「こんにちわッ、テディちゃでス!
……むッ? むむッ! これはァ~ッ!」
「がるる!ぐる!がるぐるるるぐる!」(←訳:虎です!毛虫!毛虫がいますよお!)
こんにちは、ネーさです。
玄関の扉を開けたら、あ~らまあ?
毛虫さんがピコピコお散歩中じゃありませんか。
刺されないよう注意しながら、庭のすみっこへお引き取り願いましたよ。
「すででェ、さわッちゃだめでスよゥ!」
「がるがるぐるぐる!」(←訳:バイバイ毛虫くん!)
人間やワンコ、ニャンコたちとは相性のよくない毛虫くんですけれど、
いますよね、人間界にもチクチク毒針を持つ困ったちゃんが!
本日は、そんな困ったちゃんと戦うユニークなミステリを御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 迷走パズル ――
著者はパトリック・クェンティンさん、原著は1936年に、画像の日本語版は2012年4月に発行されました。
英原題は『A PUZZLE FOR FOOLS』、
英米圏のミステリ好きさんには有名な、
《パズル》シリーズの第一作が、ようやく!
日本語訳版刊行となりました!
めでたいわ~♪♪
「せんきゅうひゃくゥさんじゅうろくねんッ!」
「ぐるるるがるぐるるる!」(←訳:ずいぶん昔の御本だね!)
ええ、80年近くも前のお話、ではあありますが、
古びていませんよ!
ちょっとヘンテコな主人公さん、
うんとヘンテコな登場人物各氏、
じわじわっとヘンテコな物語は、
充分に2012年の現在でも通用します!
「へんてこォ、でスかァ~?」
「がるるぐる~?」(←訳:どんな風に~?)
主人公のピーター・ダルースさん、
ブロードウェイでは
ちょいと名の知られた演劇プロデューサーさんです。
いえ、でした、と申し上げるべきでしょうか……
ピーターさん、
いわば開店休業中。
なぜなら、本人いわく、
《一日八時間のスケジュールで二年に渡り酒を飲んでいた》。
そうなんです、
ピーターさんてば、アルコール依存症。
私はアルコール依存症なのだ、と自覚症状があるところが、
また始末に悪いわね。
「わかッていながらァ~」
「がるがるぐるるぅる!」(←訳:ついつい飲んじゃう!)
これではアカンと、
或る日ピーターさんは思い立ちました。
友人たちにも背を押され、
依存症治療のための療養所へ――
治療は厳しく、苦しいものですが、
そこは高額な治療費を要する私立の療養所です。
入所しているのは、
高名な指揮者さんや、
大金持ちさんだったり、と
実情はそこそこ優雅というか、
のんびりというか、
どこか余裕が感じられる場所……だったはずが。
なんだかヘンテコ、いえ、変です。
所内に漂う緊張感。違和感。
療養所長さんも、ピーターさんにそっと囁きました。
《いるべきでない人物がいる》。
「ひゃわわァ~! とりはだァッ!」
「がるるぐるるぐるる!」(←訳:起こりますか事件が?)
不安は的中?!?
療養所と患者さんたちを震撼させる事件が起こってしまいます。
解決しなくちゃ!
でもホントは骨の髄から演劇プロデューサーのピーターさんに、
探偵役は務まるのでしょうか……?
時を経ても輝きを失わない燻し銀のミステリ、
ミステリマニアさんは読み逃さないでくださいね~♪
「がんばれェ、ぴーたーさんッ!」
「がるぐるるがるぐるがる!」(←訳:応援したくなる御話です!)
……むッ? むむッ! これはァ~ッ!」
「がるる!ぐる!がるぐるるるぐる!」(←訳:虎です!毛虫!毛虫がいますよお!)
こんにちは、ネーさです。
玄関の扉を開けたら、あ~らまあ?
毛虫さんがピコピコお散歩中じゃありませんか。
刺されないよう注意しながら、庭のすみっこへお引き取り願いましたよ。
「すででェ、さわッちゃだめでスよゥ!」
「がるがるぐるぐる!」(←訳:バイバイ毛虫くん!)
人間やワンコ、ニャンコたちとは相性のよくない毛虫くんですけれど、
いますよね、人間界にもチクチク毒針を持つ困ったちゃんが!
本日は、そんな困ったちゃんと戦うユニークなミステリを御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 迷走パズル ――
著者はパトリック・クェンティンさん、原著は1936年に、画像の日本語版は2012年4月に発行されました。
英原題は『A PUZZLE FOR FOOLS』、
英米圏のミステリ好きさんには有名な、
《パズル》シリーズの第一作が、ようやく!
日本語訳版刊行となりました!
めでたいわ~♪♪
「せんきゅうひゃくゥさんじゅうろくねんッ!」
「ぐるるるがるぐるるる!」(←訳:ずいぶん昔の御本だね!)
ええ、80年近くも前のお話、ではあありますが、
古びていませんよ!
ちょっとヘンテコな主人公さん、
うんとヘンテコな登場人物各氏、
じわじわっとヘンテコな物語は、
充分に2012年の現在でも通用します!
「へんてこォ、でスかァ~?」
「がるるぐる~?」(←訳:どんな風に~?)
主人公のピーター・ダルースさん、
ブロードウェイでは
ちょいと名の知られた演劇プロデューサーさんです。
いえ、でした、と申し上げるべきでしょうか……
ピーターさん、
いわば開店休業中。
なぜなら、本人いわく、
《一日八時間のスケジュールで二年に渡り酒を飲んでいた》。
そうなんです、
ピーターさんてば、アルコール依存症。
私はアルコール依存症なのだ、と自覚症状があるところが、
また始末に悪いわね。
「わかッていながらァ~」
「がるがるぐるるぅる!」(←訳:ついつい飲んじゃう!)
これではアカンと、
或る日ピーターさんは思い立ちました。
友人たちにも背を押され、
依存症治療のための療養所へ――
治療は厳しく、苦しいものですが、
そこは高額な治療費を要する私立の療養所です。
入所しているのは、
高名な指揮者さんや、
大金持ちさんだったり、と
実情はそこそこ優雅というか、
のんびりというか、
どこか余裕が感じられる場所……だったはずが。
なんだかヘンテコ、いえ、変です。
所内に漂う緊張感。違和感。
療養所長さんも、ピーターさんにそっと囁きました。
《いるべきでない人物がいる》。
「ひゃわわァ~! とりはだァッ!」
「がるるぐるるぐるる!」(←訳:起こりますか事件が?)
不安は的中?!?
療養所と患者さんたちを震撼させる事件が起こってしまいます。
解決しなくちゃ!
でもホントは骨の髄から演劇プロデューサーのピーターさんに、
探偵役は務まるのでしょうか……?
時を経ても輝きを失わない燻し銀のミステリ、
ミステリマニアさんは読み逃さないでくださいね~♪
「がんばれェ、ぴーたーさんッ!」
「がるぐるるがるぐるがる!」(←訳:応援したくなる御話です!)