備、ユニフォームの支度、
救急箱を抱え、おっと、スコアブックもつけて、
それからそれから、ああ、忙しい。
新之介さんも、同じです。
あああ~、忙しい。
多々良木(たたらぎ)藩の江戸留守居役、
それもピカピカの新米留守居役である新之介さんは、
今日は接待、明日も接待、
登城したら情報収集に努め、
他藩の留守居役さんと意思疎通&根回しをも怠りなく、
自分の《藩》すなわち《お家》がつつがなく存続するよう、
身を粉にして奔走する――
「うむゥ、たいへんなァ、おしごとゥ!」
「ぐるがるがるる~…!」(←訳:苦労してるんだ~…!)
戦国時代ははるかむかし、
とっても平和な江戸の町で、
しかし、新之介さんは孤独な闘いをしています。
噂では、近々、大掛かりな普請(ふしん)が計画されているらしい……
もし我が藩が、普請を命じられたりしたら……
ああ、おしまいだ!
何万両もの巨額な普請予算を担当する財政力など、
こんな小藩にはありはしない……!
悲劇を回避すべく、
新之介さんは計略を練ります。
あたかも、部員たちを甲子園へ連れてゆこうと決意した
野球部マネージャーのように。
「がんばれェ、しんまいィさんッ!」
「ぐるがるるるぐるがるがるー!」(←訳:アルプススタンドで応援したげるー!)
新之介さんの奇策奇案の結果や如何に!
お江戸の町に、留守居役さんたちの『えいえいおー!』がこだまする?
勝利の雄叫びは……聞こえる、んでしょうか?
連休にうってつけのお江戸サバイバルドラマ、
未読の御方は、ぜひ!
「えいかんをォ、もとめてッ!」
「ぐるるっがるがるるるー!」(←訳:かっとばせホームラン!)
『ツールド北海道2011』は最終日の今日、札幌市にてタイムトライアルレースを開催、
4日間の全ステージが終了となりました。
個人総合一位は、ルチアーノ・チャヴェスさん!
おめでとうございますー!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
おめでとうゥでスッ!」
「がるる!ぐるがるがるがるがるぐるるー!」(←訳:虎です!おめでとう&お疲れさまー!)
学生選手さん、日本人選手さん、
いずれは本場でのグランツール出場を目指してファイトっ!
幸運を祈っておりますよ!
ふー、
我が国でも指折りの自転車競技大会が無事に幕を閉じたところで、
さあ、本日も、読書ターイム!
秋の夜長は、こちらを、どうぞ!!

―― ちょちょら ――
著者は畠中恵さん、2011年3月に発行されました。
題名になっている『ちょちょら』とは……えーと、何のことでしょう?
『ちょちょら』――
なんだかオモチャみたいな、
リズミカルな単語の意味は……
はい、これね!
御本巻頭の、『江戸語事典(東京堂出版)』引用抜粋によりますと、
弁舌の立つお調子者。
いい加減なお世辞。
調子の良い言葉。
なのだそうです。
「ほほうッ?? おえどのォ、ことばッ?」
「ぐるがるぐるるるる!」(←訳:初めて耳にしました!)
ええ、そうです、
これは、私たちにも初耳の、
或る『ちょちょら』な、
野球部マネージャーさんのものがたり~!
「……ふァ???」
「……がるっ??」
はいはい、分かります、言いたいことはよ~く分かりますわ。
時代はお江戸、
物語の舞台もお江戸の町、と
これはいわゆる《時代小説》ジャンルの御本なのではありますが……
読み進めてゆくうち、思うのです。
主人公の間野新之介(まの・しんのすけ)さんって、
高校の野球部マネージャーさんそのものだわ~!と。
大会の日程を調べて部員たちに報せ、
選手の登録や、今年度から変更になったルールの確認、
試合が行われる球場へ選手たちを連れてゆかなきゃならないし、
ドリンクの準備、ユニフォームの支度、
救急箱を抱え、おっと、スコアブックもつけて、
それからそれから、ああ、忙しい。
新之介さんも、同じです。
あああ~、忙しい。
多々良木(たたらぎ)藩の江戸留守居役、
それもピカピカの新米留守居役である新之介さんは、
今日は接待、明日も接待、
登城したら情報収集に努め、
他藩の留守居役さんと意思疎通&根回しをも怠りなく、
自分の《藩》すなわち《お家》がつつがなく存続するよう、
身を粉にして奔走する――
「うむゥ、たいへんなァ、おしごとゥ!」
「ぐるがるがるる~…!」(←訳:苦労してるんだ~…!)
戦国時代ははるかむかし、
とっても平和な江戸の町で、
しかし、新之介さんは孤独な闘いをしています。
噂では、近々、大掛かりな普請(ふしん)が計画されているらしい……
もし我が藩が、普請を命じられたりしたら……
ああ、おしまいだ!
何万両もの巨額な普請予算を担当する財政力など、
こんな小藩にはありはしない……!
悲劇を回避すべく、
新之介さんは計略を練ります。
あたかも、部員たちを甲子園へ連れてゆこうと決意した
野球部マネージャーのように。
「がんばれェ、しんまいィさんッ!」
「ぐるがるるるぐるがるがるー!」(←訳:アルプススタンドで応援したげるー!)
新之介さんの奇策奇案の結果や如何に!
お江戸の町に、留守居役さんたちの『えいえいおー!』がこだまする?
勝利の雄叫びは……聞こえる、んでしょうか?
連休にうってつけのお江戸サバイバルドラマ、
未読の御方は、ぜひ!
「えいかんをォ、もとめてッ!」
「ぐるるっがるがるるるー!」(←訳:かっとばせホームラン!)