「こんにちわゥ、テディちゃでス!
あきィ、きたるゥ~♪」
「がるる!ぐるる!がるぅー!」(←訳:虎です!紅葉だ!旅だぁー!)
こんにちは、ネーさです。
今日から10月!
秋の観光&旅行シーズンに突入です♪
え? 雨ですか? 台風ですか?
だいじょうぶ! 雨も台風も永遠に居座るワケじゃありません!
盛り上がる旅ゴコロのままに、
本日の読書タイムは、こちらの御本を堪能されたし~!
―― グローブトロッター ――
著者は中野明(なかの・あきら)さん、2013年6月に発行されました。
『Globetrotter』と英語題名が、
『世界漫遊家が歩いた明治ニッポン』と副題が付されています。
「ぐろーぶとろッたァー?
ふァいッ! テディちゃ、しッてるでスゥ!」
「ぐるるがっるるる!」(←訳:ボクも知ってるよ!)
「おッきなァ、すーつけーすゥ!」
ええ、そうよね、
『グローブトロッター』といったら高級な旅行カバンのブランドで、
私ネーさもいつかは欲しいと……って、
違いますー!
ここで謂う『グローブトロッター』とは、
『世界漫遊家』
もしくは
『世界漫遊者』
などと呼ばれる旅行者さんを指しています。
「ふむゥ、たびびとさんかァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:世界規模の旅!)
19世紀後半、
《旅》は一種の流行になりました。
ジューヌ・ベルヌさん著『八十日間世界一周』のような、
国境を越えての、世界のあちこちを巡る旅。
ちょうどその頃、
日本は開国したのですね。
年号が『明治』と改められた当時のニッポンへ
大勢の《世界漫遊家》さんたちがやって来ます。
「こうきしんッ、おうせいィ!」
「ぐるるる!」(←訳:旅マニア!)
そんな好奇心ではちきれんばかりの漫遊家さんたちを
著者・中野さんはこの御本で紹介し、分析もしています。
旅行代理店なる組織を
世界で初めて創設したトーマス・クックさんの世界一周。
旅行記『日本奥地紀行』の著者であり、
近年とても注目されているイザベラ・バードさん。
明治政府に雇用されて日本に滞在中の学者さんや技術者さんが
休暇を利用して旅をすることもあれば、
きわめつけに優雅な旅行者さんもます。
「ゆうがなァ、たびびとォ?」
「がるるるぐる?」(←訳:お金持ちなの?)
すごいなあ!と感心させられたのは、
この御本の第3章に登場する
チャールズ・ロングフェローさん。
米国の国民的詩人ヘンリー・ロングフェローさんを父に持ち、
祖父と母は大富豪、という血筋の御方で、
見た目もハンサムな《世界漫遊家》。
いえ、世界大名旅行家、と形容した方がいいかしら。
莫大な資産を後ろ盾に、
数多の紹介状を携え、
ベルトに拳銃、武装した護衛も連れて、旅から旅へ。
三菱の創業者となる岩崎弥太郎さんに会ったり、
明治天皇に謁見する一団にまぎれ込んだり、
蝦夷まで遠征したり。
「むむゥ~、ぜいたくゥりょこうッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:羨ましいね!)
また、
ロングフェローさんとは反対に、
学問や調査のための過酷な旅あり、
画材を抱えた画家さんの旅あり、と
明治ニッポンの旅行事情は
いままさに開かれんとする国の
大きな未来性をも垣間見せています。
世界旅行の途中の異人さんたちに、
明治のニッポンはどのように映ったのか――
「たのしんでェくれたかなァ?」
「がるぐるるるがっるるる?」(←訳:いい思い出になったかな?)
旅行好きな活字マニアさんに、
歴史好きな御方にも
おすすめのこの一冊!
図版や写真資料(当然ながらカラーはまだ無し!)も貴重です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
「たいむましんがァ、あッたらァ!」
「ぐっるがるるるぐるがっるる!」(←訳:行ってみたいね明治ニッポン!)
