神戸新聞夕刊に「一陽来復」と題したコラムがある。
今日は、角川春樹さんの3回目。
麻薬取締法違反で2年半の刑務所暮らしをした時のことが書かれている。
俳句を5000句は作ったと。
「俳句があることによって、そこに感情をぶつけることができた」と。
で、新子さんから頂いたハガキ(H・14・7・14)を。
「そこにある芒が遠し檻の中」という、春樹氏の句を書いて下さっている。
春樹氏は新子さんのファンだったと思います。
2004年に新子さんの川柳50年を祝うパーティーが神戸で開かれた。その時、刑務所から
出てすぐの春樹氏が駆けつけられた。それをわたし、目の当たりにしました。いかにも刑務所
帰りといった風体でした。
その春樹氏は新子さんのことを「悪女だ」とある文章に書いている。
そして、新子さんも、「人にも文にも毒がなければ面白くありません」という人でした。
新子さんも春樹氏のファンだったのだ。