こんにちは、ネーさです。
今日の関東地方、とっても寒い連休明けとなりましたね~!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
さむむッ! ぶるるッ!」
「がるる!がるぐるるるるぐるるる!」(←訳:虎です!昨日の電車は冷房ONだったのに!)
ではアツアツの飲物で突然の寒さに対抗しながら、
前回記事に続いて本日も
町田市立国際版画美術館ミニレポを、どうぞ~!
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2011年9月25日までの会期で、
町田市立国際版画美術館・常設展示室で開催されていたのは
《素朴な美 ― フランスの民衆版画》
《長谷川 潔》
という常設展を超えた常設展でした!
すごい!すごいです!
こんな常設展があっていいのかしら?
企画展じゃないんですかコレは?と言いたくなっちゃう常設展です!
「ふァ~? そうなねスかッ??」
「ぐるがるるるがるるる?」(←訳:どこがそんなにスゴイの?)
まず、
《素朴な美―フランスの民衆版画 The Simple Beauty of French Poplar Images》が
さりげなくすごいです!
挿絵本や稀覯本マニアの心をくすぐる作品がずら~り!
19世紀フランスの版画技術って高水準ね!と
感心しながら次の展示室へと進んでゆけば……
いよいよです!
「うむゥ! しろとくろのォ、せかいッ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:ドキドキするね!)
《シリーズ現代作家 長谷川潔》
1891年、横浜に生まれ、
28歳のとき(1919年)渡欧して以降89歳で没するまでフランスに居住、
『黒の詩人』『マニエル・ノワールの巨匠』と敬愛された銅版画家さんが、
長谷川潔(はせがわ・きよし)さんです。
展示作品の約半数が町田市立国際版画美術館所蔵品、
その他は個人所蔵の作品だそうですが、
全67点の作品群は、
このまま国立近代美術館の企画室に展示してもまったく遜色なし!ですよ。
常設展示室、というのは、たとえそれが国立西洋美術館の常設展であろうと、
どこかのんびりした、ゆるい空気が流れています。
けれど、長谷川潔さんの作品が展示されたこの常設展示室は別でした。
漫然と見流すことを許さない張りつめた空気、気配、緊張を、
観る者は感じ取るはずです。
フランスに暮らしながら、
藤田嗣治とは異なる道を歩んだ長谷川さん。
作品は、多くが小版のもので、
遠目からの第一印象は、
う~ん、地味だなあ、暗いなあ、
そんなところかもしれませんが――
作品の細部を肉眼で視認できる位置に立てば、
啞然となることでしょう。
この黒は、すごい!
「ふつうのォ、くろじゃァないのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:粒子が違うんだ!)
代表作とされる『時』、『本の上の小鳥』、『玻璃球のある生物』、
そして仏訳版『竹取物語』の挿絵の数々……
よく”絵の前で時間を忘れる”などといいますが、
私ネーさ、久々にその忘我状態を体験いたしました。
フェルメールさんの『真珠の首飾りの少女』を拝見して以来の、
背筋がぞくりとする衝撃です!
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↑上の画像は、版画美術館のミュージアムショップにて購入しましたポストカードブックです。
常設展なので、残念ながら、チラシもカタログも製作されておりません。
カタログの代わりに……と購入したポストカードブックですが、
印刷の精度は良く、
アート好きさんにもおすすめできるものですよ♪
(発行は玲風書房、お値段は税込み¥1.000)
長谷川さんの作品22点が収録されています。
常設展の常識を凌駕する《シリーズ現代作家 長谷川潔》は、
哀しいかな、終了してしまいました。
ですが、もし長谷川さんの作品を目にする機会を得られたら、
どうか皆さま、お見逃しなきよう!
この《黒》は、特別な《黒》です!
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「むゥ? おややッ、これはァ!」
「ぐるがるる!」(←訳:ドングリだ!)
