今読んでいる本です。
図書館からお借りしてきたもの。
『マイ仏教』(みうらじゅん著・新潮新書)。
信行寺の若住職お勧めの本です。
こんな記述がありました。
《私を仏像の世界に導いてくれた祖父が亡くなった時のことです。
それまで祖父が集めていた「コレクション」が、亡くなった瞬間に「遺品」に代わってしまいました。
(略)
ある日のこと、いつものように店をのぞくと、それまで全く出回っていなかった、レアなレコードが大量に売りに出されていました。それを見て嬉しくなり、店員の人に「どうしてこんなに貴重なものが売られているのですか?」と思わず聞いたら、「きっとコレクターの方が亡くなったか、倒産したかのどちらかでしょう」と極めてドライな答えが返ってきました。
その瞬間、祖父が亡くなったときと同じ気持ちになりました。レアなレコードを手に入れた高揚感はすぐに消え、「いつか私が死んだときもこうしてレコードが流出するのだろうか」と、寂しい気もちになりました。》
後期高齢者のわたしにはちょっと胸に響く言葉です。
図書館からお借りしてきたもの。
『マイ仏教』(みうらじゅん著・新潮新書)。
信行寺の若住職お勧めの本です。
こんな記述がありました。
《私を仏像の世界に導いてくれた祖父が亡くなった時のことです。
それまで祖父が集めていた「コレクション」が、亡くなった瞬間に「遺品」に代わってしまいました。
(略)
ある日のこと、いつものように店をのぞくと、それまで全く出回っていなかった、レアなレコードが大量に売りに出されていました。それを見て嬉しくなり、店員の人に「どうしてこんなに貴重なものが売られているのですか?」と思わず聞いたら、「きっとコレクターの方が亡くなったか、倒産したかのどちらかでしょう」と極めてドライな答えが返ってきました。
その瞬間、祖父が亡くなったときと同じ気持ちになりました。レアなレコードを手に入れた高揚感はすぐに消え、「いつか私が死んだときもこうしてレコードが流出するのだろうか」と、寂しい気もちになりました。》
後期高齢者のわたしにはちょっと胸に響く言葉です。