テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

復活希望の名コラム傑作選!

2013-10-24 21:50:42 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 はッぴょうゥ! つーるどふらんすゥ2014ッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!出発地は英国!)

 こんにちは、ネーさです。
 現地時間10月23日、
 パリにて《ツール・ド・フランス2014》のコース概要が発表されました!
 来年のツールは7月5日に英国のリーズで開幕、
 7月26日にパリでゴール!となります。
 また、今週末にはさいたまでツール関連イベントも開催されますよ~♪
 うぅむ、このままロードレースネタに突っ走りたいところですが、
 読書タイムも忘れずに!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



 
        ―― ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎 ――



 著者は堀井憲一郎さん、2013年8月に発行されました。
 『Horii's Zoom-Zoom Investigation』と英語題名が付されています。
 御本のカバー裏面には『ネットでは検索できない秘密がここにある』
 と記されていますね。

「ふむゥ、ちょうさいんさんッ、でスかァ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:007みたいな!)

 超一流の調査員・堀井さんことホリイさんは、
 1995年~2011年の『週間文春』誌上ピカイチの名スパイ、
 いえ、名コラムニストとして鳴らした御方です。

 ホリイさんのコラム『ホリイのずんずん調査』のファンだった活字マニアさんは
 多いのじゃないかしら?
 私ネーさも、大好きでした!
 連載が終わってしまった時は悲しかったけれど、
 こうして一冊の分厚い単行本となり、
 『ずんずん調査』が帰ってきましたよ♪

「ずッしりィ!」
「がるるがる!」(←訳:重たいです!)

 この御本に収録されているのは
 792回に渡る全掲載から抜粋された100本の調査です。

 100本の内容は、
 画期的というか、
 よくやった!偉い!から、
 そんなぁ!
 マジでっ??
 そうだったのか!と仰天させられるものまで、
 驚異の連続……!

「ほほゥ?」
「ぐるる?」(←訳:例えば?)

 森永のチョコボールをいくつ食べたら
 《金のエンゼル》に出会えるのか?
 その確率は?

「……ふァ~?」
「……がるぅ~?」

 時代劇の悪徳商人の屋号が
 『越後屋』だったのを見たことがない!

「………」
「………」

 郵便ポストの回収は表示してある時間どおりに来るのか?

「…………」
「…………」

 星一徹は一度もちゃぶ台をひっくり返したことなどない!

「……いちどもォ??」
「……ぐるるる?」(←訳:……ホントに?)

 詳細な聞き取り、資料の精査、そして統計と、
 確かな数字に裏打ちされた『ずんずん調査』。
 100本の傑作命題のうち、
 最も呆然とさせられちゃったのは

 
 寿司を『1カン』と数えだしたのは平成に入ってからである!

 
「ええええッ?」
「がるぐる?」(←訳:そうなの?)

 なんですって?
 じゃあ、巷にはびこる『1カン』なる通(つう)ぶった数え方は、何なワケ?
 どこから来たの『カン』って??

 思わずグルメ雑誌の編集者さんに詰め寄りたくなる真相を
 日本で初めて調べ上げたのは、ええ、ホリイさんでした!

 
「びッくりィでス!」
「ぐるるがっる!」(←訳:知らなかった!)

 敢えて調査当時の時代性を織り込んでゆけば、
 社会の動き、
 歴史の波、
 平成という現代の素顔もが見えてきます。
 すべての活字マニアさんにおすすめしたいこの一冊♪
 出来れば『週間文春』誌上にぜひ復活を~!

「ほりいさんのォ、ちょうさいんこんじょうにィ!」
「がる!!」(←訳:拍手!!)



  
 
コメント
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