昨日に続いて、ボロボロの韓国の話題です。年 末の日韓 合意は、賛否両論ですが、どちらかといえば、保守の中に、不満がたまっていると言っても良いでしょう。
そういう私も、気持ちとしては納得が行かないものがあります。ところが、どうやら風向きが変わって来ているようで す。と言う のも、昨日も取り上げた朴政権のポピュリズムが命取りになりそうな雰囲気です。
安倍さんは、ここまで見越して、あの日韓合意に踏みきったのでしょうか。とすれば、やはり、安倍さんはただものじゃ ないです ね。果たして、真実はどうなんでしょう。
産経新聞が面白い対談を載せてくれています。
産経ニュースより 2016.5.3
【島 田洋一&加藤達也 特別対談(2)】慰安婦問題 「米は、韓国は余りにしつこいと」「日韓合意は破棄した方が損をす る」
本紙社会部の加藤達也編集委員と福井県立大の島田洋一教授の対談。2回目は、米から見た韓国の朴槿恵(パククネ)政権の評価から、慰安婦問題までを議論 した。
加藤「アメリカのオバマ政権は韓国の朴槿恵政権をどのように評価してきたのですか」
島田氏「米韓の自由貿易協定(FTA)に関しては、共和党のほうは積極推進してきて、オバマ政権もヒラリー国務長官 が、今は態 度を変えましたが、FTAや環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の推進派だった。民主党としては全般に労働組合の利益などを重 視するので、自由貿易協定に否定的な態度の人が多いですが、共和党全般は自由貿易協定の推進派です。オバマ政権の唯一評 価できる ところは、貿易に関してはかなり自由を推進する姿勢があったことだと思います。そういう意味で、オバマ政権とむしろ共和党が組ん で、自由貿易を進めようと。韓国はそれに乗ってきましたから、その意味でアメリカはかなり朴槿恵政権を大事にしてきまし た。もち ろん韓国国内でもFTAに相当反対論はあったわけですが」
加藤「激しい反対がありましたね。街頭デモなどは日常茶飯事でした。李明博政権当時の2011年11月、当時の与党ハ ンナラ党 が国会で米韓FTAの批准同意案を強行採決の上、可決したのですが、その際には野党議員が議長席にデモ鎮圧用の催涙弾を投げつけ て議場内が大混乱に陥り、国内は国家・投資家間における訴訟制度(ISD)条項に対する警戒感が蔓延。とてもではない が、米韓 FTAがまともに機能するようになるとは思えなかった」
島田氏「それを朴槿恵氏が抑えてくれたので、その当時は私の親しい下院議員のスタッフも『朴槿恵は非常に勇気を出して やってく れている』といっていましたね。そのころ評価は高かったと思います」
加藤「慰安婦問題についてはどうですか」
島田氏「それは基本的に、朴槿恵氏が告げ口外交といわれる対応を取って、当初は私の印象ではアメリカの保守系の人たち も『朴槿 恵は女性でもあるし、こだわるのも仕方ないのだろう。だから日本側がもう少し目に見える形で譲ってあげたらどうなのか』という反 応が多かったのですが、そのうち『韓国はあまりにもしつこいじゃないか』という反応のほうが強くなってきました」
加藤「昨年12月28日の日韓慰安婦合意を経て、最近の反応はどうですか」
島田氏「実は先週にワシントンに行ってきたのですが、韓国で与党が総選挙に負けた直後に、在米日本大使館のある幹部が リチャー ド・アーミテージ元国務副長官に会いにいったというのです。その幹部が『(韓国の総選挙で)野党が勝ったので、韓国側から慰安婦 に関する日韓合意を破棄しろという話が出てくるのではないかと心配している』といったところ、アーミテージ氏が『まった く心配す る必要はない。なぜなら両方が歩み寄って、国内的に難しい問題はあっても最終的な合意をつくった。それをわれわれも支持してき た。もし合意を破棄する勢力があればアメリカはそちらを批判する。韓国がもし破棄といったら厳しい姿勢を取らざるを得な い』と いったというのです」
加藤「韓国は対日外交ではルール無用の振る舞いが目立ちました。左派系野党はトップ自ら、『政権を執ったら日韓慰安婦 合意は破 棄する』と息巻いていた。だから大使館幹部の懸念は、もっともだと思います」
