「こんにちわッ、テディちゃでス!
わほゥ! はんさむゥ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!美男子だね!)
こんにちは、ネーさです。
誰もが振り返る美男子、
銀幕きってのハンサム、と聞いて、
皆さまはどなたを思い浮かべるでしょうか。
本日の読書タイムは、
日本映画界随一の”美貌にひと”の記録を、
さあ、どうぞ~♪
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―― 歌舞伎役者 市川雷蔵 ――
著者は大島幸久(おおしま・ゆきひさ)さん、
2021年8月に発行されました。
『のらりくらりと生きて』
と副題が付されています。
「らいぞうゥさァ~んッ!」
「ぐるる~!」(←訳:雷さま~!)
八代目市川雷蔵(はちだいめ・いちかわ・らいぞう)こと
市川雷蔵さん(1931~1969)。
メイク無しの、普段の顔は、
どちらかというと地味で、目立たず。
しかし、
撮影に臨まんと
ひとたびメイクを施すや、
不思議千万、
そこには美しい青年俳優さんが……!
「まッ、まぶしいィ!」
「がるるるるぐーる!」(←訳:これこそがオーラ!)
日本映画がキラキラと輝く
黄金時代。
雷蔵さんが出演した映画は、
なんと、152本!
現代劇、文芸大作、
歴史大作、コメディ、
エンタな時代劇などなど、
さまざまなジャンルのフィルムに
いまもくっきりと焼き付けられている
ㇲッと通った鼻梁、
細面の理想的な輪郭、
眉と目元のバランス……。
とりわけ、
活字マニアさんに
評価が高いのは、やはり、
柴田錬三郎さん原作の
《眠狂四郎》シリーズでしょうか。
「えんげつゥ~さッぽうゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:一閃必殺!)
21世紀の現在に到っても
未だ人気が衰えることはない雷蔵さんの、
そもそもの出発点は、
歌舞伎でした。
生後六ヶ月で
伯父の養子となり、
さらに別の家の養子に入って、
市川雷蔵を襲名するものの――
名門に生まれついたのでは、ない。
その一事が、
雷蔵さんを苦悩させます。
「でんとうゥ?」
「がる?」(←訳:血筋?)
梨園をとりまく
伝統と、血脈。
そこに生まれた者でなければ、
良い役を貰えない。
年長者に盾突いては、
狭いその世界ではやってゆけない。
そうして、
歌舞伎に見切りをつけ、
映画の世界へ
飛び込んでいった雷蔵さんは、
みごとトップスターの座を
つかみましたが……。
「……さみしいィ!」
「ぐるる!」(←訳:心残り!)
歌舞伎が嫌い、ではないんです。
憎い、のでもないんです。
歌舞伎への愛情が、
雷蔵さんを駆り立てます。
ふたたび
身を投じよう。
10年ぶりの、歌舞伎の舞台へ。
「えんもくゥはァ?」
「がるる~!」(←訳:勧進帳~!)
著者・大島さんは、
映画スター・市川雷蔵さんではなく、
歌舞伎役者・市川雷蔵さんの軌跡を
丁寧に描いてゆきます。
どんな役者さんであったのか、
どんな役者さんになりたかったのか。
彼の、夢は、野望は。
「もしもォ、いまァ~…」
「ぐるるるるがるぐっるる?」(←訳:雷蔵さんが存命だったら?)
もしも、雷蔵さんが
病に倒れていなかったら。
もしも……?
私たちのもしもは尽きることがありません。
映画&演劇好きな方々に、
雷蔵さんのファンの方々に、
おすすめのノンフィクション作品です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
わほゥ! はんさむゥ~!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!美男子だね!)
こんにちは、ネーさです。
誰もが振り返る美男子、
銀幕きってのハンサム、と聞いて、
皆さまはどなたを思い浮かべるでしょうか。
本日の読書タイムは、
日本映画界随一の”美貌にひと”の記録を、
さあ、どうぞ~♪
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―― 歌舞伎役者 市川雷蔵 ――
著者は大島幸久(おおしま・ゆきひさ)さん、
2021年8月に発行されました。
『のらりくらりと生きて』
と副題が付されています。
「らいぞうゥさァ~んッ!」
「ぐるる~!」(←訳:雷さま~!)
八代目市川雷蔵(はちだいめ・いちかわ・らいぞう)こと
市川雷蔵さん(1931~1969)。
メイク無しの、普段の顔は、
どちらかというと地味で、目立たず。
しかし、
撮影に臨まんと
ひとたびメイクを施すや、
不思議千万、
そこには美しい青年俳優さんが……!
「まッ、まぶしいィ!」
「がるるるるぐーる!」(←訳:これこそがオーラ!)
日本映画がキラキラと輝く
黄金時代。
雷蔵さんが出演した映画は、
なんと、152本!
現代劇、文芸大作、
歴史大作、コメディ、
エンタな時代劇などなど、
さまざまなジャンルのフィルムに
いまもくっきりと焼き付けられている
ㇲッと通った鼻梁、
細面の理想的な輪郭、
眉と目元のバランス……。
とりわけ、
活字マニアさんに
評価が高いのは、やはり、
柴田錬三郎さん原作の
《眠狂四郎》シリーズでしょうか。
「えんげつゥ~さッぽうゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:一閃必殺!)
21世紀の現在に到っても
未だ人気が衰えることはない雷蔵さんの、
そもそもの出発点は、
歌舞伎でした。
生後六ヶ月で
伯父の養子となり、
さらに別の家の養子に入って、
市川雷蔵を襲名するものの――
名門に生まれついたのでは、ない。
その一事が、
雷蔵さんを苦悩させます。
「でんとうゥ?」
「がる?」(←訳:血筋?)
梨園をとりまく
伝統と、血脈。
そこに生まれた者でなければ、
良い役を貰えない。
年長者に盾突いては、
狭いその世界ではやってゆけない。
そうして、
歌舞伎に見切りをつけ、
映画の世界へ
飛び込んでいった雷蔵さんは、
みごとトップスターの座を
つかみましたが……。
「……さみしいィ!」
「ぐるる!」(←訳:心残り!)
歌舞伎が嫌い、ではないんです。
憎い、のでもないんです。
歌舞伎への愛情が、
雷蔵さんを駆り立てます。
ふたたび
身を投じよう。
10年ぶりの、歌舞伎の舞台へ。
「えんもくゥはァ?」
「がるる~!」(←訳:勧進帳~!)
著者・大島さんは、
映画スター・市川雷蔵さんではなく、
歌舞伎役者・市川雷蔵さんの軌跡を
丁寧に描いてゆきます。
どんな役者さんであったのか、
どんな役者さんになりたかったのか。
彼の、夢は、野望は。
「もしもォ、いまァ~…」
「ぐるるるるがるぐっるる?」(←訳:雷蔵さんが存命だったら?)
もしも、雷蔵さんが
病に倒れていなかったら。
もしも……?
私たちのもしもは尽きることがありません。
映画&演劇好きな方々に、
雷蔵さんのファンの方々に、
おすすめのノンフィクション作品です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
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