★★大麻
第 3849回で大麻が禁止になっているのは何か裏があるのじゃないかと書きましたが、やはり大きな裏 があったようです。
少し古いですが何時ものね ずさんの ひとりごとが詳しく書いてくれています。これを読むと日本人って本当に馬鹿正直なんだ なぁと感心させられます。もっと物事の裏を見ないといけないですね。この馬鹿正直さにつけこまれて戦後に自虐史 観をしこまれてそれを信じてしまったのでしょう。この麻の話を読むとそのあたりも良くわかります。
…略
私達現代日本人は、大麻というと、 麻薬であり、イケナイもの、おそろしいものと考えています。ところがこの大麻、戦前の日本の小学校の教科書で は、その栽培方法やら使用用途などが、詳しく教えられていたのです。しかも、猛暑の夏には、まさに大麻でできた 着物を、多くの人が普通に着ていました。大麻でできた衣類は、汗を吸い取ってくれ、速乾性に優れ、夏を涼しく快 適に乗り越えるのに、もっとも都合が良かったからです。…中略
では、大麻取締法がいつできたかと いうと、昭和23(1948)年です。GHQの指導により、うまれてい ます。…中略
そもそも「大麻」とはいったい何でしょ うか。よく、「麻の着物」とか「麻の織物」とか言いますが、麻が、昔の日本では、米と同じくらい広く栽培され、 麻の繊維が着物などにごく普通に使われていたのは、みなさまご存知の通りです。
ちなみに、徳川家康は、麻のふんどしが好物だったのだそうで(絹や木綿よりも、通風性にすぐれ、蒸れな い)、また、麻の着物は、特に夏場では、吸湿吸汗に優れ、しかも速乾性でもあることから、日本中で幅広く愛 用されていたものです。
また、和紙、といえば、繊維が長く丈夫 な紙としてもよく知られていますが、実はこの和紙、いろいろな種類があるけれど、原料としても最も多く使われた のが、麻です。和紙のことは、別名「麻紙」とも呼ばれ、これまた紙の中でも、最も古い歴史を持ちます。この麻 紙、実はたいへんなエコロジー紙でもありました。麻の繊維からは、まず綺麗な着物を作ります。日本の着物はフ リーサイズなので、だいたい三代(自分、子、孫の代)まで使われますが、最後は、継ぎはぎだらけのボロとなりま す。ボロとなっった着物は、ほぐして雑巾や、袋物などに使い、これまたボロボロになると、こんどは麻布を細かく 刻んで煮沸し、漉(す)いて、麻紙にしたのです。この麻紙は、書道の練習用紙や、各種手紙、大福帳など書き付け 用の紙として使われただけでなく、ふすま紙や、障子紙としても使われました。つまり、我が家のふすま紙は、曾祖 父や、そのまた曾祖母の着ていた衣類が、そのまま壁紙になっている、なんていうことが、ごく一般的にあったので す。しかも、襖紙や障子が破れると、これまた細かく刻んで漉き直し、またまた紙として再生して利用しました。そ うは言っても、和紙って値段が高いですよね、などと今の人は思うかもしれません。
けれど実は、麻の栽培は、戦前の日本で は、米と同じくらい、日本中で作付けされ、戦前の小学校の教科書では、麻の栽培方法が、詳しく掲載されているほ ど、だったのです。麻は、自生するくらい繁殖力が強いし、栽培すればだいたい半年で収穫できます。実や葉は食べ れるし、茎からは繊維がとれる。しかも実からは、植物性のヘルシーな油まで採れてしまいます。
つまり、麻と日本人は、切っても切れな い、とっても大切なお友達だったのです。収穫量も多く、ですから日本では、和紙は、もともとはとっても値段の安 く身近なものだったのです。その身近だった「麻」と、なにやら危険な香りのする「大麻」は、どこがどう違うのか というと、実は、まったく同じ植物を指します。実は、「大麻」とは「麻」の別称でしかありません。もともとの名 前は、単に「麻」でしたが、大昔に伊勢神宮が発行する神札のことを「大麻」と名付けたところから、「麻」のこと を、別称で「大麻」と呼ぶようになっただけのことです。要するに、「大麻」と「麻(アサ)」は、同じものです。 そもそも麻は、中央アジア原産の一年生の草で、アジアでは、ごく一般的な野草です。
自然に麻が生い茂った場所は、古来、麻 草(浅草)、麻布、多麻川(多摩川)など、麻の文字が、いまでは異なった漢字を充てている場所も多いけれど、日 本中の地名にみることができます。
それだけ一般的だった麻が、いまでは 「大麻取締法」で規制されています。…以下略
かなり長いので是非リンク元で全部読ん でみてください。
ここで読んで目が覚めたところで偶 然でしょうか、この問題を証明してくれる記事がありました。
SankeiBiz 2012.8.19
麻 薬が障害! 即位儀礼、相撲…「大麻草」文化と伝統 復活へ一歩 (1/2ページ)
「麻薬を作り出す大麻草」ではな く、天皇の即位儀礼に使われる織物や大相撲の横綱が締める綱の素材にもなる麻の文化的な活用方法を広めたい-。
生産量日本一の栃木県で7代目麻農 家、大森由久さん(63)が呼び掛け、日本麻振興会が発足した。全国の麻工芸職人や生産者ら約1500人が参 加。大森さんは「産業用大麻草の文化と伝統を取り戻す第一歩」と意気込む。
振興会が発足
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栽培は毎年免許の更新が必要で、麻薬密 造を防ぐため新規参入は認められにくい。厚生労働省によると、2010年の免許保持者は全国でわずか54人。こ のうち麻薬成分をほぼ含まない品種を開発した栃木県の農家が23人を占めるが、高齢で生産量も年々減っている。
「このままでは日本の麻も伝統も残らな い」。大森さんの危機感が振興会発足の出発点だった。「麻薬との切り離しが重要」と考え、大麻取締法違反者は即 除名との規定も設けた。…以下略
日本の伝統を取り戻さなくてはならない ですね。日本人の素直さと世界の腹黒さを上手く取り入れる必要がありそうです。
日本人よ目を 覚ませ!