島田氏「日本大使館の分析をいろいろ聞いたのですが、やはり明らかに慰安婦問題に関しては、昨年末の日韓合意以来、 『ようやく これで片付いてよかった』とアメリカの保守系の人たちはそういう感じがある。蒸し返すのは、蒸し返したほうが厳しく批判されると いうことです。個人的にあの日韓合意は韓国を分裂させるプラスがあったし、アーミテージの反応のようにアメリカ側を『こ の問題は 終わった』という方向に持って行ったというのはプラスでした。
加藤「すると、諸手を挙げてよかった、終わったと宣言できる内容だったと?」
島田氏「ただし、日本が『性奴隷』を認めたというような誤解が広がった面もある。そのファクトをきちんと、今後説明し ていかな いと、マイナス面のほうが長期的に大きくなる可能性もあると思います」
加藤「韓国の中の様子をみると、早速、今回の選挙で一瞬だけ議会第一党になった『共に民主党』という政党があるのです が、トッ プである文在寅(ムン・ジェイン)代表が破棄を明確に宣言しているんです。もう一人の共に民主党からたもとを分かった安哲秀(ア ン・チョルス)氏、割と合理的な人ですが、この人物も付和雷同的なところがあって調子が良い。彼らが大統領選挙を前に野 合的に くっついていって、左派的世論がある程度、強くなっていくと、これはまた破棄だと。破棄はおろか合意そのものが彼らの記憶になく なってしまう可能性があるという流れを懸念します」
島田氏「アメリカにおいてはアーミテージ・ナイグループというのがあって、アーミテージ氏は共和党の人、ジョゼフ・ナ イ氏は民 主党の人なんですが、アーミテージ・ナイリポートという安全保障に関する有名なリポートがありますが、アーミテージ氏とナイ氏は 党は違いますけれど、それぞれ緊密な関係を保っていてアーミテージの弟子筋、これはマイケル・グリーン氏とかラン ディー・シュラ イバー氏とかいろいろいるわけですが、それからナイの弟子筋、これはカート・キャンベル氏だとか民主党人脈。彼らは党は違うので すけれど、常に一体となってどちらの党が政権を握っても、東アジア政策は自分たちのグループで動かすと。悪い言葉を使う と一種の 利権集団的の面もあるのですけれど。アーミテージ・ナイグループに関していうと日韓合意を破棄するなんていったら、破棄すると いったほうがけしからんという格好で大体、意思統一ができているように思うんです」
加藤「米国は年内に大統領選を迎えますが、外交政策の安定感に特別の影響は出ませんか」
島田氏「トランプ氏が大統領になるとか分からない要素もあるんですが、基本的に民主、共和、どちらの政権になっても、 このグ ループ、例えばヒラリー氏が政権を取ったとすると、カート・キャンベル氏なんていうのはヒラリー国務長官の下で国務次官補をやっ ていた。当然また重要ポジションで国務省入りすると思うんですが、キャンベルが入るというのは、やっぱりアーミテージ・ ナイグ ループが東アジア政策を教える、抑えるということです。だから、このグループをきっちり捕まえておくことが大事でして、このグ ループの動向が一番重要な要素になってくると思うのですが、韓国が合意を破棄するといったら韓国を批判してくると思いま す。だか ら『日本は何も心配する必要ない』というアーミテージの発言が出てくるわけです。日本としては淡々と、『日本は日韓合意を守りま す』と言い続けたほうがいい。そのうえでファクトに関してはちゃんと情報発信をして、韓国側がそんなことをいう日本が 『事実上合 意を破棄している』といってきても『日本は絶対合意を破棄しない』と。ただしファクト説明するのは別だと押し通していくべきだと 思います。一部の日本の保守の中には、あの合意は日本から破棄すべきだという人がいますが、私がアメリカの状況を見てい る限り、 それを日本がやると損するという感じはあります。むしろ合意は守りますよといいながら、ファクトの説明という格好で保守の人たち が自分の主張を発信していけばいいわけです」
=(3)に続く
良いですね。本当に、安倍さんが、ここまで見越していたのでしょうか。いずれにしても、日本は韓国を相手にせずに、 真実を世 界に向かって発信していれば良いのです。
そのためには、やはり、あの反日売国外務省をなんとかしないといけませんね。どうあっても、解体するか、別組織の設 立を急ぐ べきです。それさえ、きちんとやっていれば、韓国など相手にする必要は全くないでしょう。やりたいようにやらせて、自滅するのを 見ていれば良いのです。
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