喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「宮水ジュニア・将棋教室」募集

2023-09-09 13:29:51 | 将棋
「宮水ジュニア・将棋教室」2023年度前期の第6回目でした。
於・用海公民館。


今、後期の募集をしています。

後期の将棋の会場は、鳴尾公民館です。

『コーヒーカップの耳』 おもしろうてやがて哀しき喫茶店。
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詩誌『現代詩神戸』282号

2023-09-08 17:44:32 | 
これも永井ますみさんからお贈りいただきました。



『現代詩神戸』282号です。
伝統のある詩誌です。書き手が大分変って来られました。

中で最も心に響いた作品、「逢いに行く」です。

これはベテラン詩人の渡辺信雄さんの作品。
胸衝かれる思いがします。

『コーヒーカップの耳』人の世の機微があるれている本。
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詩誌『リヴィエール』190号

2023-09-08 17:32:16 | 
神戸の詩人永井ますみさんからお贈りいただきました。
詩誌『リヴィエール』190号・2023年9月。



最も印象に残った作品はこれ。

「酒好きな妻のために」です。
面白いといったら悪いですけど、面白いです。
長年連れ添った夫婦の日常の機微が(特殊ではあるのでしょうが)見事に描かれていて共感を呼びます。

『コーヒーカップの耳』読んでおいしい本。
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短歌誌『六甲』2023年9月号

2023-09-08 15:52:38 | 文芸
短歌誌『六甲』9月号です。通巻、なんと1041号。



巻頭ページです。

田岡弘子さんの最初の歌。
   ことば沢山知つてる筈だがこの頃の口を出るのは「暑い」の一語
思わず笑ってしまいました。誰でも、子どもでも作れそうな歌。まったく肩ひじ張らずに自在に作っておられます。

牧野秀子さんの歌。
   空襲が消してしまつたふるさとの家の間取りはまだ覚えてる
「時間」というものの不思議を想います。

中西浩さん。
   河内へと嫁ぎし二女の里帰りお父さんに見てほしいと短歌十首
どんな歌なのか気になりますねえ。

中嶋輝美さん。
   里の家に小さき秤も残りあり劇薬用のはかりなりしか
前に置かれた歌と合わせて、旧家の伝統ある匂いが漂ってきそう。

西村好子さん。
   腰掛けて足し算しつつ足踏みすわたしの力を使い切りたり
ほかの句と合わせて体操講座の様子がよく見えます。

生田律子さん
   六回のワクチン接種は何の為コロナに罹り死ぬ思いしぬ
さっき丁度、郵便が届いて、7回目のワクチン接種券でした。前の6回目は副反応が強かったので今回は予め薬を飲んでおこうと思います。
  
青山俊代さん。
   落ちつきて取扱書を調べれば設置後十余年経つ温水器なり
こういうこと、よくありますよね。え?もうそんなになるの?と思うことが。特に家電製品は。

吉本聆子さん。
   二畝のトマトの赤く色付きて隣にも子にも配りて忙し
昔、妻の実家からいろいろ頂いていました。懐かしい思い出です。

西川愛子さん。
   何時の日か稚児になりたい夢消えて今はすっかり老人(おいびと)となる
この実感、共感できます。
 
石原智秋さん。
   老眼鏡が必要ですねと言う医師に黙って頷きしは五十一歳
わたしは四十歳代でメガネ屋さんで「お近く用が要りますね」と言われました。医師は「老眼鏡」と言い、メガネ屋さんは「お近く用」。

そのほか、まだまだ載ってます。

これは、作家野元正さんの「花を巡る文学逍遥」22です。勉強になります。




これはオマケ。

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川柳句集『Ferris Wheel』

2023-09-08 08:05:38 | 文芸
すみません、正直みくびってました。
この川柳句集です。


敢えて裏表紙も。

先日須磨のギャラリー喫茶「あいうゑむ」さんでお会いした、フリーアナウンサー、ラジオパーソナリティーの久保奈央さんの処女句集『Ferris Wheel』(観覧車)です。
テレビやラジ関などでお馴染みの園田学園女子大学名誉教授、田辺眞人氏が丁寧な跋文を書いておられますが、ここでは久保さんご自身の「あとがき」を紹介しましょう。

2017年に川柳句会に初参加。そしてこの句集発行が2021年。
ということはたった4年間の句歴です。
ということで、わたしは、「どうせアナウンサーさんの遊び半分の余技」と見くびってしまったのでした。
ところがページを開いて読み進むと「これは!」と思ったわけです。

どのページにも小川清子さんの詩情豊かな写真が、いい雰囲気を醸しています。


川柳作品は全てで160句以上もあります。
みんないいのですが、川柳門外漢のわたしの独断でいくつかご紹介します。

先ず、ドカンとわたしの胸を撃ったのがこれ。
  嘘さえも信じてくれた父が逝く
     お父さん、あの世で泣いちゃいますね。わたしはこの一句だけでもこの本を読んだ値打ちがあったと思いました。

