観光地としての認知はないが、羽黒神社はなかなか良いところだ。梅津川をさかのぼっていくと左岸の山の麓に羽黒神社がある。写真は神社への入口であるが、流鏑馬がこの道路で行われている。
▲神社への門
下記の看板からのメモにあるように6月に神社へ奉納される神事として行われている。自分は羽茂の度津神社のそれは見た経験があるが、ここの流鏑馬はまだ見ていない。仕事の関係上よほどの日程調整ができないと見る機会はもてないが、見てみたいものと思っている。
以下に紹介する写真は、入口から本殿に至るまで、要所要所にて撮影したものである。鬱蒼とした林の中をまずは登り、そして一旦下って又登る。本殿に至るまでしばらく歩くことになるが、その道のりも決して悪くはない。雨で階段が濡れているときは要注意だが、主なところをまわった佐渡体験のベテランにはおすすめする場所である。
▲門をくぐって最初の登り
▲最初の坂を登り切ると
▲一旦下ると見える橋
▲つらい歩きも周りの緑が癒す
▲最後の登り
▲これが羽黒神社
羽黒神社のやぶさめ(説明書きの看板より)
種類:県指定民俗文化財
指定年月日:昭和40年4月7日
所在地:両津市(現佐渡市)大字羽吉(外羽黒)
所有者又は管理者:羽黒神社
羽黒神社のやぶさめは疾走する馬上から的を射て、家内安全、五穀豊穣等を祈願する神事で、6月12日夕方、射手、塩振り、馬方、賄人らの行屋入りから始まる。行屋では斎戒沐浴の生活をする。
十五日には馬場のお旅所に御輿が出御、その前の道路沿いに三つの的がしつらへられて、やぶさめが行われる。神社的三筋、郷中の的一筋、定例の的一筋、祈願者の次的の数々が奉納されて、馬場切りの礼で神事が終了する。
これらは古式が忠実に伝承されており、また規模の雄大なことなど、県内有数であろうといわれている。
平成四年八月 両津市教育委員会