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★にっぽん再構築・地方議会が危ない

2016年06月05日 | 地方自治

  産経新聞が面白い記事をシリーズで書いてくれ 始めたよ うです。2015年7月14日 (火)、第 10 回の「お かしくないか坂出市議会」で、ヘイトスピーチ対策を求める意見書を可決したとの衝撃的な事件を取り上げまし たが、そ の後も、全国の地方議会の情けなさに怒りをぶつけた来ただけに、これは、楽しみです。

  今回は、あの舛添を知事にして、これだけ叩かれているにもかかわらず何にもしようとしない地方議会の代表である東京都議 会を取り上げ手います。
  あの知事選で、舛添を自民党が擁立した時点で、呆れましたが、未だに、こんなことをやっているんですね。完全に 腐ってま す。

  産経ニュースより     2016.5.28

  【にっ ぽん再構築・地方議会が危ない(1)】舛添知事の暴走なぜ止めぬ 首長と一体化でチェック機能なし 不祥事頻発 でも高額 報酬、政活費乱用…

       「都議会は何をやってるんだ」

      3月、東京都の舛添要一知事が韓国人学校の増設に向け、新宿区にある約6千平方メートルの都有地を韓国政府に貸与する方針を打ち出すと、ある 都議の事務所に苦情の電話が相次いだ。

     保育所や介護施設など都内で不足する施設はいくらでもある。「なぜ都民のために使わず、韓国人学校を優先するのか」と怒る都民の思いは切実だ。

     折しも3月議会の会期中だった。一問一答の質疑を行う予算特別委など、発言の機会は十分あったが、同問題について各会派とも “沈黙”した。

    この都議は「都有地の貸与については議会の承認はいらず、議会案件になっていない。地元から陳情や請願でもない限り、積極的には動けない」と語るが、都 庁には1500件を超す抗議電話が殺到した(12日現在)。舛添知事は、都有地の貸与について「都民の理解が得られ ると思う か」とする報道陣の問いかけ に、こううそぶいた。

       「都民って誰ですか。都民は1350万人いる。どんな政策をやっても批判がある。さっきの予算じゃないが、私の支持者が9割いて、1割反対。1割でも 135万人だ」

             □   □ 

    3月25日の都議会閉会日。「知事提案のすべての議案に、賛成の立場から討論を行います」

    本会議場に勢いのいい声が響いた。38日間の定例会は結局、共産を除く全会派が賛同し、舛添知事が提出した全議案を原案通り可決して閉会した。

     原案可決率100%-。知事へのチェック機能を放棄したかのような異常事態が都議会で少なくとも3年以上続いている。

     ある自民党の都議は「根回しは終わっている。本会議は単なるセレモニーだ」という。

     だが、都政に詳しい中央大の佐々木信夫教授(行政学)は「議会は知事の“暴走”をいかに修正し、足りないところを補うかに価値がある。双方が競い合うとこ ろに意味があるのに、知事と一体化し、オール与党化するならば意味がない」と指摘する。

             □   □

      舛添知事の高額海外出張費も3月議会中、すでに問題視されていた。自民党の宇田川聡史幹事長が代表質問で「海外出張より前に、なすべきことが あるのでは ないか」とくぎを刺し、公明も「知事の都市外交を高く評価している」としながら、経費の縮減と内訳公開を求める文書を知事に 提出していた。

     だが、知事側は内訳開示には応じず、突っ込み不足は明らかだった。3月定例会がこのように無風で終わるのを見届けると、知事は4月12日、15人の随行職 員を従え、ファーストクラスで訪米の旅に出た。

      公用車による別荘通い、政治資金による「家族旅行費」支出…その後発覚した舛添知事の疑惑の数々に、都庁には1万件超の批判が集まる。が、都 議会最大の 自民党内には今も、知事批判を強めることが得策かどうかを見極めたいとする「慎重論」が根強い。

      「まずは知事が説明責任を」。ある自民都議は様子見を決め込んだ。…中略

     最高峰が都議である。報酬は月額102万円。ボーナスを含めた年収は1706万3462円(27年度)。議会に出席すれば1日1万~1万2千円の“日当” も支給される。

     政活費も全国一の1人当たり月60万円。使途にも疑問符が付く。「会議費」の名目で高級すきやき店の弁当代を支払ったり、意見交換名目の「会費」の大半を 新年会費に回し、1日に6件はしごしたり。足を骨折した都議が年間約840回タクシーを利用し、全額政活費で充てて いた例 も。舛添知事の疑惑追及に腰が引 けるのもうなずける。

      26年度決算によると、報酬や政活費など127人の都議の“人件費”に、それを支える議会局職員約150人分の給与などを加えれば、都議会維 持の費用総額は計56億円に及ぶ。

      住民に見えない議会活動を支えるため、法外な税金がつぎ込まれる。地方議会はそもそも、誰のために存在するのか。これでは不要論にもつながり かねない。

                 ◇

    号泣元県議に代表される耳を疑う不祥事、暴走首長に弱腰で、有権者不在の議会運営…なのに報酬は世界最高レベル。地方議員に対する住民の信任はすでに地に 落ち、日本の民主主義が地方から崩れようとしている。少子高齢化など地域が直面する課題に、もっといかす方法はない のか。 「にっぽん再構築・第3部」で考 えたい。

      こんなことをやっていたら、参議院選挙にも影響するのじゃないでしょうか。今や、衆参同時選挙も諦めて、参議院で惨敗なんてことになれば、阿 部さんの目指す憲法改正も吹っ飛んでしまいます。
  それくらい、重要な問題であるという意識をもってもらいたいものですが、それが解るような議員なら、最初から舛 添なんか 担いでないでしょう。

  それにしても、国会議員以上に劣化している地方議員も選んでいるのは我々有権者ですから、やはり、日本人の劣化の結果で す。もしかしたら、見えて来ていると思った日本の素晴らしい未来は無いのかも。



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