団塊の世代のつぶやき

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人工光合成

2012年08月06日 | エネルギー 環境

  第4701回第 4391回の光合成など未来のエネルギーに触れましたが、偶然でしょうか又しても人工光合成の 話題がありました。
  前回の株 式会社 豊田中央研究所の場合は変 換効率は0.04%で したが今回は効率が大幅にアップしているようです。

  Panasonicよ り  プ レスリリース

  世界最高の効率0.2%*)で有機物を生成

窒化物半導体の光電極による人工光合成システ ムを開発

二酸化炭素を資源化し、循環型エネルギー社会 の実現に大きく前進

*)2012年7 月30日現在、当社調べ。

【要旨】

パナソニック株式会社は、世界最高の太陽エネ ルギー変換効率(以下、効率)[1]で、太陽光のみで二酸化炭素と水か ら有機物を生成する、人工光合成[2]システムを開発しました。

本システムは太陽光を照射する光電極に窒化物 半導体[3]を使用し、有機物を生成する電極に金属触媒[4]を使用す ることで、効率0.2%(主生成物:ギ酸[5])を実現しています。この効率は、バイオマス[6]で使用さ れる植物と同程度であり、植物に代わって、本システムにより、これまで不要なものとして排出されていた二酸 化炭素を原料として、有用な有機物(化学原料、燃料など)を生成することが可能となりました。

【効果】

地球温暖化および化石燃料枯渇の問題を同時に 解決できる夢の技術として、太陽光のみを使って人工的に二酸化炭素を吸収し資源化する、人工光合成の研究に注目 が集まっています。本開発により、植物と同等の効率で二酸化炭素を吸収し有機物を生成する、人工光合成システム が実現し、来るべき循環型エネルギー社会に向け大きく前進しました。

【特長】

本開発は以下の特長を有しています。

バイオマスで使用される植物と同等(0.2%)の効率を実現。しかも生成される有機物の量は太陽光量に比例して増 加。

金属触媒や反応環境を最適化することにより、 生成される有機物の種類を選択可能。

光合成システムを無機材料のみで構成すること に成功し、単純な構造を実現。…以下略

  豊田の次はパナソニックとは日本を代表す る企業が頑張っているようですね。それにしても0.04から0.2への効率アップは物凄いものがありますね。ど のくらいまで上がれば実用化になるのでしょうか。
  核融合と言い、この人工光合成と言い人類は大変なことに挑戦していますね。これらが実現すれば世界のエ ネルギー問題は解決です。
  しかし、有り余るエネルギーを際限なく使えるとなると人間なんて何をしでかすか分らないのかもしれませ ん。もしかしたら少しくらい足りなくて節約の努力をしている方が良いのかもしれませんね。

足るを知!