トランプさんが又、暗殺されそうになったそうです。全くしりませんでした。やはり、まだまだ何が起きるかは分からないようでう。
宮崎さんが取り上げてくれています。トランプさんの復活は実現するのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)9月18日(水曜日)
通巻第8415号 <前日発行>
トランプ暗殺未遂犯は「ゼレンスキーの刺客」?
悪名高い「アゾフ旅団」と接触、ウクライナ志願兵を募集
狙撃未遂事件がまた起きた。しかし今回の犯人は、いかにも暗殺をやるように目立った行動を示し、SSが発砲するとすぐに逃げた。かなり舞台装置が演出されている。暗殺するジェスチャーを示し、トランプ圧勝ムートに水をさしたかったのだろう。9月15日にマイアミのトランプ所有のゴルフ場でおきた暗殺未遂事件は謎だらけである。
最大の謎は犯人のライアン・ラウスが、12時間も前にゴルフ場付近に現れていることだ。トランプ前大統領の行動予定は数時間前に決まることが多く、警察の無線を傍受するなどの共犯者がいるのではないか?
この人物、ライアン・ラウスは建設労働者、住所不定。サウスカロライナに住居はあるが、ハワイにも出没する。ウクライナ狂信者といわれ、過去の行動記録をみると、妖しい事実が並んでいる。ウクライナ戦争の初期段階でライアン・ラウスは「マスコミの寵児」だった。
極左のニューヨークタイムズやニューズウィークがラウスを「英雄」のように持ち上げ、英国のフィナンシャルタイムズも彼にインタビューしたことがある。つまり極左の主張に沿った行動をとる、珍しい存在をみつけたのだ。
しかしウクライナ志願兵をつのる人物をメディアはひたすら持ち上げた。日本からも台湾からも志願兵がキエフへ行った。ライアン・ラウスは民主党支持者でもあり、関係者に拠ればトランプを憎んでいたとか。フェイスブックは、事件後、かれのページを削除している。
ライアン・ラウスはウクライナ戦争が始まると、外国志願兵としてウクライナへ赴き、志願して闘う等と発言をし続けたため、当時、ロシア批判一色だったアメリカのメディアに頻繁に登場した。
当時すでに56歳で、老兵の範疇からもはみ出ていた。ウクライナは志願を受け入れなかったが、それならばとラウスは、「アフガニスタンから志願兵を募り、パキスタン、イラン経由でウクライナに送り込む。パキスタンは腐敗した国、パスポートなどどうにでもなる」と堂々とニューヨークタイムズのインタビューに答えた。
このときの彼の肩書きはキエフではなくポーランドに近いリヴィウにあった「国際ボランティアセンター」の「幹部」だった。ウクライナ当局は、その胡散臭さとパラノイア症状から相手にしなかったとも言われる。
売名行為ととられたが、当時のアメリカには、この種のパラノイアでも歓迎する雰囲気があった。かれは建設労働者で、その貧しい収入から1ドル、10ドルの少額献金を民主党にしていた(最高額は19ドル)。
自己満足と存在証明のためか、こうした過去を見るとひとりよがりの妄想家だ。
その人物がウクライナへ飛んでニケ月以上をホテルに滞在し、ほぼ連日、米国ならびに英国のメディアに登場したということは、背後に米国政府関係のなんらかの支援が組まれていたのではないか。往復旅費とホテル代を誰が支払ったのか?
▼アゾフ旅団にも出入りしていた
ラウスは悪名高い、ウクライナのネオナチと言われた「アゾフ軍団」の政治キャンペーンのヴィデオにも登場して、ウクライナの狂信的軍人グループの宣伝も買って出ている。ゼレンスキーとアゾフ軍団は事件後、彼との関係を認めようとしていない。
アゾフ旅団について言えばドンバスで凶悪な行為が目立ち、主力はネオナチ集団だった。ゼレンスキーの胴元として知られたユダヤ人富豪のコロモイスキーが資金を出したことも確認された。
マリウポリの製鉄所をめぐる攻防戦で三分の一が戦死、多くが負傷し、残りはロシアの捕虜となった。この戦闘以後、いったんは壊滅したといわれる。
現在はウクライナ国家親衛隊に所属する旅団だが、規模は1000名前後。また24年5月に米国はアゾフ旅団への武器供与を中止している。
さてトランプ暗殺未遂の犯人ライアン・ラウスのことに戻ると、彼が所持していたのはAK47ライフルである。AK47は別名カラシニコフ銃といわれ旧ソ連が製造元だった。以後旧東欧からイスラエル、とくに中国で模造品が大量に生産された。
米国で出回っているのは改良品とされ、六種類が流通している。もっとも入手しやすいのは「AK47 SAM7SF─84」で、販売価格は1447ドル前後。
ゴルフコースまで最短350メートルが狙撃予定地だったらしいが、AK47改良型なら300メートルから500メートルの射程がある。弾丸は7・62ミリ。
ロイターの報道では「ラウスは2002年にノースカロライナ州で『大量破壊兵器の所持』で有罪判決を受けた。裁判記録は、当該事件では、ノースカロライナ州グリーンズボロで警察官に交通停止を命じられたラウス容疑者は逃走し、警察が逮捕するまで数時間にわたり屋根葺き屋の店内に立てこもった」
この事件の裁判ではラウス容疑者は未登録の全自動小銃の所持で有罪を認めた。
ノースカロライナ州法では大量破壊兵器と定義されており、最長59カ月の懲役刑が科せられる重罪だが、ラウス容疑者は保護観察処分を受けただけですんだ。
いわば札付きのお尋ね者、こういう手合いは日本でもいる。虚言癖と誇大妄想、軽犯罪をおかしても反省の色がない。くわえて、ノースカロライナ州の裁判所記録によると、ラウスは少なくとも1990年以降、盗品所持、不渡り小切手発行歴、軽微な交通違反など、頻繁に法に触れていた。複数の屋根工事会社幹部だったラウスは、代金を支払わないとして、多くの関連業者から訴えられていた。
イーロン・マスクはXへの投稿で「トランプは狙われたが、バイデンもハリスも暗殺対象にならないのはなぜだ」と書き、すぐに削除した。
その言外の意味は「暗殺に値する政治家ではない」ということだろうけれど。。。
バイデンもハリスも暗殺に値しないというのは笑えますね。そんな奴らを大統領にしようとするアメリカも笑うしかなさそうです。
そういう日本の総裁選にも同じようなのが出ています。何とも情けない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます