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★中国新幹線、2035年に7万キロは達成できるのか

2021年10月19日 | 中国

 Chinaの新幹線はまだ倍の7万キロまで伸ばすつもりだそうです。何ともスケールのでかい話です。
  とは言え本当に出来上がるのでしょうか。どう考えてもその前にChinaの崩壊が起きるでしょうし、もし出来上がっても耐用年数を考えるときっと壮大な廃線になるのじゃないでしょうか。何とも壮大な無駄になりそうです。

  宮崎さんが詳しく取り上げてくれています。それにしても、日本の遅々たる開発と比べると独裁の羨ましさを感じてしまいます。
  やはり、行き過ぎた民主主義の弱点と言えそうです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和三年(2021)10月11日(月曜日)
 通巻第7079号  

 中国新幹線、2035年に7万キロは達成できるのか
  西部地区の営業コスト、予測よりさらに下回っていた

 2004年に中国新幹線網の構想が打ち上げられ、工事は2004年から開始、第一号は北京・天津間で2008年北京五 輪に間に合わせて完成した。
 爾後、瞬く間に全土へ新幹線が突貫工事で敷設され、2021年9月現在、3万8000キロ(日本の新幹線の12 倍!)。
 180都市の527の駅を繋いだ。世紀の大工事は、隋の煬帝の運河建設を上回る大土木事業となった。

 問題は採算がとれるか、とうかの営業コストである。中国新幹線の赤字に関しての公式見解は、「(赤字累積の行き先を懸 念する声があるが)地域経済の発展に貢献しており、総合的に判断すればプラスになる」とする。
累積赤字は表向き83兆円と言われる。実際は、この倍だろうと推測されている。乗車率、運賃、運行コストには駅舎維持、 メインテナンスのエンジニア待機から駅員、付帯してのサービスその他。

 中国の「地域地勢調査」に拠れば、沿海部は9%の成長しているという。(何を基準に、何が「成長」としているかは不 明。乗客数なのか、沿線地区のGDP成長率なのかは明記されていない)。中央部の新幹線沿線は3・6%成長、北部は4・ 4%成長。ところが西部は1・5%の成長しかなかったと、国内の研究機関ですら、その赤字体質を懸念していることが分か る。

 ところで雲南省昆明からラオスのビエンチャンへの敷設工事はほぼ完成し、10月2日には首都ビエンチャン新駅が完成し た。年内開業の予定という。ビエンチャンの南の川を渡ればタイであり、次はタイ北部ノンカイを繋ぐ予定だという。

  耐用年数の短い新幹線を作り上げても、いずれ使い物にならないのは余りにももったいない。と言うか、どう考えてもChinaの崩壊の方が早いでしょう。

壮大な無駄ですね!

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