  一寸だけ首をかしげる鳩時計
     何気ない景色ですが、そこに自分の心象を重ねて、と思えます。読む者もそれなりに。

  まだかゆい肩甲骨の2ミリ上
     「2ミリ」、この微妙な数値が憎いですね。

  猫じゃらし無口な人に振ってみる
     やってみたくなります。あの人に。

  集合の笛に飛び散る雀たち
     一瞬のシャッターチャンスを逃さない。

  閉店後ハードロックを聴く大将
     取り合わせの妙。わたしは喫茶店をやっていた時、閉店後有線放送のチャンネルをクラシックからブルーグラスに変えて片付けをしてました。

  この手紙結ぶ言葉を探してる
     そうそう、誰もが経験すること。しかし作品化はだれにでもできない。

  父の靴ちいさき指がみがく朝
     ホロリとさせられます。

  鼻歌でギリギリ嘘をはぐらかす
     う~ん、いいとこ捕えますね。大げさかもしれませんが、人生の機微。

  幼な子の柩に眠るきりんさん
 
     「きりんさん」が絶妙。涙なくしては…。

  似なかったところばかりが欲しくなる
     こんな軽い句もホッとさせます。

  リボンさえ結んでいればできた恋
     そうですか。ほほう…。

  蔵書にはハトロン紙巻く父の指
     なんとも言えません。

いいですねえ。きっちりと時実新子さんの命脈を継いでおられます。
つまらないダジャレ川柳や、わけの分からない言葉を組み合わせただけの目立ちたいだけの深みのない川柳が世の中に出回っておりますが、
このような文学の香りする川柳は川柳界の主流にならないといけないと、門外漢ながらわたしは思います。
あの世で新子さんも拍手を送っておられることでしょう。

もっともっと作品、紹介したいですけどこれぐらいで。
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『半月 すおうおおしま』10+3号

2023-09-07 11:26:07 | 文学
山口県の瀬戸みゆうさんからお贈りいただきました個人誌『半月 すおうおおしま』10+3号です。



44ページの中に短編小説が4編。
瀬戸さんの著書は以前に『周防大島の青い海』(編集工房ノア刊)という小説集を読ませていただいたことがあり、感動を受けたのでした。
だからその実力のほどは知っております。

昨日須磨へ行くのに電車の中で読もうと携えて行きました。
車中往復一時間ほどですので、全部は読めませんでしたが、もう少しで乗り越しそうになりました。
帰ってから残りを読ませていただきました。
面白かったです。期待通りでした。

最初の「金恵淑さんのJスルーカード」のラスト二行《金さんからもらったJスルーカードは誰○○○○○ことがない。今も○○○○○してある。》
次の「鷲田先生の白いスーツ」のラスト一行。《何も知らない人は○○○だ。》
三作目「刺す」のラスト三行。《わたしたちは電話を切った。すでに真夜中の三時を回っていた。律子は今夜もきっと頭の中で彼を○○○のだ。今夜こそ、きっちりと○○○○。》
○○の部分はご想像ください。
みなそれぞれに趣の違ったスリルを味わわせていただきました。
そして最後の「片上の上の山のこと」は最も長い作品。
作者が今住んでおられる周防大島の中の小さな範囲の、昔からの風習因習などが、幼友達の口を通して事細かに語られる。
部外者には少し冗長な場面もありますが、この地の歴史の記録として貴重なものになる作品だと思いました。

瀬戸さん、貴重な一冊有難うございました。
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「やめてください!」

2023-09-07 08:10:29 | 日記
昨日の事。
須磨のギャラリー喫茶「あいうゑむ」さんでのこと。
帰りにコーヒー代を払って、ふと目に入ったのが。



壁面にはいろんな額が飾ってありますが、その中に、これ!

実はこれ、わたしがオーナーの詩人福永祥子さんにお送りした一筆箋なのです。
わたしはコーヒーを点てたフィルターを捨てずに洗って伸ばして乾かして一筆箋に使っているのです。
「オシャレです」と喜んでもらっているのですが、これはちょっと困ります。
こんな風に使っているのは自分の悪筆をごまかすためでもありますので、こんな人目に立つところに飾られては思わず目を閉じたくなります。
で、「これは止めて下さい。外してください!」とお願いしたのですが、
「これはわたしが頂いたもの。そしてここはわたしの場所です」ときっぱりと拒否されてしまいました。
みなさん、この店には行かないでください。
でも地図は入れておきます。
因みに今このギャラリーでは川柳作家、茉莉亜まりさんの魅力的な個展が2階の和室で開催されています。9月15日までです。
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「月のは ことのは展」

2023-09-06 20:15:22 | アート・文化
少々天気は心配でしたが、思い切って須磨まで行ってきました。
JR須磨駅からの風景。


詩人福永祥子さんがオーナーのギャラリー喫茶「あいうゑむ」でのイベント。地図です。



川柳作家、茉莉亜まりさんの個展「月のは ことのは展」
9月15日(金)まで。

茉莉亜さんの「ごあいさつ」。

岡山県牛窓の陶芸家、黒住泰久さんとのコラボでもあって、皿などの焼き物にも茉莉亜さんの川柳が彼女の字で書かれています。
この黒馬と白馬は黒住さんの作陶。シンプルな芸術品です。今は茉莉亜さんの個人蔵。

