「こんにちわッ、テディちゃでス!
うゥ~むゥ? あのォおとはッ?」
「がるる!ぐるがる?」(←訳:虎です!花火かな?)
こんにちは、ネーさです。
今日18日は地元の町内会のお祭りで、
小型の花火らしき音や、
盆踊りの音楽なども聴こえてきますよ。
お盆休みが過ぎてゆくのを惜しみながら、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 天災は忘れる前にやってくる ――
著者は鳥飼否宇(とりかい・ひう)さん、2019年7月に発行されました。
この御本は、短編7作品から成る連作ミステリであり、
また同時に……
けっこうなブラックっぷり?
「びッくりィするかもォ!」
「ぐるるぅるるる!」(←訳:引いちゃうかも!)
ええ、私ネーさも驚かされました。
ほとんど予備知識なしに読み始めましたら、
うわっ、いきなり大地震が?
火山の噴火も?
豪雨も?
それもこれも――
「あいつゥのォ、せいィ??」
「がるるる!」(←訳:疫病神だ!)
彼らのゆくところ、
災害と事件あり。
すなわち、
ジャーナリストの郷田俊男(ごうだ・としお)さんと、
郷田さんの助手であり、
この物語の語り手である
ボクこと三田村(みたむら)トモミさん、
という二人組です。
「じゃーなりすとォ、といッてもォ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:怪しい系です!)
郷田さんは、自称ネットジャーナリスト。
新聞や雑誌の記者さん、TV局の取材班などが
相手にしないような細かなネタを拾い上げて取材し、
面白おかしく盛って、
《特ダネ ゴーダニュース》
として配信しているのです。
えー、そのニュースの見出しを
幾つか挙げてみますと。
《不忍池に半魚人出現!》
《タジキスタン共和国で目撃!義経はまだ生きていた!?》
「……あやしいィ!」
「がっるるぐるる!」(←訳:すっごく怪しい!)
どこをどうしたって怪しさ120%の《ゴーダニュース》には、
しかし、熱心な固定客がついている?
なんと、全国で3万人を超える
有料読者さんたちが
《ゴーダニュース》新報を待っている!
といいますから、
世も末、いえ、ヒトの趣味って分からないものです。
今日も今日とて郷田さん、
会員数アップを狙い、
大規模自然災害の現場へと、
トモミさんを伴って突進します。
東北の某県某市が
かつてないような大雪に見舞われた!
山間部で町や村が孤立!
停電!
除雪車同士が衝突する事故も発生して、
山間に取り残された人々に危機が迫る……!
「だいぴんちィでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:早く救助を!)
役場は上を下への大騒ぎ。
けれど、こんなときに、
いえ、こんなときならばこそ、
郷田さんの眼がキラリと光ります。
これは、何かが起こるぞ……!
「おこらないでェほしいィでス!」
「がるるぐるるる!」(←訳:平和がいちばん!!)
豪雪が引き金となった“或る事件”の
真相にくらいつく
『我が物と思えば軽し笠の雪』をはじめ、
7つの作品にはそれぞれ
有名な故事ことわざが
題名に据えられています。
ことわざの意味合いと、
事件がどう関わるのか、
深読みしてみるのも楽しい連作ミステリは
シニカルかつブラックではありますが、
ミステリ好きな方々にはおすすめ!ですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♫
うゥ~むゥ? あのォおとはッ?」
「がるる!ぐるがる?」(←訳:虎です!花火かな?)
こんにちは、ネーさです。
今日18日は地元の町内会のお祭りで、
小型の花火らしき音や、
盆踊りの音楽なども聴こえてきますよ。
お盆休みが過ぎてゆくのを惜しみながら、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 天災は忘れる前にやってくる ――
著者は鳥飼否宇(とりかい・ひう)さん、2019年7月に発行されました。
この御本は、短編7作品から成る連作ミステリであり、
また同時に……
けっこうなブラックっぷり?
「びッくりィするかもォ!」
「ぐるるぅるるる!」(←訳:引いちゃうかも!)
ええ、私ネーさも驚かされました。
ほとんど予備知識なしに読み始めましたら、
うわっ、いきなり大地震が?
火山の噴火も?
豪雨も?
それもこれも――
「あいつゥのォ、せいィ??」
「がるるる!」(←訳:疫病神だ!)
彼らのゆくところ、
災害と事件あり。
すなわち、
ジャーナリストの郷田俊男(ごうだ・としお)さんと、
郷田さんの助手であり、
この物語の語り手である
ボクこと三田村(みたむら)トモミさん、
という二人組です。
「じゃーなりすとォ、といッてもォ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:怪しい系です!)
郷田さんは、自称ネットジャーナリスト。
新聞や雑誌の記者さん、TV局の取材班などが
相手にしないような細かなネタを拾い上げて取材し、
面白おかしく盛って、
《特ダネ ゴーダニュース》
として配信しているのです。
えー、そのニュースの見出しを
幾つか挙げてみますと。
《不忍池に半魚人出現!》
《タジキスタン共和国で目撃!義経はまだ生きていた!?》
「……あやしいィ!」
「がっるるぐるる!」(←訳:すっごく怪しい!)
どこをどうしたって怪しさ120%の《ゴーダニュース》には、
しかし、熱心な固定客がついている?
なんと、全国で3万人を超える
有料読者さんたちが
《ゴーダニュース》新報を待っている!
といいますから、
世も末、いえ、ヒトの趣味って分からないものです。
今日も今日とて郷田さん、
会員数アップを狙い、
大規模自然災害の現場へと、
トモミさんを伴って突進します。
東北の某県某市が
かつてないような大雪に見舞われた!
山間部で町や村が孤立!
停電!
除雪車同士が衝突する事故も発生して、
山間に取り残された人々に危機が迫る……!
「だいぴんちィでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:早く救助を!)
役場は上を下への大騒ぎ。
けれど、こんなときに、
いえ、こんなときならばこそ、
郷田さんの眼がキラリと光ります。
これは、何かが起こるぞ……!
「おこらないでェほしいィでス!」
「がるるぐるるる!」(←訳:平和がいちばん!!)
豪雪が引き金となった“或る事件”の
真相にくらいつく
『我が物と思えば軽し笠の雪』をはじめ、
7つの作品にはそれぞれ
有名な故事ことわざが
題名に据えられています。
ことわざの意味合いと、
事件がどう関わるのか、
深読みしてみるのも楽しい連作ミステリは
シニカルかつブラックではありますが、
ミステリ好きな方々にはおすすめ!ですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♫