あきィ、きたるゥ~♪」
「がるる!ぐるる!がるぅー!」(←訳:虎です!紅葉だ!旅だぁー!)
こんにちは、ネーさです。
今日から10月!
秋の観光&旅行シーズンに突入です♪
え? 雨ですか? 台風ですか?
だいじょうぶ! 雨も台風も永遠に居座るワケじゃありません!
盛り上がる旅ゴコロのままに、
本日の読書タイムは、こちらの御本を堪能されたし~!
―― グローブトロッター ――
著者は中野明(なかの・あきら)さん、2013年6月に発行されました。
『Globetrotter』と英語題名が、
『世界漫遊家が歩いた明治ニッポン』と副題が付されています。
「ぐろーぶとろッたァー?
ふァいッ! テディちゃ、しッてるでスゥ!」
「ぐるるがっるるる!」(←訳:ボクも知ってるよ!)
「おッきなァ、すーつけーすゥ!」
ええ、そうよね、
『グローブトロッター』といったら高級な旅行カバンのブランドで、
私ネーさもいつかは欲しいと……って、
違いますー!
ここで謂う『グローブトロッター』とは、
『世界漫遊家』
もしくは
『世界漫遊者』
などと呼ばれる旅行者さんを指しています。
「ふむゥ、たびびとさんかァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:世界規模の旅!)
19世紀後半、
《旅》は一種の流行になりました。
ジューヌ・ベルヌさん著『八十日間世界一周』のような、
国境を越えての、世界のあちこちを巡る旅。
ちょうどその頃、
日本は開国したのですね。
年号が『明治』と改められた当時のニッポンへ
大勢の《世界漫遊家》さんたちがやって来ます。
「こうきしんッ、おうせいィ!」
「ぐるるる!」(←訳:旅マニア!)
そんな好奇心ではちきれんばかりの漫遊家さんたちを
著者・中野さんはこの御本で紹介し、分析もしています。
旅行代理店なる組織を
世界で初めて創設したトーマス・クックさんの世界一周。
旅行記『日本奥地紀行』の著者であり、
近年とても注目されているイザベラ・バードさん。
明治政府に雇用されて日本に滞在中の学者さんや技術者さんが
休暇を利用して旅をすることもあれば、
きわめつけに優雅な旅行者さんもます。
「ゆうがなァ、たびびとォ?」
「がるるるぐる?」(←訳:お金持ちなの?)
すごいなあ!と感心させられたのは、
この御本の第3章に登場する
チャールズ・ロングフェローさん。
米国の国民的詩人ヘンリー・ロングフェローさんを父に持ち、
祖父と母は大富豪、という血筋の御方で、
見た目もハンサムな《世界漫遊家》。
いえ、世界大名旅行家、と形容した方がいいかしら。
莫大な資産を後ろ盾に、
数多の紹介状を携え、
ベルトに拳銃、武装した護衛も連れて、旅から旅へ。
三菱の創業者となる岩崎弥太郎さんに会ったり、
明治天皇に謁見する一団にまぎれ込んだり、
蝦夷まで遠征したり。
「むむゥ~、ぜいたくゥりょこうッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:羨ましいね!)
また、
ロングフェローさんとは反対に、
学問や調査のための過酷な旅あり、
画材を抱えた画家さんの旅あり、と
明治ニッポンの旅行事情は
いままさに開かれんとする国の
大きな未来性をも垣間見せています。
世界旅行の途中の異人さんたちに、
明治のニッポンはどのように映ったのか――
「たのしんでェくれたかなァ?」
「がるぐるるるがっるるる?」(←訳:いい思い出になったかな?)
旅行好きな活字マニアさんに、
歴史好きな御方にも
おすすめのこの一冊!
図版や写真資料(当然ながらカラーはまだ無し!)も貴重です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
「たいむましんがァ、あッたらァ!」
「ぐっるがるるるぐるがっるる!」(←訳:行ってみたいね明治ニッポン!)