喫茶 輪

コーヒーカップの耳

玉虫と玉ねぎの人

2024-07-18 18:03:31 | 湯気の向こうから
今日の「書斎・輪」の客人はS水さん。
4月のドリさんとの合同朗読会に来てくださった人。
もっと言えば『完本・コーヒーカップの耳』に「平成」の主人公として登場する人。
『湯気の向こうから』を「友人にプレゼントするのでもう一冊」と買いに来て下さったのだ。
せっかくだから二人でコーヒーでおしゃべり。
最近は仕事はちょっとで、玉虫取りで遊んでいると。
彼は山の向こうに畑を持っていて、そこに別荘もある。
6メートルの捕虫網を振り回して玉虫を捕まえるのだという。
今年はもう7匹捕まえたとのこと。
「変な人に思われてるやろね」と自ら言う。
彼もふしぎな一人である。
あ、そこの畑で作った玉ねぎをお土産に持って来て下さった。
ありがたい。
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妻の秘密

2024-07-18 09:02:36 | 地蔵さん
妻は毎朝隣のお地蔵さまの掃除をしている。
 
 
この頃、返り咲きの藤の花を石臼の雨垂れ受けに浮かべている。
 
 
今朝もまた、帰って来てこんなことを言う。
「また一つ蕾を見つけた」と。
よく伸びる藤の蔓を刈っていて見つけたと。
そして言う。
「わたしにしか分からへん」
その蕾のある場所のこと。
なんだかうれしそうだ。
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