フンセン(カンボジア首相)が、Chinaの指令でもあったのか突然モルディブを訪問したようです。
これも宮崎さんが取り上げてくれています。宮崎さんの情報網には恐れ入ります。
それにしても、Chinaの下僕フンセンは何をする積もりでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)1月16日(月曜日)弐 通巻第7593号
フンセン(カンボジア首相)が唐突にモルディブを訪問
『中国の代理人』として何を目論んでいるか
1月15日、カンボジアのフンセン首相は三日間の予定でモルディブ訪問に出発した。これを真っ先に伝えたのが、なぜか中国の新華社だった。
カンボジアは君主国である。ところが君主はまるで存在しないがごとくにひっそりと王宮で過ごされ、国家のすべての決定は独裁首相のフンセンが握る。かれ は首相の座に37年居座っており、アセアン会議などで中国非難決議をかならず葬る。だからフンセンは「中国の代理人」と言われている。
受け入れるモルディブは親中派だったヤミーン前大統領が、空港拡張工事や首都マレとの間の海上大橋の建設で中国投資を受け入れ、まんまと「借金の罠」に落ちた。中国の狙いは無人島の租借、海軍基地化にある。
モルディブは1192の島嶼からなる国家で人口僅か55万、そのうちの145の島がリゾートとして世界から観光客を集め、日本人カップルにも人気が高かった。
ヤミーンは2013年から18年、大統領職にあった。かれはガユム元大統領の異母弟でレバノンと米国の大学で学んだ。ヤミーン政権では汚職が絶えず、 18年に現大統領のモハメド・ソリに敗れ、裁判にかかって禁固刑五年。ソリは等距離外交を唱え、インドに再接近した。カンボジアのレルム海軍基地は中国の 軍港化の懼れがあり、またモルディブの隣のスリランカもハンバントタ港は借金の罠で中国の軍港となった。
はたしてフンセンは中国の代理人としてモルディブで何をするのか?
どうも嫌な雰囲気ですね。習皇帝がまだしぶとく粘る積もりなのでしょうか。きっと、一帯一路(BRI)を諦めたくないのでしょう。とは言いながら何が起きるか分からないだけに心配です。
それにしても、本当にしぶとい習皇帝です。
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