喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「宇宙に私」

2021-10-18 09:04:47 | 
今朝の神戸新聞「読者文芸」欄、詩の部の特選作。
作者の嶋谷タクオさん、引用お許しを。

「宇宙に私」です。
着想がいいですねえ。13800000063歳だなんて。
選者の時里二郎さんはこう評しておられます。
《宇宙と測りあえる存在としての「私」の発見は新鮮。谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」を彷彿とさせる。》と。
時里氏は谷川俊太郎だが、わたしは井上靖のこの散文詩を思い起こしました。
←クリック。
「人生」です。このあとまだ、こう続きます。
――私は突如語るべき言葉を喪失して口を噤んだ。人生への愛情が嘗てないほど純粋無比の清冽さで襲ってきたからだ。
まだ詩に興味のなかった若き日に読んで衝撃を受けた、忘れられない詩です。


「喫茶・輪」は廃業いたしました。但し、「書斎・輪」へのご来訪は歓迎致します。

『コーヒーカップの耳』 「喫茶・輪」の歴史が詰まっています。
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