月刊タウン情報誌『KOBECCO』3月号が出ています。
前号でわたしの連載エッセー「コーヒーカップの耳」は、100回をもちまして一旦終了させて頂
きました。
書き始めた時は、一年も書ければいいか、と思っていたのですが、担当の編集者、山本牧さ
んに「コーヒーカップの底に何も無くなるまで書いて下さい」とおだてられて書き続け、気がつ
けば約9年間に及ぶ連載でした。自分でも驚いています。
「コーヒーカップの耳」はまだタネが尽きたわけではないのですが、わたし、新たに書いて行き
たいことがあり、編集長の鳥羽朗子さんに新連載のお許しを得ました。
題して「触媒のうた」です。
これは、兵庫県文苑の至宝とも言うべき、宮崎修二朗氏(88歳)の貴重な話を残しておくた
めのものです。宮崎氏はすでに50冊以上の著書をお持ちの人で、書くべきことは書きつくし
ておられますが、中にご自分では書きにくいことが多数あり、しかもそれが兵庫県文苑にとっ
て貴重な証言だったりします。それをわたしがこれからボチボチと書いて行こうと思っていま
す。遅々とした歩みになるかも知れませんが、わたしに課せられた責任のような気がしていま
す。ご愛読いただければ幸いです。
『KOBECCO』は神戸の主な書店で入手できます。
今日はここに、初回の頁を載せます。
小さな校正ミスがありますが、意味は変わりません。
プロ棋士、井上慶太八段から、メールが来ました。
「恥ずかしながら、この度、九段に昇段しました。タイトルとか取ったことないので恥ずかしい
ですが」と。
あと一勝で九段という情報は得ていたのですが…。
http://mainichi.jp/enta/shougi/news/20110305ddlk28040375000c.html
すぐ返信しました。
「それはそれはおめでとうございます。うれしいです。自分のことのようにうれしいです。いず
れお祝いの会がありますね。お弟子さんたちも好成績でわが世の春でしね。わたし今、ちょう
ど5歳の孫と将棋してるとこでした。なにはともあれおめでとうございます」
すると又すぐ慶太さんから返信が。
「あ~っ、対局中すいません」と。
誠実ないい人です。
その滉との対局の結果です。