喫茶 輪

コーヒーカップの耳

アメニモマケズ

2011-03-16 16:26:52 | 日記

気が重く食欲が出ません。

原発事故現場で苦労しておられる人たち、どうか、粘り強く、諦めず、お願いします。

抑え込みに成功したら、どうかゆっくり休んで下さい。

コイン精米所に行きました。

30キロを精米しているところに、若い父親が小さな男の子を連れて精米にやって来ました。

子どもが精米機を覗きます。

「これが玄米やで。ほんで、この機械を通ったらこうなって、これが白米」と教えてやりました。

すると何か口の中で呟き始めました。機械の音でよく聞き取れません。

中に「ゲンマイヨンゴウ…」とかいう声が聞こえます。

わたし、彼の口に耳を近づけました。すると彼は、「アメニモマケズ」を暗誦しているのです。

「えっ?宮沢賢治のアメニモマケズ?」と聞くと、頭をこっくり。

さすがに「よだかの星」は知りませんでしたが、すごいですね。

「何年生?」と聞くと「…」。「幼稚園?」と聞くと「…」。

お父さんが「今日卒園式でした」と。

彼は「今度、一年生」と言いました。

そう、今日は彼にとって微妙な日だったのです。

因みに「卒園式」という言葉は正式な言葉ではなく、幼稚園でも「修了証書授与式」ではなかっ

たか?自信はありません。だけど少なくとも「卒校」とはいいませんからねえ。

世の中には、無名の人でも、尊敬に値する人がおられるものです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031600093

それに引き換え、こんな時に「天罰…」などと言い放つ有名人もいらっしゃいますが…。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする