喫茶 輪

コーヒーカップの耳

木津川計さん

2013-01-19 18:07:05 | アート・文化

午後、「フレンテホール」へ木津川計さんの一人語り劇場「無法松の一生」を観に行きました。
Img111 良かった。感動しました。
「無法松の一生」は元々、小説「冨島松五郎伝」(岩下俊作)を映画化した時についた名前。
小説は昭和14年に発表されているが、映画化は昭和18年。要するに戦時中である。そこで検閲の問題が出てくる。主人公、無法松は俥屋。俥屋風情が帝国軍人の未亡人に想いを寄せるとは何事か、と肝心な場面がズタズタにされたという話を木津川さんがなさった。どこがどうなったかを話芸で伝えて下さった。時に笑いを呼びながら感動的に語って下さった。

場内は撮影禁止、録音禁止でした。
で、講演が終わって、木津川さんが退場されたところをちょっと撮影しました。Cimg3101この舞台で2時間近くの公演でした。

単に小説の語りではありません。朗読でもなく、一人芝居でもない、木津川さん独自の芸でした。
時代背景を解説しながら、登場人物の独自の解釈や、映画と対比させての語りなど見事なものでした。
話の中に「チャタレイ夫人の恋人」が出てきて驚きました。
丁度いま、わたしが「KOBECCO」3月号の原稿に、この「チャタレイ夫人の恋人」を翻訳出版してワイセツ文書販売罪で有罪になった伊藤整さんのことを書いているところでした。
なるほど、そんなところで「無法松の一生」と繋がってくるのか!と目を開かれました。
講演が終わって、ロビーで木津川さんの著書の署名販売がありました、
一冊お願いしました。
Cimg3103
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%B4%A5%E5%B7%9D%E8%A8%88

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「宮水ジュニア・将棋教室」

2013-01-19 17:18:10 | 将棋

今年度後期「宮水ジュニア将棋教室」第4回目でした。
用海公民館です。
今日は欠席者が少なく盛況でした。
今回はそれぞれの駒の有効な使い方の勉強をしました。
Cimg3099これは問題を与えて各自に研究させているところです。
自発的にグループで研究しています。Cimg3100
手前右の子、元気ですねえ。半袖だ。左の子はトレンゴブ君。彼はもう、この「宮水…」に三度目の参加です。高須公民館、西宮浜公民館、そして用海公民館と。わたしのオッカケのような。
講座、終わった後、子どもたちから「ああ、面白かった」と声が上がりました。こんなのうれしいですねえ。ちょっと疲れましたが、心地よい疲れです。

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今日の咲友語録。

2013-01-18 20:13:48 | 
咲友「バーパは~~ぁ、天才やなあ」
ジーチ「なにが?」
咲友「お洗濯とお料理。肉じゃがとギョーザとハンバーグとグチャグチャタマゴ。あとホットケーキも」

咲友「なんで咲友はかわいくて、かしこくて、プニュプニュなん?」
ジーチ「ジーチの孫やから」
咲友「イマムラじゃないし」
ジーチ「でもジーチの孫やねん」
咲友「滉ちゃんがジーチの孫で、咲友はバーパの孫」
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永井ますみさん

2013-01-17 13:30:42 | 

永井ますみさんから詩誌「リヴィエール」126号をお贈り頂いた。
これは、永井さんの作品「いや重(し)け吉言(よごと)です。
Img119←クリック
永井さんは、この「リヴィエール」には最近、古典を下敷きにした作品の連作を載せておられる。
わたし、古典には教養が浅いのでスッと馴染めないのですが、展開に妙があり、さすがベテランという感じ。
それと、永井さんは長年の職を辞してからは全国を駈け廻り、詩の朗読会を録画し、DVDに残す作業に力を尽くしておられる。
パワフルな人だ。

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『現代詩入門』杉山平一

2013-01-17 09:28:11 | 杉山平一先生

あるはずの本が見つからない、ということはよくある。
いくら探してもない。
図書館に行く方が早い、ということが。
この本もそうだった。
あるはずなのだ。
杉山平一先生の『現代詩入門』。
ちょっと必要があって探したのだが見つからない。
で、最近入手したという人からお借りした。
Img117
そして読んでみた。
あれ?読んだ覚えがない…気がする。

