香櫨園のパン屋さん、ベルエキップへ行った。
ちょっと遠い。
店内にいる時、背後の入口の方から声がする。
「〇〇さーん」と私の名を呼ぶ子どもの声が」
えっ?と思って振り向くと、見たことのある少年だ。
「お前ら、なんでこんなとこにおるねん?」と思わず言ってしまった。
用海公民館で将棋を教えている子である。校区が違う。すると、
「家が近くです」と二人。
そうなのだ。用海へは、他の校区からも何人かがやって来ていて、そのうちの二人だったの
だ。
しかし、可愛いですねえ。開いた自動ドアから顔を入れて、わたしの名前を呼ぶとは。
〇
こんな本を古書店から入手しました。
重量感のあるいい本です。歴史を物語る貴重な写真も多数載っている。
「今津っ子」さんというブログhttp://nishinomiya-style.com/blog/page.asp?idx=10001375で
よく紹介されていて気になっていたのです。すると先日届いた
古書目録『ロードス通信』に載っていたのですぐに発注しました。
表紙がいいですねえ。昔の甲山です。甲山はこうでなくっちゃ!
ハッキリ言ってはげ山です。これがいいのです。頂上に登ると、西宮の街全体が眼下です。
当時は素晴らしい眺望でした。とこらが最近は雑木が育ちすぎて頂上からの景色が全くダメ
になってしまっています。
禿げた甲山は西宮のシンボルだったのですがねえ。
この本、表紙だけがいいのではありません。内容が素晴らしい。と言ってもわたしまだ、パラ
パラとしか読んでませんが、住民の肉声がいっぱい載ってる様子です。
その一部。
戦中の昭和19年、今津に日本の海軍機が墜落して住民など13人が死んだ、という事実が
書かれています。当時は軍事機密ということで、亡くなった家では、そっと密かに葬式をしたと
のこと。それが、住民の証言でこの本に取り上げられている。
住民の生の声が載っているのです。
読みにくいですが…。
というより読めませんか?
哀切きわまりない文章です。
〇
今朝の神戸新聞「読者文芸」欄に特選で石井久美子さんの詩が。
しかし鋭い感性を感じます。
親子の微妙な情感をあからさまではなく伝えています。しかも巧まぬユーモアが漂っていて。
〇
明日8日(火)の「輪」のおすすめ定食は、
「うどん・おにぎり」セットの予定です。
よろしくお願いいたします。