喫茶 輪

コーヒーカップの耳

辻晋堂さんの言葉

2011-03-08 16:01:06 | アート・文化

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今日、ちょっと気になることがあって、足立巻一先生の『雑歌』(ぞうか)という詩集を開いた。

その口絵です。

あとがきが面白い。

―1978年春のことである。ある友人がいきなり言った。「きみはそんなに晋堂さんと親しい

のか。”浄瑠璃”という陶彫の首根っ子に”だんだん足立巻一さんに似てきた”と彫ってあった

ぞ」と。その人は京都で辻晋堂さんの個展を見て来たのだ。言われて驚いた。親しいも何もな

い。ただの一度お会いしただけである―

と始まり、その陶彫が足立先生の手に入り、この詩集の口絵に使うまでのいきさつが詳細に

述べられている。

このあとがき自体が優れた読み物になっている。

生前の先生は、「あとがきを書くことも本を出す楽しみ」と言っておられた。

で、口絵の作者、晋堂氏のことである。

もう早くに亡くなられているが、アトリエに次のような言葉を書いたものを張り付けておられた

と。

「イマヤラネバ イツデキル

 オレガヤラネバ ダレガヤル」

わたし、なかなか真似られませんが、身にしみます。

もうひとつ、今日目に入った言葉。

神戸新聞から、

読売文学賞を受けられた、故黒岩比佐子さんの言葉である。

彼女の死後、お母さんが彼女の仕事机の片隅で見つけた紙切れに書かれていたという。

「のぼせ上がるな!慢心するな!」

「謙虚に、慎重に、丁寧に」

「いいものを書くヒケツ―近道をしないこと」

以前は、ひと冬の間に、3,4回風邪をひいていました。治ったと思ったら、すぐ次をもらってま

した。ところがこの冬は全く風邪をひかないのです。最近服用しだした、「大阪西川」の「柿渋

のエキス」カプセルのお陰でした。

と言っていたら、今朝から水洟がタラ~~~リ、タラ~~~リです。風邪の神様が聞きつけ

て、「それじゃあ」ということになったのでしょうか?久しぶりに鬱陶しいです。

明日9日(水)の「輪」のおすすめ定食は、

「カレイの煮つけ」の予定です。

よろしくお願いいたします。

コメント (2)
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