「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!
ごくごくごくゥ~…ふううゥ!」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!がぶがぶがぶ!)
こんにちは、ネーさです。
怖ろしい速さで飲料が消化されてゆく真夏……
飲みものだけでなく、
グラスも冷凍庫でキンキンに冷やし、
冷蔵庫から取り出したコーク(カフェインゼロ)を注いだら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― マッチ・ラベル1950s-70sグラフィックス ――
著者は小野隆弘(おの・たかひろ)さん、2019年4月に発行されました。
『高度経済成長期の広告マッチラベルデザイン集』と
副題が付されています。
著者・小野さんは、
兵庫県の神戸に生まれ育った御方なのだそうですが、
その神戸の重要な地場産業というのが――
「あッ、もしかしてッ?」
「ぐっる?」(←訳:マッチ?)
はい、そうなんです。
小学生の頃から
マッチ箱に描かれたイラストに魅了された小野さん、、
現在は長年かけて収集した
マッチ箱・マッチラベル・関連資料を展示する私設博物館
《たるみ燐寸博物館》を開設運営しておられます。
この御本に掲載されているのは、
おそらく小野さんのコレクションのほんの一部、
なんでしょうけれど。
「すッごいィでス!」
「がっるっるぐるるるがるるる!」(←訳:マッチってこんなにカラフル!)
冒頭の文章『マッチ箱について』では、
マッチ箱の種類(箱型かブック型か)、
マッチ箱のサイズ、
マッチのパーツとカラバリエーション
といった事項が解説されます。
そして本文を構成するのは、
、
1章『業務別に見るマッチ箱』
2章『マッチ箱のデザイン』
3章『特別感のあるマッチ箱』
4章『今も配布中のマッチ箱』。
「これはァ、おどろきィ!」
「ぐるる~!」(←訳:珍しい~!)
私たちがイメージするマッチ箱というと、
そうねえ、昔風の喫茶店やカフェ、
バーになら置いてあるのかな?くらいのもの、ですけれども。
1950年代から1970年代、
高度経済成長期と呼ばれる時代には、
レストランはもちろん、
百貨店、
写真店、
ホテルにボウリング場、
タクシーや家電メーカー、
銀行までもが
“当店オリジナル”なマッチを作っていた!
とは知りませんでした……
「ていこくゥほてるゥ!」
「がるるぐーるる!」(←訳:ホテルオークラ!)
これは美しいわ!と感心したのは、
銀行のマッチです。
第一勧業銀行のマッチ箱に描かれているのは、
ルノアールさんピカソさんマチスさんたちの名画。
日本勧業銀行のマッチは、
バラの花をテーマにした連作。
「わふふゥ! これならァ、みんなァ~」
「ぐるるるぅるがるるるる!」(←訳:コレクションしたくなる!)
余談ですが、
マッチ箱、と聞いて連想させられるのは、
アイザック・アシモフさん著
《黒後家蜘蛛の会》シリーズの第1巻に収録されている
『行け、小さき書物よ(Go,Little Book!)』
という短編ミステリ作品です。
イタリアンレストランでの会食に招かれたゲストさんと、
ちっぽけなマッチブック。
そこから導き出される“謎”と“答え”とは?
私ネーさ、
色とりどり&形もとりどりなマッチラベルを眺めつつ、
《黒後家蜘蛛の会》のストーリーを思い出して
ニヤニヤしてしまいましたよ♪
「せかいじゅうゥにィ、いるんでス!」
「がっるるぐるるるーるる!」(←訳:マッチ箱コレクターさん!)
美は細部に宿る――いえいえ、
小さなものに宿る。
《黒後家蜘蛛》ファンの方々、
アート好きな方々も、
華やかで愛らしいマッチ・ラベル博覧会を
ぜひ体感してみてくださいね。
おすすめです!
ごくごくごくゥ~…ふううゥ!」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!がぶがぶがぶ!)
こんにちは、ネーさです。
怖ろしい速さで飲料が消化されてゆく真夏……
飲みものだけでなく、
グラスも冷凍庫でキンキンに冷やし、
冷蔵庫から取り出したコーク(カフェインゼロ)を注いだら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― マッチ・ラベル1950s-70sグラフィックス ――
著者は小野隆弘(おの・たかひろ)さん、2019年4月に発行されました。
『高度経済成長期の広告マッチラベルデザイン集』と
副題が付されています。
著者・小野さんは、
兵庫県の神戸に生まれ育った御方なのだそうですが、
その神戸の重要な地場産業というのが――
「あッ、もしかしてッ?」
「ぐっる?」(←訳:マッチ?)
はい、そうなんです。
小学生の頃から
マッチ箱に描かれたイラストに魅了された小野さん、、
現在は長年かけて収集した
マッチ箱・マッチラベル・関連資料を展示する私設博物館
《たるみ燐寸博物館》を開設運営しておられます。
この御本に掲載されているのは、
おそらく小野さんのコレクションのほんの一部、
なんでしょうけれど。
「すッごいィでス!」
「がっるっるぐるるるがるるる!」(←訳:マッチってこんなにカラフル!)
冒頭の文章『マッチ箱について』では、
マッチ箱の種類(箱型かブック型か)、
マッチ箱のサイズ、
マッチのパーツとカラバリエーション
といった事項が解説されます。
そして本文を構成するのは、
、
1章『業務別に見るマッチ箱』
2章『マッチ箱のデザイン』
3章『特別感のあるマッチ箱』
4章『今も配布中のマッチ箱』。
「これはァ、おどろきィ!」
「ぐるる~!」(←訳:珍しい~!)
私たちがイメージするマッチ箱というと、
そうねえ、昔風の喫茶店やカフェ、
バーになら置いてあるのかな?くらいのもの、ですけれども。
1950年代から1970年代、
高度経済成長期と呼ばれる時代には、
レストランはもちろん、
百貨店、
写真店、
ホテルにボウリング場、
タクシーや家電メーカー、
銀行までもが
“当店オリジナル”なマッチを作っていた!
とは知りませんでした……
「ていこくゥほてるゥ!」
「がるるぐーるる!」(←訳:ホテルオークラ!)
これは美しいわ!と感心したのは、
銀行のマッチです。
第一勧業銀行のマッチ箱に描かれているのは、
ルノアールさんピカソさんマチスさんたちの名画。
日本勧業銀行のマッチは、
バラの花をテーマにした連作。
「わふふゥ! これならァ、みんなァ~」
「ぐるるるぅるがるるるる!」(←訳:コレクションしたくなる!)
余談ですが、
マッチ箱、と聞いて連想させられるのは、
アイザック・アシモフさん著
《黒後家蜘蛛の会》シリーズの第1巻に収録されている
『行け、小さき書物よ(Go,Little Book!)』
という短編ミステリ作品です。
イタリアンレストランでの会食に招かれたゲストさんと、
ちっぽけなマッチブック。
そこから導き出される“謎”と“答え”とは?
私ネーさ、
色とりどり&形もとりどりなマッチラベルを眺めつつ、
《黒後家蜘蛛の会》のストーリーを思い出して
ニヤニヤしてしまいましたよ♪
「せかいじゅうゥにィ、いるんでス!」
「がっるるぐるるるーるる!」(←訳:マッチ箱コレクターさん!)
美は細部に宿る――いえいえ、
小さなものに宿る。
《黒後家蜘蛛》ファンの方々、
アート好きな方々も、
華やかで愛らしいマッチ・ラベル博覧会を
ぜひ体感してみてくださいね。
おすすめです!