日本的経営の素晴らしさは、社長と平社員の給料の開きが少なかったことですが、経営陣の劣化とグローバリズムの営業で流石に昔とは違って格差が広がっているようです。
それでも、世界の馬鹿げた差が無いのは、まだまだ経営者に日本人の心意気や世間並という枷があるのでしょうか。
そんな役員報酬の面白い記事がありました。トヨタの最高給が初めて10億円を越えたのだそうです。ところが、これが社長じゃなく外人の副社長だそうです。
社長はぐっと下がって半分以下のようです。どういうことでしょう。
産経ニュースより 2018.6.25
トヨタの役員報酬、初の10億円台はルロワ副社長…豊田章男社長は3億8000万円
トヨタ自動車が25日発表した平成30年3月期の有価証券報告書によると、ディディエ・ルロワ副社長の役員報酬は前期比3億 4300万円増の10億2600万円だった。1億円以上の報酬開示が上場企業に義務付けられた22年3月期以降、トヨタで10億 円の大台を超えるのは初めて。グループ世界販売が過去最高を更新するなど、好調な業績を反映した。
豊田章男社長は5800万円増の3億8千万円、内山田竹志会長は200万円減の1億8100万円だった。トヨタはルロワ氏の報 酬について業務内容や責任の重さ、出身地域の報酬水準などを踏まえ「優秀な人材を確保する観点から総合的に判断した」と説明して いる。
ルロワ氏はフランスの自動車大手ルノーからトヨタに転じた。報酬はトヨタ本体に加え、会長を務めるトヨタの欧州子会社分も含ま れる。
社外取締役3人を含めたトヨタ取締役12人の報酬総額は、2億3300万円増の19億1700万円だった。
何だか面白いですね。世界からスカウトしてくるにしても日本の給料じゃあとてもじゃないが誰も来ないということなのでしょう。
かと言って社長の給料をそれに合すと役員全員を挙げる必要がある。と言うことで、敢えて、社長の給料も押さえているということでしょうか。
それにしても、トヨタの社長の給料が3億8000万円が、高いのか安いのか。ゴーンさんは確か去年でも10億円前後だったはずですが、これも外人さんですから比較にならないのかも。
兎に角、まだ日本的報酬以内と言えるのじゃ無いでしょうか。これが何百億円とかなるともう日本の企業も終わりでしょう。
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