昨日の「さくらFM」でパーソナリティーの久保さんが朗読してくださった拙詩「甲山」ですが、初出は写真の本に掲載されたものでした。
1983年発行の「市民文芸集」(西宮市教育委員会刊)。
西宮市が文教住宅都市宣言20周年を記念して発行されたもの。
拙詩「甲山」は、わたしが詩を書き始めて間もない時のものですが、今も自分でもいい詩だなと思っています。わたしの若き日の記念碑のような。
昨年だったかにはフリーアナウンサーの増井孝子さんもラジオで朗読してくださったのでした。
表紙絵ですが、これは大石可久也画伯が描かれたもの。
甲山が大きく描かれています。
正に西宮のシンボルのように。
わたしの詩のための表紙のようにも思えます。
下の方に甲子園球場が描かれていて、その上の方には今はない西宮球場。
海はまだ埋め立てが行われていませんね。
頁を開くと、巻頭に「刊行に寄せて」という八木米次市長の言葉と、小林久盛教育長の「はじめに」という文章があります。
双方ともすでにお亡くなりになっていますが、小林教育長の夫人とはわたし今も交流があります。実は、近いうちにノーベル賞もと期待されている小林久隆博士のご母堂です。ということは久盛教育長(当時)のご子息でもあります。
この本を久しぶりに手に取ってみて、いろんなことを想います。
長く西宮に生きてきたものです。