団塊の世代のつぶやき

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★ニクソンは「とんでもないフランケンシュタイン(中国)」と不安を述べていた

2020年07月30日 | アメリカ

 ポンペオさんの活躍を、28日、第3247回 の「★★中国を変えねば中国が私たちを変える」で、取り上げました。

  宮崎さんが、この演説を詳しく取り上げてくれています。その中で、ニクソンは「とんでもないフランケンシュタイン(中国)」を育ててしまったと反省していたそうです。
  田中角栄や大平正芳は反省していたのでしょうか。それ以後も反省していた政治家がいたとは思えません。せいぜい安倍さんくらいでしょうか。
  もっと酷いのが経済界ですから日本はやはり救い様がなさそうです。  

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)7月27日(月曜日) 通巻第6599号 

 ポンペオの演説会場に魏京生と王丹が招かれていた
  ニクソンは「とんでもないフランケンシュタイン(中国)」と不安を述べていた

 7月23日にカリフォルニア州のニクソン元大統領記念図書館へわざわざ飛んで、ポンペオ国務長官は演説を行った。
各紙、一面トップで取り上げるほどの画期的な演説だった。「アメリカ歴代政権の中国政策を誤りだった」とし、習近平を「破産した全体主義の信奉者」と規定し、さらに「民主国家に呼びかけて『新しい同盟』を結成しよう」とする演説だった。ちなみに7月23日を選んだのは、1789年フランス革命勃発の日だからだろう。

 1972年2月、ニクソンは北京を訪問し、周恩来と固い握手を交わして国交回復への道筋をつけた。実際の米中国交樹立は1979年のカーター政権になるが、米国はその後一貫して中国に肩入れし、経済的に豊かになれば中国は民主化するという甘い幻想をいだいてきた。その期待は完全に裏切られた。

 中国は輸出で稼いだカネを軍事費につぎ込み、強大な軍事力で周辺諸国を脅かし、世界的に最悪の不安材料と化けていた。ニクソンは晩年、「われわれはトンでもないフランケンシュタインをつくりあげてしまったのではないか」と発言したこともポンペオを演説の中で触れた。

 ニクソン記念図書館は通称「ニクソンライブラリー」と呼ばれ、ロスアンジェルスから車を飛ばして50分くらいのところにある。館内にはニクソン時代の様々な出来事や、ニクソンに関する記念品が展示され、周恩来と握手する等身大の像もある。売店ではニクソンのバッジやネクタイ、そしてニクソンの著作がすべて揃っている。中庭にはニクソンの生家が再現されており、中をのぞける。ニクソンが少年時代、いかに貧しい生活を送っていたかを偲べる。

 ポンペオは、この中庭を演説会場とした。参列者には魏京生(北京西単の壁の指導者)、王丹(天安門事件のときの学生指導者)を招待し、さらにポンペオは香港の反政府運動のリーダーである黎智英にあったことにも触れた。

 2018年10月のペンス演説から始まったトランプ政権の中国敵視は、オブライエン補佐官、バー司法長官、レイFBI長官、そしてポンペオ国務長官と、だんだんとオクターブが高まっており、いずれトランプ大統領の決定的な方針が出現するだろう。

 http://miyazaki.xii.jp/world-situation/index.html
なお、筆者はニクソン『リアルピース』の翻訳者であり、ニクソンとの独占インタビューを上記サイトに再録している。

  宮崎さんの活動は世界を網羅しているんですね。暴走老人で驚かされましたが、ニクソンにまでインタビューしていたとは。

  それにしても、日本の政・官・財・マスメディアはニクソンの反省を何とも思わないのでしょうか。やはり、単なるバカの集まりか。


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