団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

回転する家

2008年10月24日 | 太陽光発電

  何時ごろだったでしょうか、私がまだ社会人になった頃だったかもしれません。ということは40年近く前だったのでしょうか、記憶が定かではありませんが、記憶に残っている家があります。
  テレビニュースだったのですが、高松市の個人の方が360度回る家を自分で建てたというものでした。そのときは、おかしなものを造る人もいるもんだと思ったくらいでした。しかし、後年、太陽光発電に携わるようになってその家のことが思い出されてなりませんでした。
  太陽電池は太陽の光を90度で受けるのが一番発電効率が良いのです。そのために直ぐに思いつくのが電池を太陽に常に正対するように動かすことです。現にそうした設備を備えたシステムも海外ではあります。しかし、日本のように発電した電気の売値が低いと設備投資をしても採算が取れないのです。

  そうです、だからあの360度回る家にこそ屋根に太陽電池をつければ最高です。最も、建築コストが高くついてわざわざ建てるのは不経済でしょう。と思っていたら、おもしろい記事を見つけました。 

  1016名駅経済新聞

  360度回転する家-名古屋の一級建築士が考案、専門会社設立

 360度回転する家「Dio-ARC(ディオアーキ)」を設計した一級建築士の早川延幸さんは9月、同建築物の建築やコンサルティングなどを行う専門会社「Dio-X(ディオックス)」(名古屋市西区比良1)を設立した。

  ディオアーキは早川さんが自身の個人設計事務所で考案した建築物で、スピード調整を図りながら部屋を360度回転させ、外から入り込む光・音・香りなどの調節ができる。省エネや環境性能、快適性でも研究を重ね、従来の居住空間よりもさらに進歩した生活スタイルの提案が可能になったという。

  研究は、早川さんが2003年に中国・上海でマンションの設計を受託した際に「最上階での展望が全ての部屋で楽しめたら良いのでは」と考えたことがきっかけで始まった。2005年には、回転する躯体の構造部に特許技術を採用し外気流入などの根源的な問題もクリアできるという。

  回転する部分は建物の外側・内側の両方で、360度の景観を楽しむ以外にも家具レイアウトや空間アレンジの幅が広がり、居住空間の使い方がより自由になった。

  同社は現在、会社設立を記念し同建築物の有効的な活用アイデアを一般から募集している。「あなたの家が360度回転したら?」をテーマにアイデアを送った人の中から最優秀アイデア賞を選び、賞金5万円を授与する。

  この家に太陽電池を乗せれば素晴らしい発電量が稼げそうです。写真をみると屋根が多角形になっているので太陽電池を載せるには効率が悪いので片流れの切妻屋根に設計変更して目一杯太陽電池を積みたいですね。
  こんな家が沢山建てば面白そうです。もちろんお金があれば直ぐにでもやってみたいものです。

やはり金が無いのも辛いものです!



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