定食をしていないので、店は暇である。うちの店は元々お食事がメーンの店。
いっそ休んでしまえばいいのだが、どうせわたしは、店が休みの日でも店に居るのだから、
コーヒーだけでも、と開けている。
今週はご飯は有りませんが、お昼、ゆっくりしたい人は、かまいませんので、どこかで弁当を
買ってきて、うちの店で食べて下さい。
山 「なんでメシやっとれへんねん」
「かくかくしかじかで」
山 「なんかのバチや。あんたがもうちょっと口を慎んだら治る」
で、身を翻すように出て行った山さん、サングラスを忘れて出た。
わたしはそれをゴミ箱へ。
すぐ戻って来た、山さん 「メガネ!」
「えっ?メガネ?どこかなあ?あっ、ここに」
山 「それが悪いゆうとんねん!」
「ハイ、自分で分かってます」
読んでいる本『杉山平一・青を目指して』の中から、
杉山 「津村信夫は手紙をみたら分かりますけどね、丸山薫の字にそっくりなんです、まねし
て。楷書でですね。それで、津村信夫を慕っていた編集手伝いの塚山勇三のも楷書で
ね。三好達治は草書です。崩し字ですね。詩もそうです。丸山薫は造形的でしょ。形を
重んじています。」
で、「輪」にある三好達治のハガキの字をご覧にいれます。
崩し字。なるほど、ですね。
しかしこの本、せめて人名だけでも索引があれがいいのですがねえ。
明日も「輪」はお食事が提供出来ません。
申しわけありません。
どうぞ休みにおいで下さい。