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★ラオス北部ポーテンは既に中国の植民地化している

2023年09月30日 | 中国

 Chinaの高速鉄道による債務の罠にラオスが陥ったようです。一帯一路(BRI)の恐ろしさです。
  とは言え、いずれ現代の万里の長城になるのは間違いないでしょう。そんな罠に陥る指導者達は何を考えているのか。やはり、金を掴まされたのでしょうか。

  宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、現代の万里の長城は何年後に現れるのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)9月26日(火曜日) 通巻第7924号 

 ラオス北部ポーテンは既に中国の植民地化している
  ラオスが陥った債務の罠、つぎの中郷の狙いは何か?

 ラオスが債務危機に陥った。通貨の暴落が始まった。
 中老高速鉄道が開通したのは2021年12月3日だった。雲南省昆明からラオスの首都ビエンチャンまで400キロ。総工費60億ドルのうち、70%を中国が貸し付けた。ラオスのGDPの65%が中国からの借金となった。この中国一辺倒の比率は異常である。

 開通直前に筆者は、この工事現場の拠点、ラオス北方のポーテンを取材したが、中国全土から長距離トラックが建設資材を運んでいた。レストランは四川、重慶料理が主で、辛いためうどんか何かを食した記憶がある。

 ちなみにGDPの40%を中国の借金に依存しているのはモルディブ、ジブチ等だ。
結局、モルディブは無人島の二つほど、中国の基地として提供せざるを得なくなるだろう。ジブチはすでに1万人の中国軍事基地を受け入れたし、スリランカはハンバントタ港の99年の租借を認めた。
ハンバントタ港は中国の軍港化した。スリランカの首相すら立ち入れなくなった。

 昆明からの高速鉄道はラオス北部のポーテン(摩丁)につき、それからビエンチャン(万象)へ向かう(昆明~万象間の運賃は普通席が542元=1080円)。
国境の町、ボーテンには高層マンション、カジノホテル、免税店ビルが立ち並び、商店街は人民元決済。ならぶ商品は90%以上が中国製、ついでにいえば客は殆どが中国人だ。マンション分譲の看板も人民元表示である。

 ポーテンには「経済特区」を建設中で、中国企業200社が進出予定。どう考えても、すでにラオス北部は中国の経済植民地であり債務の罠におちた典型である。

 ビエンチャンは川を挟んで南がタイ。ここでは人民元よりタイバーツ経済圏となっていて、自国通貨キップをすぐにバーツか、あるいは金製品と交換する。自国通貨より外国の通貨が決済に使われている。

 このところラオス通貨が暴落を始め、対バーツ相場が40%近くの下落を示している。
人口750万人、一人あたりのGDPが2500ドル内外という最貧国は、これから借金を返して行かなければならないが、意外に中国が悠長な態度に終始しているのは、この鉄道をタイを縦断して、マレーシアからシンガポールへ繋げようとしているからである。
 
  Chinaのこの狙いが実現することを許す様では世界も終わりでしょう。

 NEX工業がラオスの高速鉄道の債務の罠を取り上げてくれています。


  さて、Chinaの債務の罠作戦は成功するのでしょうか。と言うか絶対に阻止しなければならない。それが出来ないようではやはり世界は終わりでしょう。

  現代の万里の長城の実現を期待!

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