スカイセンサー5900こそBCLの革命児。5900がでるのを待っていた方も多いと思う。お待たせしました。
5900は、デザイン、機能共にBCL界に大変革をもたらした。正方形に近いその正面。中心にスプレッドダイヤルを配し、家電ラジオでありながら通信機の雰囲気を醸し出すデザイン。操作系のほぼすべてをフロントに集めたそのデザインの基本形は、5800からの流れと言えるが、全く異なった空間を醸し出すよう作られている。
操作については、右上のダイヤルがメインダイヤルで、すべてがここから始まる。250Khz間隔のクリスタルマーカーで基準となる位置を確定し、その後目的の周波数へスプレッドダイヤルであわせていく。手間がかかるようだが、この面倒な操作手順が良い。
これに似た方法は、すでに東芝がサウンド750GSで導入している。だが、5900が実現した世界は、周波数直読(10Khz)。750GSには考え方の先進性はあるものの、ここまで徹底した設計思想がなかった。絶えず先端を行こうとするソニーの野心作は、750GSの遙か上を行ってしまった。
ダブルスーパーという高性能な回路も備えた革命的な機械であるにもかかわらず、価格は割に控えめ。27800円だったと記憶している。コストパフォーマンスはきわめて良いものだ。そのため当時のBCLマニアの心を根こそぎ持って行った感じ。5800同様、発売以来、売れに売れたと聞く。
のちに、松下がRF-2200を出すが、徹底的に5900をマークした形で発売。BCL戦争の最も激しい時代へと突入した。東芝もTRYX-2000を出すなど参戦を試みるが、この時の多くはソニー派・松下派のいずれかといった感じで、他社の追随をほとんど許さない状態になったと思う。(東芝さんには悪いですが印象としてのコメントです)
そんな5900だが、BCL戦争の主戦場がデジタル直読機に場面を移していく中で、RF-2200共々その役目を終えていく。今となっては、ごくありふれたラジオでも周波数はデジタル表示の時代だが、5900の果たした役割は大きい。最大のライバル2200がでてなおのこと、その高性能と高いデザイン性が引き立った。今でも他のラジオには無い輝きを放っていると思う。
もし数あるラジオコレクションの内、一台を残して処分となったらどうしよう。私はすべてを捨ててもRF-2200を選ぶが、迷わず5900と言う人も多いはずである。家電系アナログラジオの名機だ。
所有する5900は福岡から嫁入り後、ラジオ工房にてアンテナの修理(すべてはポップアップしないが..)と細かい調整を受け、ほぼ完動の状態に仕上げてある。RF-2200が好きだからこそ最大のライバル5900も末永く完動の状態で所有したい。ご覧の皆さんからも5900への思いをコメントしてもらえると、管理人としても幸いである。
付記:5900や2200には、最高の賛辞を持って紹介したい。ソニーも松下も両機以上のアナログ系高級機を出している。だが、それらは非常に高額で世間とはかけ離れている。ここでの紹介文は、あくまでも一般的家電ラジオでのものであることを付け加える。
5900は、デザイン、機能共にBCL界に大変革をもたらした。正方形に近いその正面。中心にスプレッドダイヤルを配し、家電ラジオでありながら通信機の雰囲気を醸し出すデザイン。操作系のほぼすべてをフロントに集めたそのデザインの基本形は、5800からの流れと言えるが、全く異なった空間を醸し出すよう作られている。
操作については、右上のダイヤルがメインダイヤルで、すべてがここから始まる。250Khz間隔のクリスタルマーカーで基準となる位置を確定し、その後目的の周波数へスプレッドダイヤルであわせていく。手間がかかるようだが、この面倒な操作手順が良い。
これに似た方法は、すでに東芝がサウンド750GSで導入している。だが、5900が実現した世界は、周波数直読(10Khz)。750GSには考え方の先進性はあるものの、ここまで徹底した設計思想がなかった。絶えず先端を行こうとするソニーの野心作は、750GSの遙か上を行ってしまった。
ダブルスーパーという高性能な回路も備えた革命的な機械であるにもかかわらず、価格は割に控えめ。27800円だったと記憶している。コストパフォーマンスはきわめて良いものだ。そのため当時のBCLマニアの心を根こそぎ持って行った感じ。5800同様、発売以来、売れに売れたと聞く。
のちに、松下がRF-2200を出すが、徹底的に5900をマークした形で発売。BCL戦争の最も激しい時代へと突入した。東芝もTRYX-2000を出すなど参戦を試みるが、この時の多くはソニー派・松下派のいずれかといった感じで、他社の追随をほとんど許さない状態になったと思う。(東芝さんには悪いですが印象としてのコメントです)
そんな5900だが、BCL戦争の主戦場がデジタル直読機に場面を移していく中で、RF-2200共々その役目を終えていく。今となっては、ごくありふれたラジオでも周波数はデジタル表示の時代だが、5900の果たした役割は大きい。最大のライバル2200がでてなおのこと、その高性能と高いデザイン性が引き立った。今でも他のラジオには無い輝きを放っていると思う。
もし数あるラジオコレクションの内、一台を残して処分となったらどうしよう。私はすべてを捨ててもRF-2200を選ぶが、迷わず5900と言う人も多いはずである。家電系アナログラジオの名機だ。
所有する5900は福岡から嫁入り後、ラジオ工房にてアンテナの修理(すべてはポップアップしないが..)と細かい調整を受け、ほぼ完動の状態に仕上げてある。RF-2200が好きだからこそ最大のライバル5900も末永く完動の状態で所有したい。ご覧の皆さんからも5900への思いをコメントしてもらえると、管理人としても幸いである。
付記:5900や2200には、最高の賛辞を持って紹介したい。ソニーも松下も両機以上のアナログ系高級機を出している。だが、それらは非常に高額で世間とはかけ離れている。ここでの紹介文は、あくまでも一般的家電ラジオでのものであることを付け加える。
真打は遅れて登場の感があります。
ジャストタイミング!
管理人様の心憎いばかりのご演出でしょうか。
世にBCLブームを決定づけた最大の功労者が本機でしょう。
所有したことこそないものの私にとっては最も印象深いモデルです。
私見ですが後発のRF2200はこの機種を越えられなかった部分もあるかと。
待ちうけ受信という言葉が流行ったのも本機の登場がきっかけだったと思います。
もし自分もコレクションを始めるのなら真っ先に手に入れたいモデルです。
お問い合わせの件ですが、下記のサイトなんかが参考になります。船舶気象情報と書いてしまいましたが、正しく通報のようでした。
http://www.jo2oxl.com/JO2OXL/sen.htm
さて、普通のラジオで可能かとお問い合わせありましたが、そう簡単でないかも知れません。
短波を受信できるラジオで、下記の要件を満たしていると可能です。
①1600Khz(1.6Mhz)~受信可能範囲を持っているラジオ。
②SSBというモードを持っているラジオ。BFOでも良いです。(普通のモードでも聞こえるとは言われていますが..?)
③可能であればデジタル周波数表示のラジオ。
まず松下。古い機種で言えばクーガー115,118DやRF-30B(といったかな?)あたりでしょうか。
ソニーで言えば、最近の機種がよいかも知れません。ICF-2001とか、ICF-SW55とか持っていますが、何種類か使えるものがでています。
東芝もTRYX-2000であればいけると思います。
ただ、この周波数は、付近に放送波が無いので、同調するのであれば、やはりデジタルがおすすめです。周波数がわかっているのですから待ち受けられます。
詳細な情報が必要でしたらまた問い合わせてください。調べてみますよ..。今回は簡単にと言うことで..。
やはり5900には思い入れのあるご様子。もっともなご感想をいただきました。おっしゃるとおり5900と2200には優劣の付けがたい部分があります。
当方としては、結果的にはカバーしている周波数帯の連続性と、125Khz、500Khzという細かなマーカー調整等々でRF-2200に軍配を上げるかなという感じです。感度は大差ないでしょう..? 従って後は好みの問題かなと..。
ただ、使用していますと、5900のスプレッドダイヤルは、RF-2200よりやや間隔がありますので、見やすさを感じます。
また、些細なことですが、外に持ちだしてという場合は、断然5900に分があります。何しろ軽いですし、スイッチ類の構成も2200よりはシンプルです。2200は色々機能が付加されました。外の暗い場所での操作というと、シンプルな方が私は好みです。とはいえ、そう軽々に外出用にもできませんが..。今は6000が車中に常時待機しています。
またコメントお寄せください。今後もコレクションの紹介は続けますので..。
私がRF2200を所有していた頃は設計上のミスか松下の限界か不具合と思われる現象がありました。
これはもしかすると個体差で私のクーガだけだったのかも知れませんが、具体的には高周波数域でマーカー信号の音がゆれる。強力な短波局を受信していてバンドスイッチを切り替えるとその局が受信できてしまう等です。
管理人様のRF2200にはそのような症状はありませんか。
さて、貴サイトに触発されて私も懐かしいとばかり言ってないで久々に短波局でも受信してみようかという気になりチャレンジしてみたのですが、これがなかなか上手くいきません。
最近の短波放送は一体どうなっているのでしょうか。
それとも受信機の不調なのでしょうか。
貴サイトを参考にしながら折を見て試みていきたいと思ってます。
教えていただくことがあるかも知れません、その節はよろしくお願いいたします。
さて、前半のRF-2200に関するご質問ですが、私の物も同様の症状あります。後半のバンド切り替えに伴う現象は、目的の周波数へチューニングしていけば問題ないと思います。
また、マーカーの件ですが、マーカースイッチを固定して、ダイヤルを左右に回して、発信音をあえて揺れ動かしてみてはどうでしょう。しばらくすると連続音になることがありました。後は使い込むだけです。
RF-2200だけでなく、BCLラジオ関係の事なら下記のラジオ工房をまず覗いてみてはどうでしょうか。色々参考になります。
http://www31.ocn.ne.jp/~radiokobo/
ただし、ご注意を..。私はこのサイトにたまたま入ったことで、ラジオコレクションの世界へはまりました。
なお、BCLライフの再開のためにも参考になるページがいくつかあります。いったんこのコメントを閉じますが、再度整理してコメント欄に記載します。
昔を思い出して、再開する場合は、まず日本向けの日本語放送をきっちり受信してみることをおすすめします(ただしRAE・アルゼンチンだけは未だにだめです)。受信上のコンディションのこともありますので、心地よいリスニング環境を整える必要もあるかも知れません。昔聞いた時ほど良好に受信できないなんて嘆かないでください。屋内外のノイズの発生源も、あの頃に比べるとはるかに多いと思います。まずはのんびりとチャレンジしてみてください。
短波放送関連リンク(集)
http://www.daito.ac.jp/~zhongye/bcl/link.htm
短波放送のサウンドクリップ
http://www.ne.jp/asahi/sound/africa/sound.html
世界の放送を聞こう
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/akage/bclhome.html
世界の短波放送局情報
http://www.wavehandbook.com/jp/index-j.html
国際短波放送
http://www.tomita104.com/shortwave.htm
月刊短波
http://www5a.biglobe.ne.jp/~BCLSWL/
主な国と地域の海外向け日本語放送・放送時間(日本時間)及び周波数(kHz)
http://www.daito.ac.jp/~zhongye/bcl/jpn/sch/j_set.htm
ラジオ工房
http://www31.ocn.ne.jp/~radiokobo/
ラジオの時間本館
http://www.sado.co.jp/simizu/radio/
ラジオの時間別館
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/3958/
ラジオセンター
http://radios.jp/
ラジオへの想い
http://homepage1.nifty.com/Tatsumi/Radio/Radio_flame1.htm
BCL、海外放送リスニングのホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/%7EBCLDX/
bclradio
http://bclradio.tripod.com/
n-one通信
http://n1hp.or.tv/index.html
大変有益な情報有難うございます。
これらを参考にしいろいろ挑戦してみようかという気持ちになりました。
とりあえず夕方の時間帯に朝鮮中央局の日本語放送が31メーターバンドで良好に受信できるのを本日確認できました。
レベル低すぎですか?
それにしても5900の書き込みは内容といい画像といいとても素晴らしかったです。
参考になるようでしたら幸いです。
チョソンの声。聞きましたか。
私も今日は夕方少し聞きました。
途中からR.Koreaに変えましたけど。
レベル低すぎですか? とありましたが、全然です。
一局一局、受信できる局を増やしてください。
他国のニュースなどを聞くのも楽しいものです。
とりあえずは、韓国・中国・台湾・ロシア付近でしょうか。後は段々とチャレンジと言うことで..。
最後に、今回の記事にお褒めをいただき感謝です。
ついつい思い入れが過ぎ、くどくなる癖が抜けなくて困っています。これからもよろしくお願いします。
ラジカセに付属の短波受信ではもの足らず
親にすねかじって購入してもらった受信機です。
2200を友人が買ったときに聞き比べましたが
5900のほうがよかった記憶があります。
(自分のが一番って思っていたからでしょうが)
最近復活した友人も現在5900でノメリコミ中
のようです。受信した局をメールで毎日くれるほど・・・
VIVA BCL