ファーウエイのスマホでの復活には驚かされます。追い詰められたChinaのしぶとさに呆れれるばかりです。と言うか、それを許す世界の情けなさにがっかりです。
宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、こんなことではChinaを叩き潰すことができるのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)10月24日(木曜日)
通巻第8473号 <前日発行>
中国ファーウェイは如何にして7ナノ半導体を入手できたか
米、台湾TSMCを「貿易管理法違反」で調査へ
華為技術(ファーウェイ)の新製品MATE60シリーズのスマホに、中国が自主生産出来ないはずの7ナノ半導体が使われていた事実に米国は衝撃御を受けた。ファーウェイの販売はアップルを抜いて首位となった。
中国の威信を賭けた半導体企業SMICが生産しているのは、せいぜいが10ナノレベル、そのうえオランダ、日本、米国が半導体製造装置を禁輸しているのだから不可能の筈である。
米国商務省は、台湾のTSMCが貿易管理に違反し、当該半導体を第三国経由などで輸出したと睨み、調査に乗り出すとした。
台湾TSMCはただちに声明を発表し「われわれは法を遵守しており、当社から輸出されたことはない」と否定した。
しかしカラクリは簡単だ。
拙著『半導体戦争 中国敗北後の日本と世界』(宝島社)で指摘したが、TSMCのエンジニアおよそ300名が高給に釣られて、中国大陸へ渡ったのである。
https://www.amazon.co.jp/dp/4299047591/
技術者の視野狭窄は大局的にものごとを判断しない。
国家安全保障などとムズカシイコトは横に置いて、エンジニアとしての腕の見せ所を競う世界である限り、この類いの「不祥事」はこれからも起こるであろう。
なお、TSMCが熊本で生産している半導体は28ナノ程度の汎用品である。
結局は金の力にはかなわないようです。これが、人間の限界でしょうか。何とも残念ですね。
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