喫茶 輪

コーヒーカップの耳

坪内稔典さん

2011-03-09 16:24:01 | 本・雑誌

Img782 購読している『図書』です。

昨夜、何気なく読んでいて、ハッと目を覚まされました。

この雑誌の坪内稔典さんの「柿への旅」という連載を毎号楽しみに読んでいます。

今号は「柿渋と腸捻転」と題された随想。

読み進めていて「十三」という字が目に入り、「おや?」。そして、「大阪西川」とあって、「あ

っ!」でした。

そうです、うちの常連さんの柿渋屋さんです。

坪内さんが、そこを訪ねたお話。

わたし、西川さんの柿渋のこと昨日このブログにちょっと書きました。

その西川さん、今日もうちへお食事に見えました。で、聞きました。

坪内さん、いきなり見えたそうです。

「普通のおっちゃんでした」と。

わたし、この人のこと「偉い先生なのですよ」と教えてあげました。西川さん「そうなんですか」

と。

坪内さんについては、わたしに思い出があります。

我が宮崎修二朗先生の著書50冊を祝う会が数年前に神戸であり、著名人が参集しての盛

大な会でした。その席でわたしは、祝電を披露する役を仰せつかっていました。

田辺聖子さんの祝電などを無難に読みましたが、坪内さんのを読む時、んっ?と詰まりかけ

ました。「稔典」を何と読んだらいいのか、と。宮崎先生は「ねんてん」と呼んでおられたので、

わたし、とっさに「つぼうちねんてん様」と読みました。

本名は「としのり」です。その「ねんてん」についても今回の随想に書いておられます。

Img783

この文章、次のように締められています。

「あっ、またも腸がくくっと鳴った。京都行きの電車が来た。発車してすぐに窓から「柿渋」の看

板が見えた。」

ねんてんさん、俳句だけでなく、随想も見事です。

明日10日(木)のおすすめ定食は、

「ラーメン」の予定です。

よろしくお願いいたします。

コメント (2)
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谷沢永一さん

2011-03-09 15:50:25 | 本・雑誌

Img780

谷沢さんが亡くなられたと。

この人、我が宮崎修二朗先生の著書を絶賛された評論家です。

その本。

Img781 『環状彷徨』1977年発行。

兵庫県の文学地誌です。

たしか、この本の出版記念会にも出席されたのではなかったか。

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