美術館がある芹ヶ谷公園には、
先日の台風が原因でしょうか、
ドングリくんがたくさん落ちておりました。
この先、ドングリを見るたびに
長谷川潔さんの画を思い出すことになりそうです。
今日の関東地方、とっても寒い連休明けとなりましたね~!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
さむむッ! ぶるるッ!」
「がるる!がるぐるるるるぐるるる!」(←訳:虎です!昨日の電車は冷房ONだったのに!)
ではアツアツの飲物で突然の寒さに対抗しながら、
前回記事に続いて本日も
町田市立国際版画美術館ミニレポを、どうぞ~!
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2011年9月25日までの会期で、
町田市立国際版画美術館・常設展示室で開催されていたのは
《素朴な美 ― フランスの民衆版画》
《長谷川 潔》
という常設展を超えた常設展でした!
すごい!すごいです!
こんな常設展があっていいのかしら?
企画展じゃないんですかコレは?と言いたくなっちゃう常設展です!
「ふァ~? そうなねスかッ??」
「ぐるがるるるがるるる?」(←訳:どこがそんなにスゴイの?)
まず、
《素朴な美―フランスの民衆版画 The Simple Beauty of French Poplar Images》が
さりげなくすごいです!
挿絵本や稀覯本マニアの心をくすぐる作品がずら~り!
19世紀フランスの版画技術って高水準ね!と
感心しながら次の展示室へと進んでゆけば……
いよいよです!
「うむゥ! しろとくろのォ、せかいッ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:ドキドキするね!)
《シリーズ現代作家 長谷川潔》
1891年、横浜に生まれ、
28歳のとき(1919年)渡欧して以降89歳で没するまでフランスに居住、
『黒の詩人』『マニエル・ノワールの巨匠』と敬愛された銅版画家さんが、
長谷川潔(はせがわ・きよし)さんです。
展示作品の約半数が町田市立国際版画美術館所蔵品、
その他は個人所蔵の作品だそうですが、
全67点の作品群は、
このまま国立近代美術館の企画室に展示してもまったく遜色なし!ですよ。
常設展示室、というのは、たとえそれが国立西洋美術館の常設展であろうと、
どこかのんびりした、ゆるい空気が流れています。
けれど、長谷川潔さんの作品が展示されたこの常設展示室は別でした。
漫然と見流すことを許さない張りつめた空気、気配、緊張を、
観る者は感じ取るはずです。
フランスに暮らしながら、
藤田嗣治とは異なる道を歩んだ長谷川さん。
作品は、多くが小版のもので、
遠目からの第一印象は、
う~ん、地味だなあ、暗いなあ、
そんなところかもしれませんが――
作品の細部を肉眼で視認できる位置に立てば、
啞然となることでしょう。
この黒は、すごい!
「ふつうのォ、くろじゃァないのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:粒子が違うんだ!)
代表作とされる『時』、『本の上の小鳥』、『玻璃球のある生物』、
そして仏訳版『竹取物語』の挿絵の数々……
よく”絵の前で時間を忘れる”などといいますが、
私ネーさ、久々にその忘我状態を体験いたしました。
フェルメールさんの『真珠の首飾りの少女』を拝見して以来の、
背筋がぞくりとする衝撃です!
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↑上の画像は、版画美術館のミュージアムショップにて購入しましたポストカードブックです。
常設展なので、残念ながら、チラシもカタログも製作されておりません。
カタログの代わりに……と購入したポストカードブックですが、
印刷の精度は良く、
アート好きさんにもおすすめできるものですよ♪
(発行は玲風書房、お値段は税込み¥1.000)
長谷川さんの作品22点が収録されています。
常設展の常識を凌駕する《シリーズ現代作家 長谷川潔》は、
哀しいかな、終了してしまいました。
ですが、もし長谷川さんの作品を目にする機会を得られたら、
どうか皆さま、お見逃しなきよう!
この《黒》は、特別な《黒》です!

「むゥ? おややッ、これはァ!」
「ぐるがるる!」(←訳:ドングリだ!)
美術館がある芹ヶ谷公園には、
先日の台風が原因でしょうか、
ドングリくんがたくさん落ちておりました。
この先、ドングリを見るたびに
長谷川潔さんの画を思い出すことになりそうです。