昨日、日下さんの本「優位戦思考と暗黙智~日本人が守るべきもの」の話題でしたが、今日も、宮崎さんが日下さんの本『ついに日本繁栄の時代がやって来た』を取り上げてくれています。
時代が日下さんに追いついてきたということでしょうか。
宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより 平成29年(2017)1月20日(金曜日) 通算第5170号
宮崎正弘の国 際ニュース・早読み <中国の外貨準備、急減中。米国債まもなく1兆ドルを割り込むか?
書評 しょひょう BOOKREVIEW
冴え渡る日下節、今日も明日も元気で楽しい
日本が世界史のプレーヤーに躍り出る時代が来た
日下公人『ついに日本繁栄の時代がやって来た』(ワック)
『WILL』に連載されているコラムから選別し、並べ替えて加筆した集大成。目から鱗の一冊でもある。
なにしろ日下氏が言うのは世間一般、とりわけ官僚の世界からは異次元の話、ものの見方が異星人的である。日下ファンは、これを 「日下節」と読んで重宝している。
アベノミクス第一弾は三本の矢だが、金融出動、財政出動までは快適なエンジンだった。途中で息切れしたのは何故か。
新しいアベノミクスとは『日本出動』にあり、日本が発信するメッセージが次の世界を牽引するとその基本は楽天主義である。
かく言われる。
「新しい模範国として、日本はまもなくトップになるような気がする。それはこれまでリーダーだった国から新しい提案がでてこな いばかりではなく、日本は言わず語らずの裡に新しいことを次々と提示しているからである。(中略)
相変わらず欧米追従が進歩発展の道だと思っているらしいが、そんな考えはまもなく日本の半分だけになり、絶滅危惧種として残る ことになる。残り半分は欧米追随以外の道を歩む人で、いまは墜ちこぼれとか、ニートとか、変人とか、遊び屋のなかにいる。
山中伸弥教授は京大や神戸大では『ジャマナカ』扱いだったらしいが、ノーベル賞委員会が心を入れ替えて東洋重視、応用重視にな ると、日本での評価が変わった」
日米構造協議の延長になったTPPは、日本が裨益するところとは何もなく、アメリカが一方的に押しつけようとしていた貿易ルー ルだが、雲散霧消した。
日下氏は早くから、そう主張されてきたが、トランプの出現でTPPは本当に雲散霧消となる。
アメリカからルールを提示されて、たちまちその対応をとってきたのが日本。しかし、そろそろ日本がルールを決めてアメリカと 侃々諤々のルール協議をはじめるときが来ている、と日下氏はあらためて自尊自立の精神を、やさしく面白い比喩を多用して、諄々と 説かれるのである。
息抜きの清涼剤として有益な一冊である。
この日下さんの発想は凄いですね。日本の素晴らしさを再認識させてくれます。日本人が、皆日下さんのように日本の素晴らしさを知り、自信を持って世界と対峙することができれば、日本の時代は直ぐそこですね。
それにしても、半分は欧米追随が残るというのも面白いですね。変人の私は、少し時代が早かったのかも。何て、自分で慰めています。
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