また逆に、ないと思っていた本を購入した後で、昔に買っていたのが見つかったりすることもよくある。
今回はどうなのだろう?まだ分からない。

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18年。

2013-01-17 08:57:38 | 震災

18年前の今朝、5時46分。
障子が弾け飛び タンスがジャンプし
いきなりのジェットコースター
これはなんなんだ!
これは ここだけに起こっていることではないのか?
世の中はみな、泰平なのに
これは 我が家だけに起こっていることではないのか?
いや それともこれは
いつかやってくると言われていた
東海沖大地震ではないのか?
としたら
ここで これだけスゴイのだから
東京はどうなってしまっているのだろうか
日本はオワリではないか
なんてことを 瞬時のうちに頭の中で考えていた

思わず 隣に眠る 家内の上に覆いかぶさったのだが
その上を 三段重ねのタンスの
最上段が飛び越えて
わたしが寝ていた枕の上に
その角が落ちていたのだった
とっさに助けるつもりの行動が
逆に助けられていたのだ

世の中には その逆もあったはず
後に聞いた話だが
当時 わたしが勤めていた会社に出入りする人の同僚は
自分の幼い子どもを
胸の内にかくまい
自分の背中に梁が落ち
自分の胸で我が子を押しつぶし
それから 自失し
会社に出て来なくなったと聞いた

あれから18年
ああ と思う。

コメント (4)
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ニカラグァ米 13

2013-01-16 15:42:07 | 懐かしい話

昨年、12回まで書いた「ニカラグァ米」の13回目。
12回では金澤さんのことを書いた。
今回は、その北隣のこと。
実はそこは元々畑だった。そこに森岡さんという一家が引越してこられた。
ご主人はたしか市立西宮高校の用務員さんだったと思う。
そのご長男が利郎さんと言って、後に今津中学野球部のエースになる。また彼はケンカが強く、今中では番長だったときく。わたしより一歳下。
因みにわたしは浜脇中学に行った。近所なのに二つの中学に別れた理由は、彼が引越してきたからである。元の家の近くの子どもたちは今津校区だった。その子たちとの方が仲良しだったからだ。でも今だったらダメでしょうね。校区はキビシイですから。
また、わたしたちの住む用海町のこの場所は、今中と浜中の丁度中間点にあたり、どっちに行っても良かったのだと思う。たしか私にも「どっちに行く?」と打診があったような記憶がある。が、わたしは友達の多くが浜中校区だったので浜中にした。
で、利郎君だが、中学のころ、お父さんが毎日のように野球の指導をしておられた。日本盛の空き地でピッチング練習だった。それもすでに硬球を使っておられた。わたしたちは見ていて驚いたものだ。その熱心さに。きっとプロの選手にしようとなさってたのだ。
ということで、後に小西酒造(清酒白鶴)に就職する。小西酒造はノンプロの強豪チームだった。
が、彼はそこまでだった。残念ながらプロ野球には行けなかった。
後の話だが、彼で思い出す印象的なことがもう一つある。お地蔵さんの世話人の田淵さんの娘さんで圭子ちゃんという人がおられた。わたしより一歳か二歳上だった。その人が夜遅くの勤め帰り、駅からの帰り道、変な人につけられて恐い思いをしてるところに、丁度この利郎君が通りかかり助けを求めたと。すると利郎君「どいつや!こいつかっ!」と大きな声でその男に向かって怒鳴って追い払ったのだと。彼は大柄だったし、正直言ってお顔も恐持てだった。彼に怒鳴られては誰でも逃げる。

  つづく

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時実新子さん

2013-01-15 16:34:33 | 文学

先日、神戸文学館に行った時のことを書いたが、もう一つ書いておきたいことがあった。
このチラシです。
Img113
時実新子展があるのだと。
生前の新子さんとは折りに触れ書簡を交わす仲だった。
しかし、お会いしたのはたったの一度だけ。新子さんの文芸50年を祝う会だったと思う。
神戸のホテルで盛大に開かれたその会には、刑務所から出て来られたばかりの角川春樹さんもかけつけておられた。その時、忘れられない出来事があったがここには書かない。
Img113_2
以前、新子さんについての記事を書いてます。↓2年前です。
http://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/d/20110310

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本日より

2013-01-15 08:00:00 | 喫茶・輪
「喫茶・輪」は本日、今年の初営業です。
Photo
久しぶりに店を開けます。
午前8時ごろから、お昼すぎくらいまでです。

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勢関の今年初星。

2013-01-14 21:52:32 | 勢関

勢関、今日、勝ちました。
強敵、阿覧に見事な下手投げ。
http://www.youtube.com/watch?v=JtSt3omL1xw
腰が安定しています。
いい稽古が出来たのでしょう。
これで乗っていければいいのですが。

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明日から

2013-01-14 15:25:02 | 喫茶・輪

「喫茶・輪」は明日、今年の初営業です。
Photo
久しぶりに店を開けます。
午前8時ごろから、お昼すぎくらいまでです。

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神戸文学館 まだ 

2013-01-14 12:23:55 | アート・文化

昨日の神戸文学館ですが、もう少し写真を撮ってきましたので。
東隣は王子動物園です。そばの道を歩くと動物の匂いが漂ってきます。そして入園者のざわめき。たくさんの親子連れが訪れていました。
パンダが人気ですし、近頃は少なくなってしまった遊園地施設もあります。
この動物園はあまり形態を変えずに残しておいて欲しいですね。たしか昨年春(もっと前か?)、kohとsatoをわたしたち夫婦で連れて行ったのでした。大喜びしてました。
今回、その動物園の写真は撮ってませんが、文学館の煉瓦壁と動物園敷地内の樹木のごく一部。
Cimg3073
向こうに見える裸木は多分スズカケだと思う。木の実がいっぱいでした。
Cimg3074
それから、前庭のこのモニュメント。Cimg3072
Cimg3071
説明の「である」がいいですねえ。
  これは
  旧禮拜堂正面階
  段に使われた飾り石
           である

追記
あ、そうだ。こんな物ももらってきました。
「文学散歩」と題されたパンフレット。七冊。
Cimg3081たくさん用意されていて「自由にお持ち帰りください」ということでしたので、7種全冊頂いてきました。中を開くと文学地図なども載っていてこれは便利です。

まだ忘れてることがあった。
この建物、ヴォーリズ設計のものだったと思う。
天井を見て下さい。
Cimg3062
いいでしょう。

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高橋夏男さん

2013-01-14 11:01:35 | 西宮のこと
昨日、JR西宮駅を利用しました。
この話、以前にも書いたと思いますがもう一度。
この写真をご覧ください。

Cimg3078
はい、駅周辺の地図です。
この中に間違いがあるのです。この写真では探すのは無理ですね。

それではこれでどうでしょうか?Cimg3076
ね、西宮市民ならもうお分かりですよね。念のために申し添えますが、この地図は便宜上、南北が逆になってます。間違いはそれではありませんので。
この間違いを発見したのはわたしではありません。この地域の人でもありません。加古川の詩人、高橋夏男さんです。そりゃそうですよね。地域の人間はこの地図を詳細に見ることはないですから。しかし高橋さん流石です。この小さな間違いに気づくとは。


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新年互例会

2013-01-14 10:07:31 | 西宮のこと
昨夜、勤労会館で「用海地区団体協議会」の新年互例会があり、出席してきました。
4階の大会議室にいっぱいの地域役員が集まりました。わたしは昨年用海町の会計監査委員を降りましたので役員ではありませんが、「宮っ子」編集委員の肩書で。
河野市長はじめ国会議員などたくさんの来賓挨拶もありました。けど、栄枯盛衰ですねえ。選挙の結果によって招かれる議員さんの顔触れが毎年のように変わります。
あと、懇親会でした。色んな人と挨拶しましたが、この機会に団体協議会会長の西川さんに、用海地区体育振興会の中のスポーツクラブで体罰が行われているようなので善処してほしいとお願いしました。

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神戸文学館

2013-01-13 15:29:40 | 文学

神戸文学館へ「ポエム&アートコレクション」を見に行ってきました。
Cimg3042 

Cimg3041_2 ここには元々関西学院があった所。
Cimg3067
兵庫県現代詩協会主催の展示でしたが、館内には、神戸ゆかりの他の文学者のものの展示も。
これは、竹中郁さんのコーナー。Cimg3046
Cimg3048 Cimg3049
久坂葉子の直筆絵も。Cimg3050
「KOBECCO」に掲載の司馬遼太郎さんのページ。Cimg3053

さて、現代詩協会の展示スペース。Cimg3060
Cimg3064
わたしの知人の作品から、これは由良佐知子さん。→Cimg3054
Cimg3056←これは谷部良一さん。
お二人とも、いい抽象画を描かれる。
これは、永井ますみさん。→Cimg3059
Cimg3066←左、三浦照子さん。右はわたし交流はありませんが、丸太礼子さん。
今年の展示はこれまでと比べて展示の規模が小さかった。出品する人が少なかったのだろう。

今日、ここへ行って来たのは、もう一つ目的があった。
これです。
Cimg3068 菅原洸人画伯の絵です。
これが館内の喫茶スペースに飾られている。
この絵は、洸人さんが若き日に一緒に修業された水木しげるさんを描かれた絵。
これまで写真では見たことがあったが、実物を見たのは初めて。いい絵でした。
































コメント (2)
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