テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

小さな小さな、羽根玉たち。

2017-07-31 22:15:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 まさかのォ、せいしきィけッていィ?」
「がるる!ぐるるるるーがる!」(←訳:虎です!オイルマネー強し!)

 こんにちは、ネーさです。
 どうやらネイマール君の移籍は発表直前の段階に進んでいるようです。
 ああ、もうバルサのMSNは見られないのか……と
 感慨にふける7月最後の読書タイムは、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



          ―― にっぽんスズメ散歩 ――



 編者はポンプラボさん、2017年7月に発行されました。
 中野さとるさん、宮本桂さん、熊谷勝さん、井川祥宏さん、
 片柳弘史さんによる写真からもビシバシ伝わってきますように、
 いま、スズメが熱い……!

「すずめェ、だけじゃなくゥ~!」
「ぐるるがるる!」(←訳:小鳥もアツい!)

 そうなのね、
 ペットブームと無縁ではないと思うんですけど、
 にゃんこ&わんこ以外の動物たちにも
 熱い視線が向けられているのが現代社会。

 前回記事で御紹介した『クジャクを愛する容疑者』は
 動物文学のミステリバージョンと言えますし、
 先日はスズメたちを主人公にした漫画『きょうのスー 1』で
 スズメって可愛い~♪と大笑い&ほっこりさせられました。

「ちッちゃいィのにィ!」
「がるるっるるる!」(←訳:ガンバってます!)

 いちばん身近な野鳥は?

 と訊ねられたら、
 殆どの御方は、
 スズメ!と答えることでしょう。

 地域によっては、
 うちの周りにはカラスが多くて……
 いや、海岸沿いなのでトンビがわんさかいるのよ!
 うちんとこはカモメだわね~
 というケースもあるやしれませんが、
 おそらく一位に来るのは、スズメ!

「にほんじゅうゥ、あちこちィ!」
「ぐるるるるがるるるぐる!」(←訳:都市部にも田園にもいる!)

 しかし、私たちは、
 いちばん身近な鳥であるスズメたちの何を知っているでしょう?
 自分に問い掛けながらこの御本を手に取ってみて、
 私ネーさ、思い知らされました。

 スズメの羽根の模様って、
 こうなってるのね!

 似ているようでいて、
 一羽ずつ顔が違う!
 ぜーんぜん違うー!

「しゃしんのォ、おかげでェ~」
「がっるぐるるるるる!」(←訳:よっく分かりました!)

 五人の写真家さんが望遠レンズで捉えたのは、
 砂浴びするスズメたち、
 浜辺で群れるスズメたち、
 巣立ちから間もないモコモコっとした子スズメたち。

 羽根の模様や、骨格や翼のバランス、
 ぽっくりと大きな頭蓋、
 ふくらんだ胸のフワフワ羽毛など、
 あらためて明らかになったズスメたちの“細部の美”に
 感じ入るしかありません。

 スズメって、こういう鳥なんだ……!

「おどろきのォ、れんぞくゥでスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:未知なる鳥世界!)

 御本の巻末近くには、
 先日ご紹介したスズメコミック『きょうのスー』著者の
 マツダユカさん描き下ろしの
 『続々・スズメかんさつものがたり』も収録されています。

 マツダさんの、この『スズメかんさつ』がまた、
 ずばり、スズメあるある!で、
 読み手の皆さまは膝を拍つこと必至!

「もうゥ、すずめからァ~…」
「がるぐるるる!」(←訳:目が離せない!)

 大人気のハシビロコウ、
 フクロウや鷹でもなく、
 スズメ。

 知ってるようで知らない、
 スズメの世界にぐっと近付けてくれるこの御本、
 動物好きさんにおすすめですよ。
 写真好きな活字マニアさんも、
 どうかぜひ、一読を♪


 
 
 
 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピラニアからクジャクまで? | トップ | ハズレなしの、11作品。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブックス」カテゴリの最新記事