喫茶店二階の和室を使っての展示。


色んなものに茉莉亜さんの鋭いタッチの川柳が書かれています。すべて彼女の手書き。
さすがに時実新子さんのお弟子さんです。
切れ味鋭いです。下手に触ると怪我をします。そのような臨場感のある川柳。
中には詩もあってびっくり。

会場で思わぬ人に出会いました。
さくらFMラジオのパーソナリティー、久保直子さん。
驚きました。以前からある人を介してお会いすることになっていたのですが、その人抜きのいきなりの出会いでした。
世の中狭いものですね。

茉莉亜さんとの会話も楽しかったし、オーナーの福永祥子さんも喜んで下さったし、心から、思い切って行って良かったと思ったことでした。



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懐かしい写真色々

2023-09-06 10:57:06 | 懐かしい話
あるものを捜していたら、
そのものは見つからず、懐かしい写真が、「あら、こんなところにあったのか?」とたくさん出てきました。



小林久隆さんの御両親。
安西さんたち、当時の地蔵さんの世話人。生き残っているのはわたしだけ。
万博の歌の作者、島田陽子さんとのツーショット。
杉山平一、安水稔和、伊勢田史郎さんなど。
ああ懐かしい。
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遠方ばかり

2023-09-06 08:50:37 | 日記
昨日届いた主な郵便物。



この三通、県外からのものばかり。
岡山県、鳥取県、山口県。
皆さまありがとうございます。
ありがたく読ませていただきます。
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「放射線治療体験記」「KOBECCO」9月号

2023-09-05 07:47:56 | 神戸っ子


『KOBECCO』9月号が神戸っ子出版のHPにアップされました。
わたしの手元にはまだ届いていませんが。
今号の「喫茶店の書斎から」は「放射線治療体験記」と題して書かせていただきました。


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『宮っ子』2023年9月号

2023-09-04 18:31:51 | 宮っ子

今月号はちょっと遅かったですけど、やっとHPにアップされました。
『宮っ子』9月号です。
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病院で

2023-09-04 15:00:48 | 安水稔和先生
だいたい出かけるというと、病院関連なのですが、今日はw心臓、血管センター、不整脈科でした。
心電図検査の結果、前回と変わらずで、次は3ヶ月後。
薬も減らしてもらって。
そして残ってるのがたくさんあるので今日は処方してもらわず。
340円でした。

そして歩数、2800歩。

受付横のロビーで本を読みながら会計を待っていた時のことだ。
少々尖った声が聞こえてきた。
わたしより年配の男性だ。80歳代後半か。
夫人らしき人を車椅子に乗せて連れてきておられる。
夫人は首をうなだれて目をつむっておられる。
この人も90歳に近いだろう。
男性は「早くしてほしい」と訴えている。
受付の女性は「7度以下ならいいんですけど。しばらくしてもう一度計ってみましょう」と。
体温の事だ。今も医療機関では入り口で体温チェックがある。
男性は「大丈夫や。早くしたって」と苛ついておられる。。
受付の女性が「看護師に来てもらいます」と言うのだが、
「看護師来てもいっしょやろ」と相当苛ついておられる。
「でも、お熱が上がってきておられますから」と受付さん困った様子。
「さっさとしてくれたらええねん。血液検査するだけやから」。
老々介護なのだろう、男性の気持ちはよくわかる。
だけど受付の人の気持ちも分かる。
なんかいい方法はないのかなあ。
わたしも以前この病院で熱があった時、ちょっとしてから計り直した。だけどやっぱり高くて、別室へ連れて行かれて、PCR検査を受けたことがあった。
物置部屋を空けたような部屋だった。その時は大丈夫だった。
今、コロナの情報はあまり流れていないが終息したわけではなく、インフルエンザも流行っていると聞く。
会計の番号が出たので支払いして帰ってきたけど、あの夫婦はどうなったのかなあ。
PCR検査を受けられたのかなあ。
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小林久隆さんのDNA

2023-09-03 09:19:46 | がん光免疫療法
がん光免疫療法の開発者の開発者、小林久隆さんは、ご両親のDNAをしっかりと受け継いでおられる。
眼差しはお父さんの久盛先生。
輪郭はお母さんの孝子先生。
そっくりだ。
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川野彰子さん

2023-09-03 08:24:50 | 田辺聖子さん
今朝の神戸新聞「正平調」です。

作家、川野彰子さんと島京子さんのことが書かれている。
この川野彰子さんは、たしか、田辺聖子さんのご主人だった川野純夫さんの最初の妻だった人では?
川野彰子さんと田辺聖子さんは文学仲間だった。

その辺りのこと、ここには書かれていませんが、この小さなコラムでは無理ですね。
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