設備投資に膨大な資金が必要な装置産業の弱みは、例え最先端を走っていた企業も古い装置を新しい物に入れ替えるには撤去と設置の二重の費用が必要です。
ところが、新参者は最先端の効率の良い設備の設置だけの費用で済みます。こうなると新参者に古参の企業は到底勝てません。
この冷厳な事実が日本の装置産業が特亜3国などに負けた理由の一つでしょう。
その典型とも言える半導体産業に面白いことが起きそうなのだそうです。
宮崎さんのメルマガで読者の声で最近興味深い記事を投稿してくださっている在米のKM生さんが紹介してくれています。
何と、あの半導体製造を今までと違った小さな装置で作る技術が日本で開発されているのだそうです。もしこれが実用化されれば世界の産業は一変することになるでしょう。
どこまで本当かは分かりませんが、是非実現して欲しいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)12月9日(木曜 日)
通巻第7152号 <前日発行>
読者の声
(読者の声1)「ものづくり太郎」という人が日本の産業を救う計画を熱心に披露なさっている。半導体の分野でもかつ て日本は 圧倒的に世界一であった、という嘘のような事実がある。
現在の最先端は台湾のTSMCがすでに握っており、これに挑む事は不可能。ところが、半導体にはピンからキリまで あり、裾 野が広く長く、その経済的な価値は大きい。製造工程にも改良の余地が多く、製品の納入期間が6ヶ月、1年先、しかも大量に発 注せねばならない、という不便がある。これを小規模に小さく、多種類、瞬時に作る半導体製造方法に変換し、独占して 勝つ。こ の案は、いかにも日本の現状の技術で可能であるようで、久しぶりにまだ日本にも未来がある、と思えました。
しかし日本の官僚主導の「観光立国」おもてなし文化、のような過去の遺産に頼る未来の計画とは矛盾するので、潰され る、か も。民間企業も新しい事は誰もしたくない。安い移民の人間の方がAI より簡単に利益が出る。
50分の日本語の動画。https://www.youtube.com/watch?v=8_Ttb9HuLQs
(在米のKM生)
通巻第7152号 <前日発行>
読者の声
(読者の声1)「ものづくり太郎」という人が日本の産業を救う計画を熱心に披露なさっている。半導体の分野でもかつ て日本は 圧倒的に世界一であった、という嘘のような事実がある。
現在の最先端は台湾のTSMCがすでに握っており、これに挑む事は不可能。ところが、半導体にはピンからキリまで あり、裾 野が広く長く、その経済的な価値は大きい。製造工程にも改良の余地が多く、製品の納入期間が6ヶ月、1年先、しかも大量に発 注せねばならない、という不便がある。これを小規模に小さく、多種類、瞬時に作る半導体製造方法に変換し、独占して 勝つ。こ の案は、いかにも日本の現状の技術で可能であるようで、久しぶりにまだ日本にも未来がある、と思えました。
しかし日本の官僚主導の「観光立国」おもてなし文化、のような過去の遺産に頼る未来の計画とは矛盾するので、潰され る、か も。民間企業も新しい事は誰もしたくない。安い移民の人間の方がAI より簡単に利益が出る。
50分の日本語の動画。https://www.youtube.com/watch?v=8_Ttb9HuLQs
(在米のKM生)
技術的なものは理解で出来ませんが、このシステムが日本の技術で実用化されれば日本の復活も間違いないでしょう。
それにしても、見事な発想です。
問題は、政・官の邪魔かもしれません。
さて、日本復活はなるか!
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